手抜き料理じゃない

市販の「めんつゆ」を使って料理するのは今は常識です。
なのに手抜き料理だなんていう人がいます「手抜き料理とは何か」をわかっていない人が言っています
「めんつゆ」を使って調理するのは【手抜き料理でない】というのを知る
【めんつゆ】は【万能調味料】と思った方が【古い人間と言われない】

「めんつゆ」が万能だと気づくいたら【色々使う事】

ちょっと前のニュースで見たが
家庭料理に市販の「めんつゆ」を使うのは、手抜きなのか?

市販の「めんつゆ」を色んな料理に使っている人の料理は
「1から出汁をとり料理を作っている人から言わせると手抜きだ!」
イヤイヤ
「市販のめんつゆは手軽で簡単に調理ができるのに使わない方がおかしい!」
というようなバトルが起こっていました

私はこの記事を読んで
ちょっと昔の頑固おやじがいる家庭の味噌汁を思い出しました

40年以上にもなりますが
そのころから市販の「めんつゆ」はありました
どちらかというと粉末の「出汁の素」の方が多く使われていましたね

便利なものが世の中に普及し始めたころ
当時のオヤジ連中は確実に「出汁の素など使うな!」と言っていましたね

「昆布、いりこ、鰹節などを使って出汁をとってから味噌汁を作る」
これはどの家庭でも当たり前で、我が家にも出汁専用のこし網がありました
確かに
当時の市販の「出汁の素」は化学調味料の味が強くて
1から鰹節などでとった出汁とは大きく違いがありました

ただ
「40年以上も前の話だし・・・」とも思いました

最近の市販の「出汁の素」「めんつゆ」は美味しいんです

家庭料理に市販の「めんつゆ」を使うのは手抜きなのか?

これについて私の見解は「手抜きじゃない!」です

市販の「めんつゆ」を使うことの

メリット
〇 味つけの調整が簡単
〇 時短
〇 料理の幅が広がる?
〇 材料費が安くなる?

デメリット
〇 味がいつも同じ
〇 大容量を買わないと損
〇 消費期限内に使わなければならない
〇 材料費が高くなる?

その他にもいろんな意見もあると思います

順番に解説します

メリット

味付けの調整が簡単
「めんつゆ」には多くの種類がありますが、たいてい美味しいです
メーカーごとに特徴があり料理別に分かれているものもあります
この料理別というところで
メーカーは「めんつゆだけど色んな料理に使えますよ」と提唱してます
「めんつゆ」は「うどん」や「蕎麦」だけのつゆではないということです

メーカー独自の旨味成分(イノシン酸、グルタミン酸、グアニル酸)
※旨味成分については過去の記事を参照してください

時短
これは説明するまでもなく出汁をとらなくてよいのですから
絶対に時短で調理できます

料理の幅が広がる?
?マークをつけましたが個人差がかなりあります
「めんつゆ」を利用したら「アレもコレも・・・」
アイデアが湧いてくる人で色んな料理に挑戦する人です
確実に料理の幅(レパートリー、バリエーション)が増えます

材料費が安くなる?
これにも?なマークをつけました
安い材料を使って「安いめんつゆ」を使えば安くなります
高い材料を使って「高いめんつゆ」を使えば高くなります

当たり前のことですが
ここで私の個人的観測は
安い食材を使う人(節約志向)とか食費を抑えたい人は
「めんつゆ」も安いものを買います
高い食材を買える人は「めんつゆ」も高級なものを買います

おそらくこうなりますね

デメリット

味がいつも同じ
同じめんつゆを使い同じ料理なら確実に毎回、同じ味です
食材を変えても「めんつゆ」が同じであれば似たような味になります
「めんつゆ」を色々変えてみるのもよいかもしれませdん

大容量を買わないと損
容量は少ないものと多いものがありますが
だいたい250mlから350mlぐらいのものが多く並んでいます
高級路線のメーカーは大容量はあんまりないですね
元々少し安い「めんつゆ」は大容量があります。1ℓとか1.5ℓとかです
その場合確実に大容量の方が得(徳)です
(お徳用と書いていますしね)

消費期限内に使わなければならない
だいたいの場合消費期限内に使い切ります
ただ、高級な「めんつゆ」は消費期限が短いものがあります
それは
出来るだけ添加物を入れずに手作り感の味を追求するから日持ちしない
そういう高級の「めんつゆ」は量が少ないから使い切るでしょう
しかし
お徳用の大容量を買ったときに
消費期限内に使い切れないということも起きます
(消費期限が短くて安い時もある)
買うときに消費期限の確認と使い切る自信があることが重要

材料費が高くなる
これは先ほどの材料費が安くなるの正反対の現象ですね
安い材料を使い安い「めんつゆ」なら原価を抑えられます
高い材料で高い「めんつゆ」なら高くなります
ここで注意したいのは
もし高級食材を誰かからもらったとしたら
安い「めんつゆ」で調理してしまうともったいない気がします
そのときだけ「めんつゆ」も高いものを使っても良いのですが
そうするとせっかくの節約が台無しです
高級食材をもらったときは「めんつゆ」を使う料理以外を考えましょう

「めんつゆ」を使うことを手抜きと言わせない

手抜きという表現そのものが罪悪感があるのではないでしょうか?

クックパッドなどのレシピサイトには堂々と手抜き料理が掲載されています
おそらく「手抜き料理は悪くない」という人達の逆襲かな(笑)

仕事上での手抜きは許されませんが
料理を作るのに「手抜き料理」という言葉は違和感があります

私も元中華の料理人として言わせてもらえば
家庭料理で息抜きはあっても手抜きはないと思います

特に市販の「めんつゆ」を使って調理することは確実にありですね

考えて見れば
ファミレスとかはセントラルキッチンで独自のタレやつゆを作っていますが
市販の「めんつゆ」だって研究してかなり美味しいものを作り上げています
つまり
市販の「めんつゆ」を使って調理するのが手抜きというなら
ファミレスの料理はすべて「手抜き料理」になります

料理を作るうえでの手抜きとは
例えば
魚の下処理でウロコをがキレに取れていないとか
とんかつで肉に下味をつけないとか
先に揚げてから煮込むのに揚げないとか・・・
【料理の下準備的要素をちゃんとしなかったときが手抜き料理になります】

お惣菜を買ってきて食卓に並べて
市販の麺つゆでチャチャっと野菜炒めを作って
冷凍ごはんを温めて完成
こういうのは手抜き料理でなく「当たり前です」

子供のことや疲れた旦那さんに手料理は大事です
しかし
共稼ぎで料理をゆっくりできない人などは
休みの日にゆっくり時間をかけて料理する時間がある時だけ頑張ればよい
普段の忙しい日は市販の「めんつゆ」とかお惣菜とかを利用して
「効率よく」「時短」で料理するのがベストだと思います

「めんつゆ」にちょい足しで味がころっと変わる

基本的にうどんや蕎麦に市販の「めんつゆ」を使いますね

特に夏場の「そうめん」や「ざるうどん」などは重宝します
そのとき
生姜やワサビ、ネギなども入れると更に市販感はなく美味しいですね

もう1つ私がよくるのが数種類の「めんつゆ」を混ぜるのです
「めんつゆ」を特売しているときなどはすかさず買いましょう
値段は同じでもメーカーが違うものを混ぜればかなり美味しくなります

それともう1つは
「めんつゆ」と「酢」混ぜるとポン酢っぽくなります

割合はお好みで「めんつゆ」と「酢」を混ぜるだけです

ちょい足しもあれこれ入れすぎると逆効果ですから
炒め物なら、ニンニク、ガーリックペッパーとか
煮込み料理なら生姜とかです

あくまでもちょい足しですから
お金も時間もかけすぎないようにしないと意味がないですね

最後にまとめ

料理を作るときに出汁も必要なら
醤油、味醂、砂糖、塩などが必要な時があります

その出汁と調味料の代わりに市販の「めんつゆ」を使うだけです

賢く上手に使って何よりも美味しければ問題ないですね

めんつゆは【効率の良い便利な調味料】です