得意料理たい苦手料理

今も昔も「美味しいものを食べたい気持ち」は多くの人が持っています
でも、美味しいものを作れるか?っという以前に料理は得意、苦手な人に
分かれているのも事実です。どうせなら料理は【得意】な方がイイですね
得意になる方法より苦手を克服する方が早いです。難しくありません
食べることが好きで料理はちょっと【苦手】な人に【朗報】です

得意な人、苦手な人の【特徴】そのあと【苦手の克服】を書きます

先ず今回は
プロの料理人の話は控えめにして家庭料理の得意な人と苦手な人の話です

少しだけプロの料理人のあるあるを書いておきますと

実はプロの料理人でも作るのが嫌な人もいます

へ理屈になるかも知れないが
料理を作るのが【嫌(いや)】なのと【嫌い】は違います

毎日毎日仕事で料理を作っている人が
休みの日、自分のために作るのは嫌だ・・・
まあ、めんどくさいって人は多いということですね

恋人や友人、子供のためなら喜んで作りますよって人
長年連れ添った「嫁」にはどうかわからないけど・・・

料理人が本気で料理を作るのが嫌いな人はいないと思います
私がホテルで仕事していた時
パティシエで甘いのが苦手って人がいました
フェアでケーキバイキングの時は本気で怒ってました(笑)

では家庭料理でプロでない人の話です

私は中華料理のコックを32年間やってましたから
料理が得意な人と苦手な人の見分けはつきます

料理が苦手な人の特徴

  • めんどくさがりや
  • 細々とした作業が嫌い
  • 生肉や魚を触るのが嫌な人
  • レシピ本などを読むのが嫌い
  • 自分が好きなものしか作れない
  • 料理を作ったことがあんまりない
  • 調味料の種類を理解できていない
  • 下ごしらえができない
  • 包丁を使えない
  • 食に興味がない
  • 料理を作っていて楽しいと思ったことがない

など

料理が得意な人の特徴

  • 効率的に物事考える
  • 何でも適当にするのが嫌い
  • どのような食材でも抵抗なく触ることができる
  • レシピ本を読むのが好き
  • 作ったことのない料理に挑戦するのが好き
  • 毎日料理を作ることは苦にならない
  • 調味料の区別や香辛料も使い分けできる
  • 料理は下ごしらえが大事だと思っている
  • 包丁使いは自慢できる
  • 食にはとても興味がある
  • 料理を作っていいる時は楽しい

など

上記の対比はお気づきだと思いますが全く逆ですね

特に性格面では真逆と言っても良いかも知れません
ただ
性格面だけでは一概に料理が苦手か得意かは判断できないです
例えば
部屋の掃除などは大雑把で雑だが
料理に関しては細かな作業をするし結構、几帳面である人

小説やビジネス書など本そのものは読まないけど
レシピ本やレシピサイトはたくさん見ている

これは
一人の人間の二面性とでも言いましょうか
大雑把な性格でも料理に関しては几帳面であるということです

結論から言いますと
1番の苦手と得意の違いは
【料理を作っているときに楽しいか楽しくないかです】

ただ
誤解しないでほしいのは
料理を作るのが楽しい人でも料理が下手な人はいます

その逆で数は少ないですが
料理が苦手だという人でも料理が上手な人もいます

数学とか物理とかが好きな人に多いのですが
料理も公式で考えてしまうタイプですかね・・・
この場合の料理が上手と言うのは
科学的根拠によって作られた味ですから食べて不味くはない料理になります

ここでまたちょっとプロの話を挟んでおきますが
プロの料理人は
長年の経験と日々の努力で得た技術によって
その日の「勘のようなもの」と「経験で身についた科学的根拠」によって
安定した美味しい料理が作ることができます

料理の基本を学ぶことでだんだんと料理が得意になる

料理は
【苦手なままでイイ】

 

 

 

✅ 美味しい料理を作ってくれる人がいるし
外食すればいつでも自分が好きなもの美味しいものが食べれるから
自分が作るのは苦手でも下手と言われても構わない、料理は作りたくない
✅ 主婦だけど料理が苦手で子供や旦那からの評判も悪いけど
【たかが料理だし←これ根本的に料理を作ることを舐めてる人】
それよりも他に好きなことやって生きたいって人は
ここから先は読まない事をお勧めします

では
料理に限ったことではありませんが、作る、創作するには基本が重要です
料理の基本と言ってもたくさんありますが
一度に上級者の基本をマスターするのは時間と努力、気力が必要です
料理が苦手だという人は最低限の基本を覚えましょう

最初に覚えることは3つのことだけです。

そのあとは応用問題です

では

1 基本調味料の組み合わせの味を覚える
これは難しくありません
醤油○○ccとか大匙○○とかで覚えるのでなく割合で覚えてください
和食の職人が使っているのが役に立ちます

4杯1杯とか6杯1杯、8杯1杯・・・って言ったりします
「何それ?」ですが
和食の場合は
合わせた調味料(醤油、砂糖、味醂など):出汁です
4:1・6:1・8:1と言うことです
この感覚で
例えば
醤油1に対して砂糖1だとしたら、どんな味かを覚えましょう
醤油2で砂糖1なら、醤油3で砂糖1・・・

甘辛い(甘じょっぱい)味を想像できますが甘さ塩味(醤油は塩けです)
この割合を覚えてしまえば苦手の克服第1です
塩と砂糖を混ぜてその割合の味を覚えてください
酢と砂糖、塩、醤油などの組み合わせもありますが
一度覚えてしまえばあとはその応用です
最初は計量カップやスプーンで計ってもOKです
2 牛肉、豚肉、鶏肉、魚の味の違いを知る
これって見ただけでも違うでしょ・・・ですが
例えば
醤油1 砂糖0.5 水3でそれぞれの肉を3分煮込みます
(大きさはどれも同じで3分で火が通るとします)
肉を食べずにその出汁を食べてみると全く違います
つまり
牛肉、豚肉、鶏肉、魚の出汁の違いを知るとまた苦手を克服第2です
3 野菜の火が通る時間を知る
これも意外と苦手な人は解っていない人が多いですね
ニンジンは固いから火の通りが遅い・・・?
確かにシチューなどは柔らかい方が美味しいですね
しかし
ニンジンは生でも食べることができる野菜です
ジャガイモも固いですから火の通りは遅いですね
ですからしっかりと時間が必要です
と同時に
ジャガイモは生で食べるのは不向きです
つまり
生で食べることができる野菜とそうでない野菜を知り
料理によって異なりますが、どれだけ火を通すのがベストか?
これを覚えると苦手の克服第3です

この3つだけ?基本?と思われがちですが
この3つの基本をまず覚えるとかなり苦手が克服できます
全てを1度でなくても順番に確実に覚えましょう

✅ 料理が苦手な人は
味つけが上手くいかないという人が多いです
味つけの基本は
甘味、塩味のバランスと酸味、辛味(苦味)、旨味です

味覚 

基本味主な物質
塩味食塩
甘味砂糖、ブドウ糖、果糖
酸味クエン酸、ビタミンC
苦味カフェイン、ニコチン
うま味グルタミン酸、グアニル酸、イノシン酸

✅ 肉や魚、野菜を一緒に炒めたり煮込んだりしますが
基本の肉や魚の味を覚えておくと、それに次の味をプラスするだけです

✅ 野菜は主菜にもなるけど副菜が多いですね
その野菜は生で食べれるのか?火を通さなければならいのか?
そこをしっかりと把握することは重要です

この後にも書きますが
料理の基本の中の基本を覚えてしまえばあとは応用です

一度食べた味は脳が記憶する

記憶媒体

ここからは応用編です

料理を作ることが苦手でも食べることは好きって人は多いです

この食べるという行為は
空腹を満たすだけでなく、疲れをいやしたり家族を幸せにしたりします
食は「人を良くすると書く」なんて言いますからね

ただ
料理が得意な人は外食などで初めて食べた料理、味を分析とまでは言いませんが
見た目、盛り付けと同時に使われている食材など気づいたことを記憶します
そして
重要なのはここからです
高級料理であっても高級食材を使わずに
それらしき味のものを再現して自作してみます
そっくりそのまま作るのは無理で当然ですが
なんとなく【もどき料理】は作ることができます

例えば
中華で有名な「青椒肉絲」だったとしましょう
お店で食べたのは牛肉だったけど家で作るには高いから豚肉にして
あとはピーマン・・・でも調味料がなんか特別なものが入っている気がする
得意な人でも一度はレシピを検索します
そして
オイスターソースや甘酒が入っている・・・「なるほど」となります
あとは
食べた味の応用問題ですから、食材や調味料をアレンジして作る

ポイントは
お店で食べたものの味を興味をもって覚えておいて
(忘れそうだったらメモなどに残しておく)
後日それなりの材料で【もどき料理】を作る

これを繰り返せばかなり料理が得意になっていきます

美味しい味も不味い味も意識して覚えるようにする
食べた味は脳が記憶する仕組みになっています

ただ
漠然と何も意識しないで食べていると美味しい不味いくらいの判断はしますが
何が使われているのか?このおいしさの秘密は?の真相には迫れませんね

料理が苦手で少しでも克服したい人は
意識して食べた料理を分析して記憶して再現しましょう

料理が得意な人は基本をしっかりと把握している

繰り返しになりますが
味付けなどの基本がわかっていれば
見よう見まねで食べた味の記憶をたどりながら再現するのも得意になります

それが出来るようになってくれば料理を作るのが楽しくなってきます

それともう一つは
何でも良いから得意料理をマスターする
ここでのマスターは確実にいつ作っても同じ味が再現できて
自分流でもいいですから誰もが美味しいと言ってくれる料理です

それが自分が最も苦手としている料理なら尚更良い結果になります

私も経験があります
現役で厨房でバリバリ料理を作っていた時、10年目くらいのときに
「什錦炒麺(シーチンツォーメン)」あんかけ焼きそばと言われるもの
中華では肉や野菜と炒めた「上海炒麺」と
あんかけ焼きそばの「什錦炒麺」に分かれます
その、あんかけ焼きそばを作るのが苦手で
どちらかと言うとあんまり作りたくない時期がありました
決して不味くはなくお客さんも普通に食べて問題もなかったのですが
自分では
工程も含めて今一美味しくないし作っていて楽しくなかったですね
でもそれではお客様に失礼ですから
何とかグレードアップして自分が満足いくを什錦炒麺を作ろうと
毎日毎日、納得いくまで作って食べました
約1か月かかりましたが
麺から見直してありとあらゆる方法を試して【克服】しました

あんまり得意でない料理を1つでもマスターしてしまえば
それが自信になり他の料理を作るときに役立ちます

ポイントは
何でもいいから1品、得意な料理を作る

料理はレシピだけを見て作っても上手になれない

料理が得意な人でも環境は様々です
子供のころから婆ちゃん、母、父などが料理を作る姿を見て育ち
料理を作ることに興味をもち作ることが好きになった人もいます
(私はそのパターンです)

中学、高校などの卒業前に進学するのか?働くのか?
その時にいきなり板前の修業から入ってだんだんと料理が好きになる人
なんとなく料理の専門学校へ行き卒業するときになんとなく好きになった人

人それぞれですが
料理が好きになり、作ることが楽しくなれば苦手意識【克服】出来ます
苦手でどうしても晩御飯作らないと駄目だから
レシピ本を見ながら毎回作っている人は【苦手は克服】できません

得意な人も最初はレシピ本を見るかもしれませんが
ササっと見ればだいたいわかります
そのあとは自分流でも良いからアイデアが膨らみより美味しいものができます
その時は楽しいはずです

苦手な人は
レシピ本を見て料理を作っているときは思考が停止しています
つまり
レシピ本に頼りすぎてその通りとにかく作るだけで
アイデアとか応用するまで思考が働きませんね

そうなると駄目です

繰り返しになりますが料理は応用問題です

プロの料理人でも
性格は短期で不器用で気性も荒い人間はいます
しかし
料理を作るときは繊細で丁寧で愛情も注ぎます
つまり
性格と料理の得意、苦手は全く0ではありませんが
比例しているとは限りません

それよりも
先にも書きましたが料理を作るときが【楽しいか?楽しくないか?】
これが最も重要な部分です

料理を作るのが楽しくなるために「何をするか?」
再度読み直してみてください

最後にまとめ

日々食事をしますが外食ばかりの人も多い昨今ですね
しかし
家で食べる「内(家)食」も見直されています
それは
人それぞれの経済状況もありますが
節約志向が高く家で作って食費の節約もしようという人が多いからです
その時に
どうせ作るなら楽しく美味しく作りたいですよね
食材が安いものであるならそれをいかに美味しくするか?
そういうのが楽しくなってくれば料理は【得意だ!】となります

料理を作るのはちょっと【苦手だなあ~】と言う人は
是非この機会に試してみてください