最近、肉じゃが食べました?

「そういえばしばらく食べていない」と言う人が多いのです
なのに
特に男子におふくろの味と言えば肉じゃがです
っと答える人は多いのも事実
女子も肉じゃがは「恋めし」だから
絶対にレシピは習得しておかなければならない?

おふくろの味とか恋めしが肉じゃがの時代は古いかも知れません

でも肉じゃがを、あなどってはいけませんよ

 

肉じゃがは何故おふくろの味と言われるようになったのか?

肉じゃがが何故おふくろの味の定番か?と言うと

ズバリ
昔の家庭料理で多く作られていたから!

ただそれだけです

昔と言っても1970年代初めではないでしょうか・・・

50年以前の食については
筆者が記憶しているところ
カレーもあり、ステーキもあり、鶏のから揚げもあり
オムライスもすき焼きもハンバーグもetc
実は
今も誰もが大好きな料理ばかりだったかもしれません
と言うと
「イヤイヤ、青菜の煮物だとかナスの炊いたんとか焼き魚だとか
あんまり子供が好きではないものが多かった」
って人も多いのではないでしょうか

それも事実です
子供があんまり好きでないような夕食も多かった
母親は子供の成長、健康のためにと工夫していたと思います

おふくろの味=子供のころに食べた記憶の味みたいな使われ方ですね
つまり
子供のころの美味しかった食べ物、味、それがおふくろの味です

そして
平成生まれの人達は、
昭和のおじさんたちが雑誌やテレビで
肉じゃがをおふくろの味にしてしまったものを
今なお引き継がれてそう思っているだけです

平成生まれの人達に
おふくろの味と言ってもピンと来ないかもしれません
平成生まれのおふくろさんは、まだかなり若いですよね
✅(令和生まれの人はどうなるんだろう?)

肉じゃがについてじっくり考えて見よう

肉じゃがの生みの親であるとか発祥の地は?
色々書かれていますよね
中でも
東郷平八郎説が面白いですよね
東郷平八郎が好きなビーフシチューを艦上食として作らせたら
じゃがいもと牛肉を甘辛く煮込んだ料理が出来てたのが肉じゃがの原点らしい・・・
その後
それがハヤシライスになりビーフシチューになったという都市伝説です
その都市伝説を利用したのが
舞鶴市の町興しで「舞鶴に赴任した東郷平八郎が肉じゃがを作らせた」
と言うフレーズを宣伝文句に使ったのが肉じゃがの名前の始まりでもあります

1970年以前からじゃがいも(馬鈴薯)も牛肉もあります
そして
日本の調味料の基礎と言えば
砂糖、塩、酢、醤油、味噌
所謂「さしすせそ」ってやつです

それらを使って牛肉鍋(今のすき焼き)のようなレシピはありました

じゃがいもだって1598年とか1603年には日本に伝来しています

舞鶴市が町興しで肉じゃがを宣伝したのは事実ですから
関西地方の肉じゃがが先に広がったと考えられます

関西は農耕に牛を使い牛肉を食べる文化は関西からです

ちなみに関東は農耕は馬で食肉の文化は豚肉が主流でした

と言うことは
じゃがいもと牛肉を入れて甘辛く煮込んだ料理が関西から広まり
現代の肉じゃがになったということです

これで
肉じゃがの肉が関西は牛肉が多く
関東は豚肉が多いということもわかります

では
じゃがいもは
メークイーンか?馬鈴薯か?と言うと
馬鈴薯の方が日本には早く出回っていますから
順番としては馬鈴薯が先だと思いますが
おそらく
おふくろの味としての肉じゃがはその家庭の都合でしょうね

煮崩れしにくいメークイーンか
少し崩れてもホクホクの馬鈴薯かは好き嫌いです
もしかしたら
その日の市場で安い方を買って作っていたかもしれません

筆者は馬鈴薯の牛肉の肉じゃがが好きです

男子が肉じゃがよりも本当に求めている料理は?

いつの時代も料理、食事は恋愛と関連しているのか
恋バナと食い物の話は尽きません

そして今の時代に始まったことではありませんが
女子力アップで料理を学ぶ人も多いです
それに加えて
男子だって料理ができないと駄目な時代かもしれません
ただ
男が料理できるからと言って
彼女が作ってくれた料理にあれこれと文句を言うと
「ウザい」となり兼ねません
最近の男子は結構言う人もいる気もします

 

昔の映画でよくあるシーンでは
男が「お前が作ってくれたものは旨い」
あとは黙々と黙って食べるようなシーンは本当に美味しいのと
女性に対しての感謝の意がくみ取れます

女子としてはやはり男心を掴むような美味い料理を作りたいですよね

 

男子が、
昭和もそうでしたが平成も令和の時代も
女子に作ってほしい料理ランキングのようなものはあります

流石に令和の時代ですから
おふくろの味ランキング的な表現は
だんだんと使われなくなってきています

ストレートな表現をする時代でもありますから
彼女に作ってもらいたい料理は何?
そんな情報を私なりに探ってみました

人気順の下位の方から

だし巻き卵、餃子、シチュー
鍋料理、ロールキャベツ、パスタ料理
だし巻き卵、餃子、シチュー 鍋料理、ロールキャベツ、パスタ料理
これらは7位から10位くらいに入っています

グラタン、生姜焼き、筑前煮
オムライス、鶏のから揚げ、ハンバーグ
グラタン、生姜焼き、筑前煮 オムライス、鶏のから揚げ、ハンバーグ
これらは4位から6位くらいに入っています

肉じゃが、味噌汁、カレー
肉じゃが、味噌汁、カレー

この3点は断トツで1位から3位です

男子と言っても食べたい料理は好き嫌いですし
おふくろの味なのか?
懐かしい味なのか?
女性に作ってもらうとホットする味なのか?
その理由も様々です

しかし
今回簡単ではありますが探りを入れた結果
1位~3位の中に
肉じゃがは入っています
厳密にいうと
1、2位は味噌汁かカレーです
肉じゃがは3位と言っても間違いないですね

つまり
今の時代でもやはり肉じゃがは健在です

たかが肉じゃが、されど肉じゃが

味噌汁は
日本人が大好きな食べ物ですが最近また見直されていますね
その理由は
家庭で味噌汁をあんまり作らなくなったことにあります
カップみそ汁やフリーズドライの味噌汁もありますが
やはり
味噌汁は料理の原点とも言っても過言ではありません
とはいっても
煮干し、昆布、かつおなどで一番出汁を引いて
丁寧に作っている家庭は少なくなっていると思います
そこで
時間があるときとか何かのanniversaryとか
丁寧に出汁から引いて味噌汁を作るとかなり喜ばれます
そして
味噌汁はバリエーションが豊富ですね
味噌そのもの、具材は豊富
具だくさん味噌汁だとおかずにもなります
身体にも良いしね

そういう意味と
日本人ならではのホットする味なのかもしれません

カレーは
これも昔から人気はありますが
今からも未来もたぶん永遠に上位だと思いますね

カレー粉やルーも無限と言っても良いくらいあるということは
具材や食べ方も変えればバリエーションも無限です
日本人向けのカレーと言っても良いかも知れませんが
日本のカレーは安心して食べることができますね

そして肉じゃが
これについては十分に書きましたからこれ以上は書きませんが
3位あたりのランキングと言うか
男子が女子に作ってほしい食べ物には違いないということです
最近あんまり肉じゃがは聞かないけれど
やはり肉じゃがは馬鹿にはできません
たぶん
じゃがいもの種類も豊富だし
肉類も好みで好きなもので出来る
そして安価に仕上げることもできます
勿論
高級牛肉を使えば高級肉じゃがになるわけですが
おそらく
高級牛肉を買ってきたら
肉じゃがにはならないと思います(笑)

最後にまとめ

時代と共に変化していくものはあります
食べるものに関しては
見た目とか味つけ組み合わせは変化球の時代です
しかし
根本的には大昔からあんまり変わっていないということですね
そして
高級食材や高級料理は見ている方が多いと思いますが
懐かしい味とか
ホッとする味、安心する味と言うのは
比較的、一般大衆料理が多い気もします
今度肉じゃがを目の前にしたら
色んなことを思いながら食べてみたいと思います