パエリア

スペインの代表料理と言っても良いパエリア
一度は何らかの形で口にしたことが有ると思うが
最近そのパエリアが人気沸騰中
ただ、いざ家庭で作ると結構大変で難しいイメージもある
しかし、基本はとてもシンプルで簡単です
パエリアのレシピもたくさんありますが
簡単な基本的なことをしっかりと見てみましょう

パエリアは米は使うけれど具材が多い炊き込み料理である

先ずパエリアはバレンシア語でフライパンを意味しています
そして
パエリアを炊く女性を「パエジェーラ」男性は「パエジェーロ」と呼ぶぐらい
パエリアはスペインの郷土料理で伝統料理です
パエリア祭りもあるほどです

スペインの代表料理と言っても
スペインはイベリア半島に位置して17の自治州で構成されています
その中のバレンシアが発祥とも言えます

スペイン料理そのものは
地中海の食事として無形文化財に登録されています

日本にも各地方で郷土料理が多々あるのと同じイメージです

パエリアの歴史などはパエリア(ウイキペディア)を参照してください

ではパエリアの基本は何なのか?と言うと
米、野菜、肉、魚介(何でもあり)
オリーブオイル、ニンニク、サフラン、コンソメ
パエリア専用の鍋もしくはフライパンで
炒めて炊き込んで全体に火を良い加減で入れて味をしみこませて
最後に焦げる手前で火を止めて香ばしく仕上げてレモンなどを絞って食べる

とても簡単でしょw

基本は理屈さえわかっていれば簡単なのです
そして
美味しく出来上がればすべて良しですねw

ただ
それではあまりにも無責任なので
簡単で基本的なポイントなどを書いておきます

パエリアは普通のフライパンでもOKできれば専用鍋が良い

パエリアは本場のお店では
鉄製の大きめのものが使われていることが多いですが
家庭ならステンレス製のエンボス加工(凹凸がついているもの)で
あまり大きくないものがお勧めです
専用ですから見た目も良いし
鍋の厚み、高さ、幅もバッチリだと思います
両手鍋でそのまま食卓に出しますから邪魔にならないですね

ただ
今家にある既存のフライパンでも十分に作れます
(片手フライパンだとテーブル上邪魔なことぐらいです)
そしてフライパンのポイントはいずれも蓋つきのものを選びましょう

食材はたくさんあればよいが冷蔵庫や冷凍庫のあるものでも良い

パエリア家庭風

パエリアの特徴として
野菜、肉、魚介がたくさん入っているイメージがあります

野菜に関しては
玉葱とニンニクは入れてほしいですね
特にニンニクは炒める時に香りが出るし味全体のコクがでます
あと
あればパプリカ。ピーマンでも代用できます
ニンジンなども入れても良いかも知れません

逆に白菜とかもやしは
水分が多いですからべちゃつきやすくなります
いれたらダメということではありません

肉類に関しては
鶏モモ肉がベストではあります
出汁もしっかり出るし煮込んでも固くなりにくいからです
豚肉や牛肉の場合は
最初に煮込んで柔らかくしておくか
スライス肉など使い少々煮込んでも固くならないものがお勧めです
ミンチ肉などは使っても問題ありません
(あまり素性のわからないミンチ肉などは臭みの原因になる恐れはあります)

魚介類に関しては
基本多い方が良いです
パエリアは地中海沿岸の魚介類が豊富な海鮮料理と言っても過言ではありません
できれば白身の魚がイイですね
赤身でも構いませんがその時は一度茹でて下処理しましょう
臭みが消えます

イカとエビは是非入れてほしいです
特にエビは有頭の殻付きのまま入れちゃいましょう
これで旨味がしっかり出ますからね

貝類はアサリが一番無難だと思います
手ごろな価格で手に入りやすいです
蛤やムール貝でももちろんOKです
(若干原価は上がります)

米は普段使っている米で問題ありません
ジャポニカ米が一番おいしいですね
米の味がよければやはり美味しいものです

作り方も簡単におさらいしておきましょう

えびたっぷりパエリア

オリーブオイルでニンニクを炒めたのち
肉、魚介、野菜を炒め
ある程度日が通れば米を入れます(生米)です
そして
白ワイン(料理酒でも良い)を入れて
水、コンソメ(チキンブイヨンとか)いれて
塩、コショーで味つけ
あれば干しエビ、サフランを入れて先ずは強火で沸騰させる
その後蓋をして中火で火を通す
15分ほどでで日は通ります
その後蓋を外して強火で余分な水分を飛ばして完成です

ざっくりとですが基本は簡単です

米は研がない方がよいとされています

パエリアもリゾットもそうですが
ヨーロッパでは米を研ぐという習慣がありません
生の米を糠が付いたまま使うそうです
そのために味の濃いスープで煮込み糠臭さをとるという考え方です

日本の精米は衛生的ではありますが
更に研いで糠臭さを取るのが一般的ですから
軽く研いで使う方が気持ち悪くないと思います

味付けで調整するのと
炊き込む時に水分を多くなりすぎないようにすることがポイントです
米の量の1.8倍ぐらいでしょうかね
白米を炊くときより少ないです

仕上がりで芯があるようでしたら
少し水分を補充して再度火を入れましょう

一度やってみてコツがつかめれば
次からはイッパツで完璧になりますw

サフランはあくまで香りと黄色い色を付けるためです
結構値段もしますからなければ無いで問題ありません

最後に蓋を外して強火で水分を飛ばすと
鍋底に少しオコゲができます
それが香ばしくて美味しいのです

あらびきコショーやイタリアンパセリなど振りかけると
それらしく本格的になります

ポイント
先ずはいろいろとやってみて
米と肉や野菜、魚介類のバランス
そして水加減と味の濃さなどを整えることができれば
次からは
アレンジ、アイデア次第でいくらでもお好みの美味しいパエリアができます

パエリアが人気の要因は他にもあった

今全国的にパエリアが人気なのは
パエリアの外食店が多く存在することです
そして
宅配パエリアがとても人気があります

有名なVIVA Paellaなそもそうですね

ホームパーティーや
イベントの時
クリスマスやお正月でも
パエリアを注文する人が増えてきているそうです
オードブルをたくさん並べるのも良いのですが
パエリアはボリュームもあるし
お酒のあてにも良いしごはん代わりにもなります
一石二鳥である料理ですね

専門店では種類も多く
サイズも選べて価格も手頃ということで
おそらく今後も益々需要は増えていくと思います

ピザかパエリアかの選択する時代なのかもしれませんね

最後にまとめ

日本は世界各国の料理が多く食べることができる国でもあります
飲食業界も外国の料理を日本人風にアレンジして
日本人をターゲットに流通のノウハウもありますから
売り方は上手いと思います
購買者にしても選択の種類が増えてメリットもあり
業者の切磋琢磨で製品のクオリティーが上がり
価格もお手頃になると嬉しいものです

専門店の味を一度食べて
家庭で作ることをお勧めします

家庭料理の腕前が一段と高くなりますよ