トラウマ

トラウマは誰にでもあるものです
今回の記事は普段日常会話で使うレベルのトラウマです

大人になってもニンジンが食べれないというのも
子供のころに嫌な体験をした場合が多いとか
そういったちょっと笑える程度のトラウマなら克服できるかもしれまん

老若男女問わず会話で使うトラウマはもしかしたら克服できるかもしれません

トラウマを克服する前にトラウマの意味を理解しておきましょう

日本語でもトラウマと言っていますが
英語のpsychological traumaがドイツ語の心理学用語”Traumaとなり
そのまま日本語でも使われていると言っても良いでしょう
正確には心理学の学術用語ですね
「心的外傷」「精神的外傷」となります
最近ではPTSDの語の方がよく耳にしますね
(Traumatic Stress Disorder 外傷後ストレス障害)
もう少し言うと
物理的な外傷 physical traumaと
心理的な外傷 mental traumaと
英語ではトラウマだけでは両方を指してしまうので
どのような状況で起きたトラウマか?
ということが最も重要なことです

学術的にも
日本語で外的要因の肉体的なものであるとか
精神的な衝撃を受けたことによる精神的なものなのか?
その両方を兼ね備えているものなのか?
かなり細かな状況により症状も変わるようです
いずれにせよ
否定的な影響が大きいと考えられますね
何かを目の前にしたときにおこるフラッシュバックなどがあげられます

トラウマ体験と日本語で昔から言われていますよね

先ほども言いましたが
今回は学術的なセンシンティブな専門的なトラウマでなく

日常会話で「あ~トラウマだ~」とか「トラウマになるわ・・・」など
難しく考えないで使っているトラウマです

トラウマは誰にでもあるが勝手に思い込んでいるだけかもね

食品では

 〇 臭いが駄目で納豆が食べれない
 〇 お腹を壊したことがあり牡蠣が食べれない
 〇 青臭さと食感が不味かったからトマトが食べれない
 〇 妊娠中にイワシの匂いでつわりが始まり食べれない
 〇 皮をむいたら虫が出てきてからブドウは食べれない
 など

食べ物だけでも人それぞれ数えきれないほど
また人それぞれの体験談も数えきれません
アレルギーとかは別として
ほぼ後天的に嫌な思い出とか嫌いな印象がずっと残っているトラウマです

このような例の食べられないものなら
一番良いのは無理に食べることはありません
それを食べなくても他にも食べるものはあるし
他の食べ物で変わりの栄養は摂れます
個人的に思うことは
食べられない原因を無理に作り上げている場合も無きにしも非ずです
成人して
お酒と一緒にほろ酔い気分で食べたら何も問題なく食べることができたとかは
良くある話です

もし
牛肉、豚肉、鶏肉など肉すべてが食べられないとして
工夫して味がわからないようにしてみたり
細かく刻んでみたりして
色々何度も挑戦しても
食べると体調が著しく悪くなったりするのなら
これは今後の生活に支障をもたらすかもしれないので
専門医に相談して検査してもらった方がよいです

深刻なトラウマなのですが
単に思い込んでいるとか誰かから刷り込まれているなら
意外と簡単に克服できます
つまり
チョットしたことで克服できるトラウマは
深刻なトラウマでないということかもしれませんね

食べ物に関しては
好き嫌いは別として
本当に食べられないものがあるのなら
その原因は何のか?を知ることです
あくまでも
牡蠣とか鶏の皮とか別に食べなくても
今後の人生で食べなくてよいのなら
原因を知る必要もないし食べる必要もありません

筆者である私も牡蠣はあまり好きではありません
若いころお酒の席で好んで旨いと言っていた時もあった記憶がありますが
調子に乗ってうんちくを語りたいがための誤魔化しだったのかもしれません
牡蠣はトラウマまではいきませんが
お腹の調子も悪くなるし、さほど唸るほど旨いと思いません
ですから
食べることはありません

しかし
これは克服しておかないと
今後の人生でかなりのデメリットがあると思うものなら対策しましょう

よく言われるのが野菜が駄目とかですね
野菜ってかなり多く存在するし
身体の栄養的にも必要ですし
家庭を持ったら
奥さんは料理にも困ります
子供の教育にも親が食べれないというのは深刻です

時間をかけて原因を探り
ゆっくりでいいですからひとつずつ食べれるようにしたいですね
意外と近年の野菜は甘いし癖も少ないですから
アレルギーがないのなら
あれこれと価格は高くても一味違う野菜から食べてみるのも手段だと思います

テレビなどで見ますが
一流シェフが料理したものなら
食べれなかった椎茸が食べれるようになったとかね

年齢と共に味覚も感じ方も変わってきますから
20代で食べれなかったものが30代になったら食べれたとかもあります

逆パターンもありますね
若い時ははバリバリに牛肉を食べていたのに
50代になったら牛肉はなんか鼻について食べれなくなったとかもあります
この場合は
トラウマでもなんでもなく年齢的なものですから
逆に別の病気を疑う方が賢明です

食べ物以外のトラウマで克服できるもの

高所恐怖症や閉所恐怖症があります

これもトラウマの1種と考えることもできます

先天的なものよりは後天的に症状が出てしまうことの方が多いようです
つまり
子供のころ高いところから落ちた経験があるとか
狭い押入れのようなところに閉じ込められて辛い体験をしたとかです

原因も年齢も様々で大人になってから起こる場合もあります
実際に高いところから落ちたこともないけれど
落ちたら死ぬという恐怖感が
後天的に強く刷り込まれたり
自分でなくても誰かが目の前で高いところから落ちたとかの
脳で恐怖というイメージができてしまうと高いところが怖いですね

これらの症状も
酷い人は呼吸が苦しくなったり
眩暈がしたりパニックを引き起こすことが有ります
そういう人は医師の診断を受けておくことが重要です
医師と相談して治療しましょう

そうでない高所恐怖症のような症状の人もいます
子供のころは遊園地の観覧車もアトラクションも高いところも問題なかったのに
40歳ぐらいになったら全く怖いというわけではないけれど
高いところから下界を見下ろすと背筋がぞくぞくするようになり
高いところとか行くのが怖くなったとかあります

特にパニックにならないのなら
できるだけ高所は避ければよいだけです
特に
危険な高いところ
例えば
山の頂上で簡易的な柵しかないところとか
橋の欄干も低くてのぞき込んだら落ちそうなところとかへ
どうしても行かなければならないときは
誰かに手を引っ張っていてもらうとか
安全ベルトを付けるとかすればたぶん大丈夫です
高層ビルの最上階でも
窓があるから安心できるわけで
恐怖を取り除くものがあれ大丈夫です

港などでは柵もなくすぐ海である場所は多いですが
海を背中に立っていると気持ち悪いですが
海を前に見て立つとかなりスレスレのところまで海に近づいても
さほど問題なく立つことができます

ポイント
恐怖に変わる物理的な安心があれば
たいていは大丈夫なはずです

トラウマをわざわざ作る必要はない

何度も言いますが
心的外傷、物理的外傷、PTSDも含めて
症状の深刻な人はゆっくりと専門医と相談しながらの治療が必要です

普段の生活で
言葉の言い回しでのトラウマ的なことは言っている分にはいいのですが
妙に
あれが食べれないとか
あの人は苦手であるとか
あそこにはいきたくないとか
自分自身で言い訳がましい理屈と口実を作り
それをトラウマだからと言っている人もいます

しかし
本当は食べることもできるし
苦手な人でも話はできるし
どんなところでも行くことはできるのに
言い訳をトラウマのせいにしている人は駄目です

参考記事

自分一人の問題で誰にも迷惑をかけないのならまだしも
仕事でそのようなことをしていると
それは迷惑行為ですね
そして
深刻なのは
身勝手な言い訳をトラウマのせいだとかにしてしまう人は
大丈夫なものまで本当にトラウマになってしいます
それは人生において損をすることが多くなりヤバいです
人格も問われることになります

トラウマは無理に作るのでなく
できるだけ困難なことも少し不安なことも怖いと思うことも
安全を確保して
勇気を出して自ら進んで行動することです
できるだけトラウマはない方がよいですね

最後にまとめ

筆者である私も
30年ほど前に車に跳ねられて両足骨折や多くの打撲で
かなりの重傷を負った経験があります
まあ、今は多少の後遺症はありますが生きてます
信号のない交差点を横断していた時に起こりました

その後
正直今もですが
信号のない交差点や、道の横断は恐怖心があります
少し大回りしても信号のある場所を渡ります
信号という安心できるものが一つあると大丈夫です
それでも
必要以上に安全は確認しているかもしれません
これは克服という大げさなことではありませんが
リハビリのようなものです
長年かけてだんだんと良くなっていくものです

世界中で深刻なトラウマで辛い思いをされている方も多いなかで
そうでない何とか克服できるトラウマは
先ずは自分自身でしっかりと向き合い
あんまりトラウマを生活のトレンドのように使わない方がよいと思います

もう一度言っておきます
トラウマは深刻なストレスであって障害です
何でも間でも簡単にトラウマだということから見直してみてはどうでしょうか