折り紙

器用貧乏は説明するまでもなく
色んな事を器用にこなせるが故に
あれこれと手を出し
何事も中途半端になってしまい
結局は身につかず大成しないでいる人の造語ですね

手先だけが器用なのか頭脳も器用なのか?

もし自分が器用貧乏だと思ったらちょっと考え方を変えるだけで
器用貧乏が最大のメリットに変わるかもしれません

器用貧乏な人は三日坊主的な人でもあるし好奇心旺盛な人でもある

器用貧乏という言葉が使われるシュチュエーションを考えて見ましょう

営業も事務も、はたまたプレゼンも上手いし
上司からも可愛がられているけれど
なぜか出世できないでいる中堅の人とかは
「そつなく何でもこなすのに出世しない器用貧乏だな」とか

料理も裁縫もまあまあ家事もほぼできるし
見た目もさほど悪くないのに結婚出来ない女性とかは
「ちょっと女子力高すぎるのが器用貧乏だよ」とか
その逆で
「男のくせに何でもできるから結婚できないのを器用貧乏と言うんだよ」とか

仕事や対人というか恋愛、結婚などの場合に
この器用貧乏が使われるときが多いかも知れません

器用は
本来手先が器用だとか人ができないような技があるとか
凄いとかその人を褒める時や尊敬するときに使いますが
器用貧乏の場合はその逆になりますね
「器用なのにもったいない」
「器用すぎて相手が引くんじゃないの」
「器用すぎてスキがないんだよ」
など

また貧乏という言葉も
金なしの貧乏という意味合いは薄く「貧乏くじ」と同じような使い方ですね

器用貧乏の造語を作った人は中々の想像力豊かな人かもしれませんねw

器用貧乏と言われる人の特徴とかあるのか

これは意外と共通の部分はありますね

 

〇 几帳面な性格
部屋とかオフィースも整理整頓されている
服装や装飾品でもブランドの高いものではないが
見た目はきちんと清潔感がある

〇 視野が広く気づきも早い性格
情報を一早く知りたいし
誰かが困っているときはすぐに調べたりしてあげる
教えることが好きな人
宴会などでは自分の事より他人の食べ物や飲み物の心配をしてしまう

〇 結構飽き性
イイなと思ったことはすぐにやるタイプだが
すぐに飽きて次の事をやる人が多い
物事に執着心が無い人も多い
収集癖とかも無い人の方が多く
気に入って買ったものでも誰かにすぐアゲてしまう

〇 人の嫌がることでも進んでやる性格
好き嫌いがあんまりないから
誰かから頼まれたらめんどくさい仕事でもやる
むしろ
自ら進んで嫌な仕事を引き受ける

〇 自分がやった方が早いと思う性格
誰かに頼むなら自分でやってしまった方が早いと思っている人
あまり人に聞かずに自分で調べてやる方が好きな人
など

 

あくまでも一例としての性格的なことを書きましたが
全て当てはまるわけではありません

ただ
上記に書いたことはよく考えて見ると
人から嫌がられる性格ではないですよね

むしろ
好かれる性格な気もします

実は
その好かれる性格は「お人よし」とも取れちゃいますね

もう少し言うと
騙されやすいとか調子に乗りやすいとかです
長所と短所は紙一重でもあります

自分の性格はわかっているようで
あまり気づいていない場合もあります

また
自分の思い込みの性格は
人から見れば全く逆かもしれません

つまり
「自分は優しくて怒ることができない性格なんです」
と、思っていても
周りは
「あいつは決断力もなく弱弱しい性格」
っと、思われているかもしれません

どうにかして自分の性格を把握しましょう

器用貧乏

もし結婚していてパートナーがいるなら
じっくりと腹を割って性格について聞いて見る。
親友でも良いですね

 

嘘でなく、本当はどう思われているのか?
どういう性格でどこが好きでどこが嫌いか?

とかです
ただし、それを聞いても逆恨みしないと絶対に決めた時ですよw
怒らないから教えてくれと言っても
あそこが嫌だの嫌いだのその性格は直して・・・とか言われると
たいてい腹立ちますね
そういう場合はどうするか?ですが
時間があるときに静かなところでじっくりと自分と向き合いましょう

そして
性格であっても良いし思っていることでもいいですから
ノートでもPCのメモでも良いですから書き出すことです
箇条書きで良いですね
とにかくたくさん書き出しましょう
意外と見えていなかったものが見えてきます
その中で
「良い性格だけど逆に考えれば駄目な部分」という考え方をしましょう

例えば
「いつも他人の事を気にかけて先先教えてあげることは良いけれど
逆にそれとなく相手に気づかせてあげるようにしよう。」とか
「後輩を褒めて伸ばそうと心掛けているけれど
「たまには突き放して厳しくしよう。」とかです
恋愛でも
「彼女、彼氏がやるべき領域までふ踏み込まないようにしよう。」とかですね

ポイント
今まで良かれと思っていたことを少し抑えて行動する

そこがポイントです

それで器用貧乏でなくなるということではありませんが
自分の性格を知ることで良い方向へ進んでいくということです
今まで器用貧乏で失敗してしまったことが少なくなっていきます

性格を根本から変えるのでなく
せっかく良い性格なのだから判断するときに
ちょっと待ってこの場合どうするべきかを考えてから判断する
最初は戸惑うかもしれませんが
その訓練をすると即座に判断するときに正しい判断ができます

年齢と共に出来ることも少なくなっていく

さて
器用貧乏は日常会話でも良く使いますが
器用裕福という言葉は使いませんね

しかし
器用裕福な人は大勢います
どうしてもテレビや映画などで見るタレントを意識しますが
所謂マルチタレントという人達ですね
全ての人が裕福かどうかはわかりませんが
器用に色々なことをする人は多いです

たいていの場合ですが
デビューして
若い時は歌であるとかライブであるとかを精力的にこなし
中堅になって俳優業などをこなし
その後は絵画で個展を開いたり
トークショーやディナーショー
テレビなら冠番組の司会業など
何をやらせても器用にできます
器用であるからこそ活躍機会も増えて裕福にもなれますね

では器用貧乏とは何が違うか?ですが

ハッキリ言って環境とお金です

器用で裕福になっていく人は
中途半端では駄目だという環境にいます
アイドルで歌うならそれなりに完成させなければなりません
俳優に移っていっても完璧に俳優業をこなさなければなりません
そこには環境が伴っています

つまり
アイドルの時は周りもアイドルです
俳優業なら周りは俳優ばかりです

そして
それをプロディースする人たち監修、スタッフはプロばかりです
当たり前の話ですが
器用さの完成度は高くなります

そして
仮に趣味として始めた絵画であっても
レッスンも受けるだろうし
それなりの道具も必要です
お金も必要ということですね
器用貧乏の人は残念ながら
たいていはいろいろ器用にこなすのですが
環境はアマチュアの中であり
お金がないからできる範囲で器用っぽく見えるだけです

あくまでも
器用裕福という言葉があれば
器用貧乏との違いを示しただけですがね

無理に器用貧乏になる必要はない

これらからして
若い時はあれこれと色んな事をやり
別に器用貧乏と言われても
好きでやることですし将来的に見分を広めるという意味では
良いことかもしれません

それが
歳をとってくると器用貧乏のまま終わってはしんどいだけです
やることばかり多くて体がついていかない状況になります

ただですね
心配ご無用で
歳をとると自然とあれこれとできなくなってきますw
気力的にもそうですが体力的にもです
そうなる前にだんだんとやることを減らしていきましょう

 

絞り込んでいくということです

小説を書くのが好きで音楽が好きで作曲も好きで
ゴルフも好きでスキーも好き
いろんなことをやってきたなら
そろそろ1つか2つぐらいに絞っていいった方が充実します
スポーツ関係は健康的で良いので
ゴルフができる環境なら続けると良いと思います
ゴルフができないならwalkingなどして体調管理はしましょう
そして
小説も書いて作曲もするとなると集中力も落ちてくるし
どちらも中途半端になりますから
作詞作曲の方に力を入れるか
どうしても小説が好きなら書き続ければ良いと思います

ポイント
このようにして
歳をとってから器用貧乏と言われないように
「昔取った杵柄」を利用して
一つの事に集中力を注ぐとそれは完璧になりますね

最後にまとめ

器用貧乏という言葉はなんとなく損な性格に思えますが
器用であることは良いことなのですから
整理整頓しながら本当にやりたいことが
歳をとってからできるように
早めに準備して目標設定すると良いでしょう
60歳過ぎてから何が結局したかったのか?
と思うより
早めに絞り込んだら
「60歳過ぎたら本当にやりたいことを目いっぱい集中してやる」
そう決めて日々過ごせば
毎日が楽しいし生きる糧にもなり元気でいられます
もし器用貧乏だと思い込んでしまったのなら
今からでも間に合います
チョットだけ脱皮してやりたいことに取り組みましょう