お歳暮

お歳暮を贈ったりもらったりする時代はもう古い…とはなりません
それは、日本の文化でもあるからですね。とは言え「毎年負担になるし」
「正直どっちでも良い」という意見もあります。ただ時代と共に少しずつ
「贈る方法も、もらう方法」も変わりつつある気がします

お歳暮でもらって困るもの【いらないもの】

お歳暮を贈っていただいた方には失礼ですが
残念ながらもらって喜ばれないものがあるようです

圧倒的に多いのが
「嗜好に合わない賞味期限の短い食べ物」だそうです
嗜好に合わなくても缶詰とかジュースなら日持ちしますから何とかできます

この
「何とかする」というのは身内とか親戚、友人にあげるという意味です

「もらいものだけど、私は食べないから」と特に問題ないのですが

「せっかくもらう」というと変な言い方ですが
頂き物でもどうせなら自分の嗜好に合ったものが良いですよね

これを改善するには
もらう人でなく贈る人が改善するのが重要です

よほど仲が良い人なら「お歳暮に何が欲しい?」なんて聞けますが
そもそも聞くことでもないし
そこまで仲が良いなら贈り合いはもうやめましょうとなります

 

つまり
「お世話になった人への感謝の気持ち」のためのお歳暮やお中元です
「もらう人にも気持ちよくもらっていただきたい」と思うのが普通です

「お世話になったから贈りたいけど実は相手の人の嗜好までわからない」
というのも多くあることです

そういう時は「ギフトカード」「ギフト券」が無難で1番喜ばれます
ぶっちゃけ「現金」と同じ感じですから「好きなもの買ってください」ですね

 

ただ重要なのは
「お世話になった人への感謝の気持ち」の部分です
お世話の言葉の中身は色々ですが
そのお世話の度合いでは「ギフト券」も失礼になり兼ねませんね

お世話してお歳暮をもらった人は悪い気持にはなりませんが
普通に「ありがとう」ぐらいでしょう

どうせなら「わ~これ私大好きでホント嬉しい」となってほしいものです
そのための「感謝の気持ち」ですからね

日本の文化のお歳暮やお中元は外国ではあまりありません
ただ
プレゼントやgreetingcardの文化はあります
(Christmasや母の日、父の日など)
映画などでよく見るやつですが
包装紙をバリバリと破って「Is this present for me? I love it!」とかです

つまり
もらっていただく人が喜ばなければ逆効果の時もあります

少ないかも知れませんが
「あの時あれだけ助けてやったのに、これが気持ちか!」
ってなこともあるようですよ

ポイント
相手の嗜好などは事前に調べておいた方が良いと思います

最初からいらないものを貰わないようにする方法

今度は「もらう人も気を使いすぎるぐらい気を使っておきましょう」

お世話したり何か役に立つことをしたときに
普通は「お返しなどはいらない」「ありがとうの言葉だけで良い」
という人が大半ですが
ただ
人間ですから、なんとなく「この人は必ず何か贈ってくらだろうな… 」みたいな
そんな雰囲気は分かります

「本当に何もいらないし、贈り物など要りません」というと
逆に漫才のギャグのように「贈って下さい」と言っているようなものです

そういう時は何気なくでイイですから
「この前、銀座で美味しいクラフトビールのお店見つけた」とか
「うちの子供はフレッシュジュースしか飲まなくて困る」」などなど
世間話のついでに話しておきましょう
(あくまでもギャグにならないようにね)

つまり自分の嗜好だとか子供が好きなものだとか身近なもので
ハッキリ言って「あんまり高くないもの」の情報ぐらいは伝えておきましょう

今の時代、ハッキリと具体的に要件を伝えるのも良いですが
何気ない気配りをするのが重要な部分でこれからの時代も必要ですね

お歳暮はいらない時代は来ない

お歳暮やお中元は昔ほど盛んではないのかもしれません

しかし
お歳暮やお中元はある意味日本の文化ですから良い部分もあります

要はその度合いが変わってきているだけです
「相手に負担になり過ぎない程度で喜んでいただけるもの」
もう少し言いますと
物=金額と考えてしまいますから
あまりにも「高額」なものを贈ると相手は困惑しますね
仮に
自分にしては3万円ぐらいのものが普通でも
相手にしては5千円でも高額かもしれませんね

先ほど「嗜好に合ったものを贈りましょう」と言いましたが
高額なものでなく普通の金額のものが良いと思います

3千円とか5千円ぐらいが相場だそうです

逆に相手がお金持ちだから「5千円では失礼だ!」ということにはなりません
自分ができる範囲で「感謝の気持ち」を贈ることが重要です

これからの人生でお歳暮もお中元も必要な習慣ですから
お互いが理化して無理のないようにするのがベストですね

身内とかとても仲が良い親友などとは事前に話し合って
「贈り合いはなし」というルールを作っている人もいます

自分へのご褒美に自分へお歳暮を贈る

余談ではありますが
「お歳暮は自分のために自分で買う?」というのが流行っているようです

これはどういうことかというと
実は「お歳暮やお中元の時期を過ぎた商品の特売を買う」
百貨店やスーパーなどでは最近必ずこの売り方をやっています

本来なら箱入りの商品をバラで売るとか
5千円の商品が3千円とかで特売するやり方ですね

 

お歳暮もお中元もその年の流行見たいなものがあります
と同時にそこそこ日持ちするものでも食品関係は消費期限があります
ある程度の期日までに売ってしまわないと廃棄ですよね

損するだけですから
価格を下げて、あまり儲からなくても売った方が得です
そして
買う方も得します

 

年に1度のお歳暮やお中元で
本当に欲しかったものは少し時期をずらして自分で買う
「自分へのご褒美」みたいな感じで買うのもありですね

事実この戦略で儲けている企業もあるようですよ
「アウトレット商品専門」とかですね

まあ、そういったところは1年中何かやってますから
買う人はあんまり焦らずじっくりと探す方が良いかも知れません

最後にまとめ

少し繰り返しになりますが
「お歳暮やお中元のあり方」
贈ったりもらったりの意味を把握しておくべきですね

ただ
めんどくさいし、お互いお金もかかるし「もうやめよう!」
というのもわからなくはないですが

お歳暮やお中元には重要な意味が込められていることを知っておきましょう