「埒が明かない」(らちがあかない)ってよく使いますよね!

埒が明かない 、アイキャッチ

「埒が明かない」は
物事がいつまでも解決せず、進展しないことを意味する慣用句です。
「埒」は、馬場の周囲に巡らした柵のこと。
転じて、物事の区切りや限界を意味します。

「埒が明かない」ってどんな時に使うのか

「埒が明かない」は
日常会話やビジネスシーンなど、幅広い場面で使われることわざです。

具体的には

* 交渉や話し合いが長引いて、決着がつかない
* 問題や課題が解決せず、いつまでも続いている
* 仕事や勉強が思うように進まず、行き詰まっている

例えば

交渉や話し合いが長引いて、決着がつかないときには
「この交渉は埒が明かないですね」や
「埒が明かないまま、いつまで経っても話し合いが続いています」
などと表現することができます。
さらに、仕事や勉強が思うように進まず
行き詰まっているときには
「この仕事は埒が明かないですね」や
「埒が明かないまま、この勉強は進んでいません」
などと表現することができます。

「埒が明かない」の言い換え

「埒が明かない」には、以下のような言い換え表現があります。

* 行き詰まる
* 膠着状態になる
* 解決しない
* 打開策が見えない
* 先行きが見えなくなる

例えば

「交渉は埒が明かない」は
「交渉は行き詰まる」や「交渉は膠着状態になる」
などと言い換えることができます。
「問題は埒が明かない」は
「問題は解決しない」や「問題は打開策が見えない」
などと言い換えることができます。

このように、「埒が明かない」には、さまざまな言い換え表現があります。

「埒が明かない」の語源(諸説あり)

「埒が明かない」は
江戸時代にはすでに使われていた言葉ですが
その当時は、「埒が明ける」という言い方が一般的でした。

「埒が明かない」の語源には
もう一つ、「埒」が「限界」を意味することから
「限界がつかめない」という意味で使われるようになったという説もあります。

「埒」は、馬場の周囲に巡らした柵のことですが
実は、馬の飼育に使われていたのではなく
神事の際に使われていたものであるという説があります。

馬の柵が開かなければ何事も始まらないことに由来するとされています。
具体的には、加茂の競べ馬(くらべうま)で
柵が外されるのを待ちわびた一般客が言った言葉からとする説や
春日大社の祭礼で
金春太夫(こんばるだゆう)が
祝詞を読み終わるまで神輿の柵が開かず
一般人が中に入れなかったことからとする説があります。

最後にまとめ

「埒が明かない」は
物事がいつまでも解決せず、進展しないことを意味する慣用句です。
「埒」は、馬場の周囲に巡らした柵のことですが
転じて、物事の区切りや限界を意味します。
そのため
「埒が明かない」は、物事の区切りや限界がつかめず
いつまでも解決しないことを表す言葉として使われます。
日常会話やビジネスシーンなど
幅広い場面で使われることわざです。

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