「覆水盆に返らず」は、ネガティブに捉えずポジティブに!

覆水盆に返らず、アイキャッチ

「覆水盆に返らず」という言葉は
一度こぼれた水を、再び盆に戻そうとしても不可能である。
いったん実行したことは、取り返しがつかないことをいう。
一度別れた夫婦は、元には戻らないということでもあります。

「覆水盆に返らず」のことわざの語源

中国の故事に由来します。
周の国に、呂尚と馬氏という夫婦がいました。
呂尚は読書ばかりして働かなかったため
妻の馬氏は愛想をつかして実家に帰ってしまいました。

やがて、呂尚は王に見出され
大出世して「太公望」と呼ばれるようになりました。
妻は復縁を求めてきましたが
呂尚は盆の水をこぼし
「この水を元に戻せたならば、復縁に応じよう」と言いました。
しかし、馬氏が手ですくえたのは泥ばかりで
水はすくえませんでした。
そこで
呂尚は「お前は一度別れたのに復縁を求めてきたが、
こぼした水は盆に戻せない」と言って断りました。

中国の春秋時代の故事に由来しています。

「覆水盆に返らず」を自分の人生の教訓として捉る

この故事からわかるように
覆水盆に返らずとは、過去の過ちを後悔しても
もう元には戻せないという悲しい現実を表しています。

人生においても
覆水盆に返らずという状況に直面することがあります。

例えば

大切な人との関係を壊してしまったり
チャンスを逃してしまったり
自分の夢を諦めてしまったりすることです。

これらのことは
一度起こってしまうと、なかなか修復することができません。
覆水盆に返らずという言葉は
私たちにそうした人生の無常を教えてくれます。

意識の持ち方、ポジティブに

しかし、覆水盆に返らずということわざは
必ずしもネガティブな意味だけではありません。

覆水盆に返らずということは
一度決めたことは変えないという強い意志や
一度したことは責任を持ってやり遂げる
という信念を示すこともできます。

例えば

自分の信じる道を進むことや
自分の選んだパートナーと一生添い遂げることです。
これらのことは
覆水盆に返らずという言葉のポジティブな側面を表しています。
覆水盆に返らずという言葉は
私たちにそうした人生の決断を促してくれます。

最後にまとめ

覆水盆に返らずということわざは
人生における様々な局面に応用できる深い意味を持っています。
覆水盆に返らずという言葉を知っておくと
人生の選択や判断に役立つかもしれません。
覆水盆に返らずという言葉を覚えておいて
自分の人生に活かしてみてください。

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