「辛子明太子」略して「明太子」と「たらこ」の違いと由来!

明太子アイキャッチ

「明太子」と「たらこ」は
どちらもスケトウダラの卵巣を使用していますが
その調理方法に違いがあります。
「たらこ」は
スケトウダラの卵巣を塩蔵したものです。
「明太子」は
スケトウダラの卵巣を塩蔵し
唐辛子などを使った調味液で味付けしたものです。
つまり、唐辛子の有無によって名称が使い分けられています。

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明太子の名前の由来

「明太子」の名前の由来は
「スケトウダラ」を朝鮮語で「ミョンテ(明太)」と呼ぶことからきています。
これが日本に入って「メンタイ」と発音され
メンタイ(スケトウダラ)
の卵の意味で「子」を加えたのが「明太子」です。

元々、明太子は「たらこ」を意味し
唐辛子に漬け込んだ食品は「辛子明太子」と呼んでいました。
しかし、「タラの子(卵)」の意味では「たらこ」で事足りる。
また、「明太(めんたい)」は聞き慣れない言葉で
加工食品の印象があることから
単に「明太子」と言った場合でも
加工した食品の「辛子明太子」を指すようになりました。

「辛子明太子」が日本でも流行した理由

スケトウダラは朝鮮半島で「明太魚」となります。
明太子は
そもそも韓国が本場だと言っても良いのですが
韓国で食べたものと
同じようなものを作れないかと試行錯誤して
1949年の1月に製造販売を始めたのが最初だと言われていますね

韓国ではキムチのような味付けで唐辛子をまぶして作られていた
(まぶし型)

日本で開発されたのが
漬け込み型と呼ばれるもので
各社で漬け込み液は企業秘密となっていますね
(漬け込むことで乳酸発酵を伴います)

近年日本で作られる製法はほぼ漬け込み型です
日本で売られている明太子は国産です
ただし原材料のスケトウダラは
アラスカ産、ロシア産、アメリカ産などです

北海道の近海産のスケトウダラの明太子もありますが
流通量は少ないようです。
そして若干高い。

原材料が外国産だからと言って不味いわけではありません

スケトウダラの
北海道近海で漁獲量は少なくなりました
輸入品に頼らないと生産が間に合わないですね

スケトウダラそのものが高級品になりつつあります

明太子の発祥、生産が福岡で
原材料のスケトウダラは北の海ってことになるから
なんとなくややこしいくなっています
北海道でも明太子は作っています
ちなみに辛子明太子を略して明太子と呼ぶのは
関西以南が多いようです

名称としては辛子明太子の表記になります

たらこと明太子は
原材料は同じでも製造方法が違うと言うことです

まとめ

「たらこ」も「辛子明太子」も日本中で食べられています。
その中でも
「明太子」を消費している地域は福岡県で
全国平均の、およそ5.4本に対して、福岡県では、およそ18.1本となっています。
つまり、「明太子」「辛子明太子」が
福岡県の名物であることがわかります。

 

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