バーナム効果って知ってます?占いとかで使われている「アレ」です。

バーナム効果かアイキャッチ

「バーナム効果(Barnum effect)とは
誰にでも当てはまるような曖昧な記述や発言を見聞きした際に
「自分のことをずばりと言い当てている」と思ってしまう心理
あるいはその現象を指します。
バーナム効果は
星占いや血液型占い、心理テストなどにおいて
多く用いられているとされています。

たとえば占いで
「なにか悩んでいることがありますね」と言われた場合
多くの人にとって
なにかしら思い当たるものがある心理などが例としてあげられます。
このように、だれにでも当てはまるような事柄を
「自分のことを言い当てられている」ように感じ
信頼や好意を寄せてしまう心理を「バーナム効果」と呼びます
バーナム効果は、フォアラー効果(Forer effect)とも呼ばれています。」

バーナム効果の例

1. 星座占い
2. 血液型占い
3. 心理テスト
4. セールスマンのトーク
5. マーケティング広告
など

この中の
心理テスト、セールスマンのトーク、マーケティング広告での
具体的な活用例を示します。

心理テスト
バーナム効果は心理テストや性格適性検査でよく使われます。
例えば、「あなたは、言いたいことを我慢しちゃうところがありますね?」
と言うと、「そうなんですよ! わかってくれました?」
と同意を示してくれることが多いです。
どんな性格の方にでも「言いたいことを我慢しちゃうところ」
があるのにも関わらず、です。

セールスマンのトーク
バーナム効果を営業トークに活用する基本は
顧客から「買物の悩み相談」を受けた占い師の心境になることです。

例えば
「〇〇様はおしゃれに気を遣う方なので、
ご自分の洋服を選ぶときは色柄やデザインなど、
いろいろ悩まれるタイプですよね?」
「せっかく時間をかけて洋服を選ばれる方だから
きっと周囲から何か褒めてほしい人ですよね?」
「〇〇様は上手にご予算を使われる方だから
お値段はやはり気にされるほうですよね?」などの質問は
私(営業マン・販売員)は
あなた(お客様)のことを「おしゃれに気を遣う方」
「色柄やデザイン選びに悩むタイプ」で
また買ったものについて「何か褒めてほしいタイプ」であると決めつけています。
マーケティング広告
バーナム効果をマーケティング広告に活用する際は
「あなた」という主語を使うことが成功のポイントです。
「痩せたいけど食べたい」というあなたにピッタリなダイエット法とは!?」
「忙しくても栄養を摂りたい!
そんなあなたにおすすめしたいサプリメントはこちら」
「寝ても疲れが取れない…」でお悩みのあなたへ」
などの広告文はすべてバーナム効果を利用し
特定の個人に向けたメッセージであるかのように作成されたものです。
このような文言を盛り込むことで
広告を見た人に「自分のことを言い当てている」
と思わせて購買意欲を掻き立てる効果が期待できます。

バーナム効果を回避する方法

1. 事前にバーナム効果について学び
自分がどのような状況でバーナム効果に陥りやすいかを理解することが大切です。
2. 言葉の使い方に注意することも有効です。
例えば、具体的な事例やデータを用いることで
曖昧な表現を避けることができます。
3. 自分自身の価値観や信念を明確にし
それに基づいて判断することも重要です。
自分が何を求めているのかを明確にすることで
バーナム効果に惑わされることが少なくなります。
4. バーナム効果が生じやすい状況では
冷静に判断するための時間を取ることも有効です。
急かされたり、焦らされたりしないように注意しましょう。

以上の方法を実践することで、バーナム効果を回避することができます。

バーナム効果に陥りやすい状況は

– あいまいな表現や曖昧な言葉を使った場合
– 人間関係において、相手に好かれたいと思っている場合
– 自分自身に自信がない場合
– 知識や情報が不足している場合
– ストレスや不安を抱えている場合

自分がどのような状況でバーナム効果に陥りやすいかを理解することが大切です。

また、言葉の使い方に注意することも有効です。
具体的な事例やデータを用いることで、曖昧な表現を避けることができます。
自分自身の価値観や信念を明確にし、それに基づいて判断することも重要です。

最後にまとめ

バーナム効果は
星占いや血液型占い、心理テストなどにおいて
多く用いられているとされています。
また、日常の生活でありとあらゆるところで使われています。
それ自体は悪いことではありませんが
「ついつい衝動買いしてしまった!」などとならないように
バーナム効果を知り自分自身のフィジカルもメンタルも整えておきましょう。

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