「同じ穴の貉(むじな)」って言われたくない。でも最近よく聞きます。

貉、アイキャッチ

「同じ穴の貉(むじな)」とは
「一見関係がないように見えても、実は同類・仲間であることのたとえ」です。
多くは悪事を働く者についていう言葉です。
語源は、アナグマやタヌキなどの穴を掘って生活する動物が
同じ穴にいることからきています。

どういった場面で使われるか?

例えば

政治家が汚職事件に関与していることが判明した時
その政治家と共謀したと思われる他の政治家を
「同じ穴の貉」と評することがあります。
また、犯罪組織の構成員同士を「同じ穴の貉」と表現することもできます。

例文としては

* あの二人は、同じ穴の貉だから、結局は一緒にやらかすだろう。
* あの政党は、いつも同じ穴の貉ばかりが票を集めている。
* あの会社は、昔から同じ穴の貉ばかりで、まともな経営ができない。
* あの犯罪組織は、同じ穴の貉ばかりだから、簡単に壊滅させられるだろう。
* あの悪党たちは、同じ穴の貉だから、いつか捕まるだろう。

同じような意味を持つ言葉

* 同じ釜の飯を食った
* 一味
* 同類
* 仲間
* 連中
他には
「一つ穴のの狢」
「同じ穴のの狐」
「同じ穴のの狸」
などもあります。

いずれも
「一見関係がないように見えても、実は同類・仲間であること」を
意味する言葉です。

最後にまとめ

「同じ穴の貉」は
悪人に使われることが多い言葉です。
そのため、相手に失礼にならないよう
注意して使う必要があります。
英語では
「birds of a feather in the same gang」
という表現があります。
これは、「同じ羽根を持つ仲間」という意味です。

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