「どんでん返し」の意味は
簡単に言えば「予想を裏切る展開」です。
物語の展開が
読者や観客の予想とは
まったく違う方向へ向かうようなことがあれば
それは「どんでん返し」と言えるでしょう。
ドラマ、映画、スポーツなどで使われることが多いですね。
「どんでん返し」の言葉の由来と語源
「どんでん返し」の由来は
歌舞伎の舞台で、大道具を90度後ろへ倒し
底面を立てて次の場面に転換することや
その装置を「どんでん返し」と呼んだことに由来します。
歌舞伎の「どんでん返し」の語源は
中が自在に回転する仕掛けの
「強盗提灯(がんどうちょうちん)」に似ていることから
「強盗返し(がんどうがえし)」と呼ばれていたものが
「どんでんどんでん」という鳴り物の音や
大道具を倒す時の音に合わせて
「どんでん返し」となったと言われています。
「どんでん返し」が使われる場面
「どんでん返し」は
物語の面白さを高めるためによく使われる手法です。
読者や観客の予想を裏切ることで
驚きや感動を与えることができます。
「どんでん返し」が使われる場面は?
〇 サスペンスやホラーのクライマックス
〇 恋愛小説の結末
〇 コメディや喜劇のラスト
「どんでん返し」を使うときの注意点
「どんでん返し」は
使い方を間違えると、読者や観客の不信感を招く可能性があります。
以下のような点に注意して使うようにしましょう。
〇 伏線をしっかり張る
読者や観客が予想を裏切られるからこそ、効果的になります。
そのため、伏線をしっかり張り
読者や観客が「そうきたか!」
と納得できるような展開をすることが大切です。
〇 無理のない展開にする
あまりに突飛な展開だと
読者や観客の信頼を失う可能性があります。
物語の流れやキャラクターの設定に合った
無理のない展開にするようにしましょう。
〇 読者や観客を裏切るのではなく、驚かせる
読者や観客を裏切るのではなく、驚かせる手法です。
読者や観客の感情を尊重し
嫌悪感を与えるような展開にならないようにしましょう。
現実の世界で「どんでん返し」と言える時
例えば
予想外の逆転劇が起こった場合に
「どんでん返し」と表現することがあります。
実力が大きく違う相手で、順位が下位のチームが逆転勝利したときなど
「どんでん返し」と表現することがあります。
予想外の展開で、思わぬ利益を得た場合に
「どんでん返し」と表現することがあります。
また、日常会話でも、予想外の出来事が起こった場合に
「どんでん返しだった」などと表現することがあります。
このように、「どんでん返し」は
物語だけでなく、さまざまな場面で使われるようになった言葉です。
「どんでん」と言う言葉が、ある業界で隠語として使われている
ホテル業界で使われています。
これは、私もホテルマンの経験があり
実際に使っていました。
毎日のように「どんでん」があり
結構、大変な作業です。
最後にまとめ
何気なく「どんでん返し」と言う言葉を使っています。
ちょっとだけ、由来や語源を知るとなるほど~となります。
ドラマや映画では「どんでん返し」が見ていて楽しいです。
その伏線をたどるのも、楽しいものです。
現実の世界だと、良い意味でも、悪い意味でも使われますが
どうせなら良い意味で「どんでん返し」が起こってほしいですね。