言葉の意味

「かたじけない」は 日本語の感謝や恐縮を表す言葉です。 漢字では「忝い」や「辱い」と書き どちらも「もったいない、恐れ多い」 という意味を持っています。 「かたじけない」は、 平安時代にはすでに使われていた言葉です。 当時は、上位者への恐縮や感謝の気持ちを 表す言葉として使われていました。

「蛙化現象」と「蛇化現象」という言葉は、 以下「蛙化」「蛇化」とします。 どちらも恋愛に関する言葉です。 どちらも「化」という漢字が使われていますが 意味は正反対です。

「猿も木から落ちる」ということわざは どんなにその道の専門家であっても 時には失敗をすることがあるという意味です。 例えば、木登りが得意な猿でも 時々木から落ちることがあるという事実から このような教訓が生まれたのです。

「弘法にも筆の誤り」とは 書道の達人である弘法大師であっても 時折字を間違えることがあるということから たとえその道の名人と呼ばれるような人間であっても 失敗をすることはあるという意味のことわざです。

「犬も歩けば棒に当たる」とは 何かをしようとすれば、何かと災難に遭うことも多いというたとえ。 また、出歩けば思わぬ幸運に出会うことのたとえ。 どちらかと言うと、災難に遭うという戒めのことわざです。 でも、幸運に出会うと考えた方が楽しいですね。

「ピンチは最大のチャンス」または「ピンチはチャンス」という言葉は 日本の実業家である「大橋武夫さん」が残した名言です。 大橋さんは、元陸軍軍人で、戦後に日本通運の運転手を経て 時計会社の経営者として独立しました。 彼は、逆境に直面したときこそ 新たな可能性を見出すことができると考えていました。

「砂上の楼閣」とは 砂の上に立つ楼閣のように、見かけは立派だが 基礎がしっかりしていないため すぐに崩れてしまいそうなものをたとえた言葉です。 また、実現不可能なことをたとえる場合にも使われます。

「覆水盆に返らず」という言葉は 一度こぼれた水を、再び盆に戻そうとしても不可能である。 いったん実行したことは、取り返しがつかないことをいう。 一度別れた夫婦は、元には戻らないということでもあります。

「埒が明かない」は 物事がいつまでも解決せず、進展しないことを意味する慣用句です。 「埒」は、馬場の周囲に巡らした柵のこと。 転じて、物事の区切りや限界を意味します。

「茶番劇」とは 本物らしくない演劇や、演劇のような見せかけの出来事のことを指します。 「茶番」は もともとは、茶道において、客をもてなすために 茶を点てる前や点てた後に、客を楽しませるために演じられる 小芝居や小咄のことを指していました。