「現金なやつ」「現金な人」と使ったりするけど、どんな場面で使われる?

現金なやつアイキャッチ

「現金なやつ」は、自分の都合やメリットを一番に考えて
場合によって全く違う態度を取る人のことを指す言葉です。
例えば
初めはAさんの悪口を言っていたにもかかわらず
Aさんが立場のあるえらい人だと分かると
急に媚びた態度を取って誉めそやしたりするなんてことも。

「現金」という言葉には
本来「すぐにお金を払う」という意味があります。
そこから転じて、「すぐに判断する」「すぐに行動する」
という意味でも使われるようになりました。

「現金なやつ」という言葉は
この「すぐに判断する」「すぐに行動する」という意味から
自分の都合やメリットを一番に考えて
場合によって全く違う態度を取る人のことを指すようになりました。

「現金なやつ」が使われる場面

〇 あの人は現金なやつだから、相手に気をつけたほうがいいよ。
〇 彼はいつも現金なやつだから、どんな態度を取るかわからない。
〇 彼女は現金なやつだから、すぐに浮気するんじゃないかって心配。
〇 特別報酬が出るとわかった途端、作業に参加するなんて現金なやつだな。
〇 有名人の友達がいると知った途端に
馴れ馴れしく話しかけるようになるとは、本当に現金なやつ。
〇 あの人、奢りだとわかったら着いてきたよ。 現金なやつだよね。
〇 ボランティアで参加していたのに
ちゃっかりお礼を受け取るなんて彼は現金なやつだ。

「現金なやつ」「現金な人」はどう見られやすいのか?

1. 金銭的に信頼できる人

「現金なやつ」は、経済的に信頼性のある人や
お金を持っている人を指すことがあります。
この使い方では、その人が経済的に裕福であるか
支払い能力があるかを強調します。

2. 現金で支払うことができる

「現金なやつ」は、特に取引や支払いにおいて
現金で支払うことができる人や
現金での支払いを好む人を指すことがあります。
現金で支払える人という意味で使われます。

3. 頼りになる人

「現金なやつ」は、一般的には信頼性のある人や頼りになる人を指します。
この場合、お金に関することだけでなく
他の面でも信頼できるという意味が含まれます。

といったような
「目先の利害や損得によって、自分の主張や態度を変える人」
とは違った見方も出来ます

「現金なやつ」は、主に日本の俗語やスラングの一つ

この言葉は江戸時代に誕生し
当時は商品代金をその場で支払う人が少なく
あとでまとめて支払う「ツケ払い」を選択する客が多かった時代でした。
しかし、ツケ払いを選択した客が期日までにきちんと支払うケースは少なく
店主はツケ払いの回収に苦労していました。
ツケ払いを選択する客が多い中では
現金でしっかり商品代金を支払う客は店主にとって大変ありがたい存在でした。
現金払いをする客に多少無理をいわれても
店主は歓迎してサービスを提供したそうです。
このように、現金払いをする客に対して店主の態度がコロッと変わることから
「現金なやつ」という言葉が生まれたとかんがえられます。

「現金なやつ」の類義語・言い換え・対義語です

– 類義語・言い換え
調子者, ちゃっかりもの, 虫がいい

– 対義語
献身的な人

最後にまとめ

目先の利害や損得によって
自分の主張や態度を変える人のことを指す言葉です。
「現金なやつ」という言葉は
自分の都合やメリットを一番に考えて
場合によって全く違う態度を取る人のことを指す言葉です。
このような人とは、付き合いを深めていく際には注意が必要です。

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