「大風呂敷を広げる」とは？最近でも使う言葉かな？あんまり使わない方が良い

「大風呂敷を広げる」とは、
現実に合わないような大げさなことを言ったり
計画したりすることを意味します。
大げさなことを言ったり、自慢したりすることを指します。
大風呂敷を広げる人は
人から注目されたい、すごいと思われたいという思いが強く
つい物事を大げさに言ってしまう傾向があるようです

「大風呂敷を広げる」の語源

語源は
江戸時代の風呂屋で、客が風呂敷を広げて
その中に着替えや荷物を置いたことから来ています。
当時の風呂敷は、非常に大きくて重いものでした。
そのため、客が風呂敷を広げると
その大きな姿が目に飛び込んできて
周りの人々を驚かせたと言われています。

「大風呂敷を広げる」の意味は、大きく分けて2つあります。

1つは、現実に合わないような大げさなことを言うことです。

例えば

「私は来年には世界一の社長になる」とか
「この新製品は、世界を救う」などと言ったりします。

もう1つは、現実に合わないような大げさな計画を立てることです。

例えば

「来年は、100万円の収入を上げる」とか
「10年で資産1億円を作る」などと言ったりします。

「大風呂敷を広げる」は
日常会話の中でよく使われる言葉です。

例えば、以下のような場面で使われることが多いです。

〇誰かの話を聞いて、その人の話を誇張して表現する
〇誰かの計画や目標を、実現不可能なものとして表現する
〇誰かの見栄を張った言動を表現する

「大風呂敷を広げる」の具体的な使い方としては
以下のような例が挙げられます。

〇「彼は、大風呂敷を広げて、来年には社長になると言っていたが、結局は失敗してしまった。」
〇「彼女は、大風呂敷を広げて、世界を救う新薬を開発すると言っていたが、まだ実現には至っていない。」
〇「彼は、大風呂敷を広げて、100万円の収入を上げる計画を立てていたが、結局は失敗に終わった。」

「大風呂敷を広げる」は
ビジネスシーンでも使われます。

例えば

営業マンが、顧客に対して
実現不可能なほどの高額な売上目標を提示する際に使われたりします。
また、経営者が、社員に対して
実現不可能なほどの高い目標を掲げる際にも使われたりします。

しかし、ビジネスシーンでは
大風呂敷を広げすぎると、信頼を失ったり
失敗につながったりする可能性があるため、注意が必要です。

「大風呂敷を広げる」は
人として使わない方が良い言葉だと言えます。
なぜなら、大風呂敷を広げる人は
以下のようなデメリットがあるからです。

〇信頼を失う
〇失敗する可能性が高い
〇周囲の人の迷惑になる

信頼を失うと、仕事や人間関係に支障をきたす可能性があります。
また、失敗すると、自分の評価を下げることにつながります。
さらに、周囲の人の迷惑になるような大風呂敷を広げてしまうと
トラブルに発展する可能性もあります。

「大風呂敷を広げる」は、人生で必ずしも必要ではありません。
むしろ、控えめに、現実的な目標を立てることが大切です。
しかし、大風呂敷を広げることによって
自分自身を奮い立たせ、大きな目標を達成できる可能性もあります。
そのため、自分の性格や状況に合わせて、上手に活用することも必要です。

「大風呂敷を広げる」とは
現実に合わないような大げさなことを言ったり
計画を立てることを意味する言葉です。
人として、使わない方が良い言葉ですが
人生においては、上手に活用することも必要です。