自然界の恵み、収獲したものに感謝し
神様にお供えしたものが「節供せつく」
そしてそのお供えしたものを料理して食べた料理が「節供料理」です
節供→節句。最も重要な節句が正月と言うことになります。
神様にお供えする魚として「鯛」や「鰤」「鮭」がありますね
節句料理にブリが入っているのには意味がありそうです
ブリ(鰤)は出世魚であることはキット知っている人が多いと思います
稚魚(幼魚)から成魚になるまでに呼び名が変わる魚
鱸(スズキ)、鯔(ボラ)等も出世魚ですが「ブリ」には負けるかもね
ボラに関しては成魚はトドです
「トドのつまり」なんてあまり良い意味では使われないようですが
「物事が最終的に煮詰まり決定する」と言う良い意味でもあるます
※由来は諸説あります。
モジャコ | 10㎝未満 | 0.1~0.2㎏ぐらい |
ワカシ、ワカナ | 20㎝未満 | 0.2~0.3㎏ぐらい |
イナダ、ツバス、ヤズ | 40㎝未満 | 0.4~1.0㎏ぐらい |
ワラサ、ハマチ | 60㎝未満 | 0.6~2.9㎏ぐらい |
メジロ | 80㎝未満 | 3~4.9㎏ぐらい |
ブリ | 80㎝以上 | 5㎏以上 |
呼び名サイズは地域によって異なります
子供から大人なるまで呼び名が変化し出世していくことから
ゲン担ぎで「大成する」「名を上げる」「出世する」と言うことです
ブリは白身の魚ではないですよ
身は白っぽく見えますが実は赤身に分類されます(中間魚って人もいます)
これは筋肉に含まれる血液色素(ヘモグロビン)(ミオグロビン)が多いからです
稚魚から成魚に出世していく中で血液色素も多くなります
味もだんだんと大味に成長しますね
おせち料理に【ブリ】はつきもの
上記でも書きましたが、おめでたいという意味で節句料理にはつきものです
1年の初めの節句はお正月です
お正月にはおせち料理を必ずと言っていいほど食べます
食べなければならない決まりはありませんが「食べたい」ですね
ブリが元気の素でもあるのは栄養価にもあります
ブリは栄養価が高いと言うことです
ブリの栄養価及び効能効果は
*高血圧予防 動脈硬化予防、貧血予防、眼精疲労緩和、肝機能強化など
予防医学的な検知でアンチエイジングなどの効果が期待されます
不飽和脂肪酸のEPAエイコサペンタエン酸
DHAドコサヘキサエン酸が含まれています
DHAにはコレステロールを抑える効果
不飽和脂肪酸の弱点である酸化を抑制する抗酸化のビタミンEが特に多いのです
タンパク質=
アミノ酸が多く含まれていて特に体内で必要量を合成できない必須アミノ酸です
魚の中でもこれらの栄養価が特に高いです
まとめ
鰤はマグロの大トロと比べると安いですが
近年は魚そのものが高価な食材になってきてます。
鰤は縁起も良く栄養価も高いし
たまには食べて元気になりたいですね。