「パクチー」の香りと栄養が織りなす、世界を魅了する万能薬味!

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パクチーは
独特な香りと風味を持つセリ科の植物です。
エスニック料理の定番薬味としておなじみです。
パクチーの原産国、日本での普及の歴史
世界での消費量、独特な香りの秘密
そしておすすめの料理法まで
パクチーのすべてをご紹介します。

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「パクチー」のルーツを探る

パクチーは
地中海沿岸地域が原産国と考えられています。
古くからエジプトやギリシャ
ローマなどでは
薬草として利用されていました。
その後、シルクロードを経てアジア各地に伝播し
中国では「香菜(シャンツァイ)」
タイでは「パクチー」
ベトナムでは「 rau ngò(ラーンゴ)」など
それぞれの地域で
独自の呼び名と食文化とともに発展してきました。

日本における「パクチー」旋風

日本では
1980年代後半から
エスニック料理店が徐々に増え始め
それに伴いパクチーも
徐々に認知されるようになりました。
しかし
当時は独特な香りを苦手とする人が多く
一般的には普及していませんでした。
転機となったのが
2000年代に入ってからの健康志向の高まりです。
パクチーがβカロテンやビタミンC
食物繊維などの栄養素を
豊富に含んでいることが知られるようになり
美容や健康効果を期待する人々から
注目を集め始めました。
さらに
2009年頃にタレントがテレビ番組で
パクチーを絶賛したことをきっかけに一気に人気が爆発。
パクチーを使った料理や商品が続々と登場し
今ではすっかり食卓に馴染みの食材となりました。

世界の「パクチー」消費量:タイが圧倒的

パクチーの消費量としては
タイが世界一と言われています。
タイ料理には欠かせない薬味であり
日常的に様々な料理に活用されています。

近年では
中国やベトナム
メキシコなど
アジアや中南米を中心に
パクチーの人気が高まっています。
欧米でもエスニック料理の流行とともに認知度が高まり
スーパーマーケットでも気軽に手に入るようになりました。

癖になる香り「パクチー」の秘密

パクチーの独特な香りは
主に「リナロール」という成分によるものです。
リナロールは
バラやラベンダーなどの香りに含まれる成分であり
リラックス効果や安眠効果があるとされています。

また
パクチーには柑橘系の香りに似た「α-ピネン」や
スパイシーな香りの
「リモネン」などの成分も含まれています。
これらの様々な香りが複雑に絡み合い
パクチー独特の風味を生み出しているのです。

実は
パクチーの香りは好き嫌いが分かれる理由は
遺伝子的な要因も関係していると言われています。
パクチーの香りの成分である
リナロールを感知する遺伝子を持っている人は
パクチーを好む傾向があることがわかっています。

「パクチー」が彩る!おすすめ料理5選

パクチーは
エスニック料理だけでなく
様々な料理に活用することができます。
ここでは、パクチーのおすすめ料理を5つご紹介します。

1. フォー
ベトナムの国民的な麺料理であるフォーには
パクチーが欠かせません。
スープの旨味とパクチーの爽やかな香りが絶妙にマッチします。
2. ガパオライス
タイ料理の定番であるガパオライスにも
パクチーをたっぷり乗せて召し上がれ。
鶏ひき肉とバジルの風味に
パクチーの香りがアクセントを加えます。
3. トムヤムクン
タイの代表的なスープであるトムヤムクンには
パクチーの他にレモンや香菜も加えて
爽やかに仕上げましょう。
4. 生春巻き
ベトナム風生春巻きには
パクチー以外にもレタスやミントなどを加えて
彩り鮮やかに巻き上げましょう。
5. パクチーサラダ
パクチーを主役にしたサラダは
シンプルながらパクチーの香りを存分に味わえます。
ドレッシングはお好みで。

まとめ

パクチーは
独特な香りと風味を持つ
世界中で愛されている食材です。
近年では、その栄養価の高さも注目されています。

好き嫌いが分かれやすいパクチーですが
その魅力を知れば
食卓に欠かせない存在となるでしょう。
ぜひ色々な料理に活用して
パクチーの魅力を存分に味わってみてください。

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