【人生は山あり谷あり】ことわざ「人間万事塞翁が馬」の深い意味と使い方

人間万事塞翁が馬、アイキャッチ※画像はcanvaマジック生成によるもの

人生は、良いことばかりではなく
辛いことや悲しいことも経験します。
そんな時に励みになるのが
ことわざ「人間万事塞翁(さいおう)が馬」です。
このことわざの語源、意味、使い方
そして人生をより豊かにするために
役立てられるヒントについて深堀。

「人間万事塞翁が馬」の語源と意味

「人間万事塞翁が馬」は
中国の故事から生まれたことわざです。
故事の内容は以下の通りです。

中国の北方に塞翁という名の
老人が住んでいました。
ある日、老人の息子が馬を野に放ちました。
すると、馬が野生の馬の群れと
駆け出してしまいました。
村人たちは
これは大変な不幸だと嘆きました。
しかし、数日後
馬は立派な駿馬を連れて帰ってきました。
村人たちは喜びましたが
その直後、老人の孫が駿馬に乗って落馬し
足を骨折してしまいました。
村人たちは、これはまたもや不幸だと嘆きました。
しかし、しばらくすると、国が戦争を始め
兵士として徴兵される若者が続出しました。
しかし、老人の孫は足が不自由なため
徴兵を免除されました。
村人たちは、これは幸運だと気づきました。

この故事から
一見不幸に見える出来事も
実は幸運の種かもしれない。
逆に、一見幸運に見える出来事が
実は不幸の種かもしれない!
という教訓が生まれました。
これが、「人間万事塞翁が馬」
ことわざの意味です。

「人間万事塞翁が馬」の良い意味と悪い意味

「人間万事塞翁が馬」は
良い意味と悪い意味の両方で使われます。

良い意味

〇 一見悪いことが、実は良い結果につながることもある
〇 どんな状況でも、希望を捨てずに前向きに考えることが大切
〇 人生は山あり谷ありなので、一喜一憂する必要はない

悪い意味

〇 何が幸不幸かわからないので
安易に判断してはならない
〇 悪いことが起こっても諦めずに努力すれば
良い結果に繋がることもある
〇 人生は思い通りにならないこともあるので
柔軟に対応することが大切

「人間万事塞翁が馬」の使い方

「人間万事塞翁が馬」は、以下のような場面で使われます。

〇 仕事で失敗した時や、目標が達成できなかった時
〇 病気や怪我をしてしまった時
〇 予期せぬ出来事に遭遇した時
〇 将来への不安を感じている時

使用例

1. 仕事で失敗した時
新規プロジェクトのプレゼンで
大きなミスをしてしまい 落ち込んでいた。
そんな時に上司から
「人間万事塞翁が馬だよ。
この失敗が、次の成功に繋がるかもしれないからね」
と励ましの言葉をかけられた。
2. 病気をしてしまった時
突然の病気に倒れ、仕事もプライベートも
思うようにいかなくなった。
しかし、入院中に久しぶりに
家族とゆっくり過ごすことができ
人生について改めて考えるきっかけになった。
「人間万事塞翁が馬」という言葉が頭をよぎり
前向きに病気に立ち向かう決意をした。
3. 予期せぬ出来事に遭遇した時
旅行中に荷物が盗まれてしまった。
せっかくの旅行が台無しだと思ったが
「人間万事塞翁が馬」という言葉が思い浮かび
気持ちを切り替えて旅を楽しむことにした。
すると、思わぬ場所で素敵な出会いがあり
忘れられない旅になった。

「人間万事塞翁が馬」は人を諭す時にも使える

「人間万事塞翁が馬」は
人を諭す時にも効果的なことわざです。

例えば

〇 何か失敗した友人を励ましたい時
〇 将来への不安を抱えている家族に勇気を与えたい時
〇 困難な状況に立ち向かっている人に希望の光を灯したい時

などに、「人間万事塞翁が馬」という言葉を使うことで
相手を前向きに考える後押しをすることができます。

「人間万事塞翁が馬」は自分自身の戒めにするために

「人間万事塞翁が馬」を自分自身の戒めにするためには
日頃から以下の意識を持つことが大切です。

〇 物事を多角的に見る
〇 一喜一憂しない
〇 困難な状況でも希望を捨てる
〇 どんな経験も無駄ではない

これらの意識を持つことで
「人間万事塞翁が馬」の深い意味を理解し
人生の様々な出来事に柔軟に対応できるようになります。

最後にまとめ

「人間万事塞翁が馬」は
人生の不確実性と希
望の大切さを教えてくれることわざです。
このことわざを理解し
日々の生活の中で意識することで
より豊かで充実した人生

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