【一日不作一日不食】の意味を、分かりやすく単純に考えて見た！

※画像はcanvaマジック生成によるもの

一日不作一日不食
（いちじつなさざればいちじつくらわず）は禅語です。
「自分が努めるべき努めを果たす」を深堀してみれば
今からの日常生活が楽しくなります

一日不作一日不食（いちにちなさざればいちにちくらわず）とは？

直訳すれば
自分が努めるべき努めを果たす、という意味です。

語源と意味の深層

「一日不作一日不食」（いちじつなさざればいちじつくらわず）は
中国の禅宗の教えに由来する言葉です。
文字通りの意味は「一日働かなければ、一日食べるべきではない」
となります。

この言葉には
単なる労働と報酬の関係以上の深い哲学が込められています。

1. 自己責任の精神
2. 日々の実践と修行の重要性
3. 努力と結果の直接的な関係
4. 自己成長への献身

仏性、禅の修行でも同じなのですが
掃除、洗濯、炊事、畑仕事、草取り、剪定など
日々身体を動かして、働くことを重視しています。
日常の作務こそが修業であると言う教えです。

修業に終わりはないわけだから
修行僧一年生も身分の偉い僧侶も、同じ作務を日々こなしている
もし一日たりとも作務を怠れば
その日は、腹を満たすことなど出来ないことは、修業の基本中の基本。

若者向けに、具体的な例を挙げて説明しましょう。

例えば

大学生の場合
〇勉強せずに単位は取れないし、努力なしで就職先も得られない。
一日何もしなければ、自分の未来も何も育たない

例えば

起業家志望の若者
〇毎日少しずつでも、自分のスキルや事業のために行動しなければ
夢は単なる空想で終わってしまう。行動こそが成功への唯一の道

働かざる者食うべからず

働こうとしない怠惰な人間は食べることを許されない。
食べるためには、まじめに働かなければならないということ。

〇道徳的・社会的規範に基づく
〇労働と生存の直接的な関係
〇より実践的・社会的

つまり
働くことが出来るのに怠けてはダメ。真面目に働きなさい！

一日不作一日不食

〇禅の哲学に基づく
〇自己成長と実践を重視
〇より精神的・内省的

つまり
修業に報酬などないと言うことですね

始めに
一日24時間の事を考えてみましょう。

時間は正確にチクタクと秒針を刻み続けています。
その中で
人は、それぞれに与えられた事をやります。
仕事、学業、趣味、家族とのスキンシップなど
２４時間の中で、調整しながら時間割をします。

仕事なら
作業を部下に教えたり任せたり、役割分担もありますから
一人でやる仕事以外は、連携しながら、コミュニュケーションを取りながら
プロジェクトを、進めるのは当然のことです

自分しかできない事

朝起きて
顔を洗い、朝食を食べ、身支度をして「いってきます」
となる当たり前のことは、自分でしか出来ないことです。

先天的、後天的に障害がある方は、介護の方や家族の方の助けも必要ですが
基本は自分の事は自分でやります。

健常者なら
起きて、めんどくさくても、文句も言わず自分でやることです。

これが今回のポイントです。

潜在意識は
体内に休むことなく、血液も酸素も運び
細胞も新鮮な状態に、作り変えているわけで
先ずそれを意識して、理解しなければなりません。

もし
２４時間の中で、自分にしかできないことを
疎かな気持ちでやってしまうと、潜在意識も「どうでもいいか？」
となり、良くない方向へ行くことがあります。

朝起きて
どんなに辛くとも
「しんどいけど今日もお願いします」「頑張ろう！」と
自分自身に、感謝とエールを送り続けると。
歯磨き一つも変わってくる、掃除も洗濯も炊事も、全ては感謝に変わります
そして一日の終わりが
身心共に、達成感と清々しい心で眠れるはずです。

掃除、洗濯、炊事などが、出来ることに感謝をして
潜在意識を常に気持ちよくさせることで
その日の食事の味は、格別になります。

この言葉は潜在意識と深く結びついています。

1. 日々の小さな行動が潜在意識を形作る
2. 意識的な努力が無意識の領域を浄化する
3. 継続的な実践が内なる自己を成長させる

「一日不作一日不食」は
自己責任や努力の重要性を教える言葉であり
潜在意識との関係も深いです。
若者たちには、日々の行動が自分の未来を形作ることを理解してもらい
自己成長のために努力することの大切さを伝えたいです

２４時間メリハリもつけながら
動くとき、休む時、全ての時を大切にして
そして心が恥じないように精進すれば気持ちよく過ごせます。
心の中の掃除は、自分でするしかないんです。