「 乾麺の日」「素麺の日」の歴史は?種類、人気、名産地、美味しい食べ方、旬

素麺、アイキャッチ

乾麺の日
毎年7月7日に制定されている記念日です。
全国乾麺協同組合連合会が
1982年に制定しました。
古くから七夕と乾麺は深い繋がりがあり
乾麺の日の制定によって
この伝統的な食文化を
広く認知・普及することが目的とされています。

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七夕の「そうめん」から生まれた「乾麺の日」

この日付は
七夕の日に貴族や庶民が
天の川に見立てて
麺類を食べる風習があったことに由来します。
平安時代中期の
儀式作法書である「延喜式」にも
七夕の儀式に
「索餅(さくへい)」という
素麺の原型が供えられたと記されています。

様々な種類を持つ「乾麺」

乾麺は
小麦粉を主原料として作られる麺類の総称です。
うどん、そば、ひやむぎ
中華麺、ラーメン、パスタなど
様々な種類が存在します。
それぞれの麺は
製法や形状、太さ
使用する小麦粉の種類などが異なり
それぞれ独特の食感や味わいが楽しめます。

定番から変わり種まで!人気の「乾麺」

〇 そば(蕎麦)
乾麺蕎麦には
岩手県のわんこそば、信州・長野の戸隠そば
島根県の出雲蕎麦など、日本各地の名産品があります。
〇 うどん
小麦粉を使用した太麺で、讃岐うどんが有名です。
〇 パスタ
イタリアの乾麺で、スパゲッティやペンネなどがあります。
〇 ラーメン
中華麺の一種で、日本全国で様々なラーメンが愛されています。
〇 素麺
細くて透明な麺で、香川県の「小豆島そうめん」が有名です。
〇 冷麦
冷たくして食べる麺で、夏に人気です。
〇 春雨
透明な麺で、中華料理などに使われます。
〇 ビーフン
米粉で作られる細麺で、東南アジア料理によく使われます。
補足
JAS規格の「乾めん類品質表示基準」の定義です。
1.3mm未満が素麺
1.3mm以上1.7mm未満が冷や麦
1.7mm以上がうどん
これは機械の製法による基準で
手打ちとか手延べでの分類は
1.7mm未満は素麺でも冷や麦でも良い

「素麺」の有名産地:全国各地に広がる美味しさ

素麺は、全国各地で生産されていますが
特に有名な産地として
奈良県、兵庫県、香川県などが挙げられます。
奈良県では
三輪そうめんが有名です。
三輪そうめんは、伝統的な製法で作られており
滑らかな口当たりと上品な味わいが特徴です。
兵庫県では
揖保乃糸が有名です。
揖保乃糸は、良質な小麦粉と
ミネラル豊富な水で作られており
コシのある食感と豊かな風味が特徴です。
香川県では
小豆島そうめんが有名です。
小豆島そうめんは
島の豊かな自然の中で育まれた
小麦粉で作られており
繊細な味わいと喉ごしが特徴です。

これらの産地以外にも
全国各地で様々な種類の素麺が生産されており
それぞれ独特の味わいを楽しむことができます。

シンプル・イズ・ベスト!「素麺」の美味しい食べ方

素麺は
シンプルにめんつゆと薬味で食べるのがおすすめです。

めんつゆは
だし汁、醤油、みりん、砂糖などを合わせたもので
お好みで薬味として
ネギ、生姜、ミョウガ、大葉などを添えます。
また、冷製だけでなく
温かいめんつゆで食べるのもおすすめです。
温かいめんつゆは
だし汁に醤油や味噌などを加えて作り
鶏肉や野菜などの具材を加えても美味しくいただけます。
素麺は、アレンジも自在な食材です。
サラダや冷製パスタの具材として使ったり
素麺揚げにしたりと、様々な料理に活用できます。

夏の風物詩!「素麺」の旬

日本で素麺が最も食べられる月は、7月と8月です。

これは、暑さで食欲が落ちやすい夏場に
さっぱりと食べられる素麺が人気だからです。

また
七夕や盆などの行事にも素麺が食べられることから
夏のイメージが強い食材となっています。

近年では、そうめん専用のめんつゆや薬味
アレンジレシピなども豊富に販売されており
夏だけでなく
一年を通して素麺を楽しむ人が増えています。

まとめ

乾麺の日、種類、人気、名産地
美味しい食べ方、旬についてご紹介しました。
乾麺は
日本の食文化において重要な役割を果たしており
様々な種類と楽しみ方ができる奥深い食材です。
ぜひ
色々な種類の乾麺を試して
あなた好みの乾麺を見つけてみてください。

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