「臥薪嘗胆」(がしんしょうたん)難しい漢字ですね。意味を理解しましょう!

臥薪嘗胆、アイキャッチ

「臥薪嘗胆」という言葉をご存知でしょうか?
この四字熟語は、目的のために苦労に耐えるという意味を持ちますが
その由来や使い方にはどのようなものがあるのでしょうか?
今回は、「臥薪嘗胆」の詳しい意味や語源
使い方などを例文とともにまとめてみました。

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「臥薪嘗胆」の意味

「臥」は、ふし寝ること
「薪」は、たきぎ
「嘗」は、なめる、味わうという意味
「胆」は、きも、肝臓という意味です。

つまり
「臥薪嘗胆」は、「薪の上に寝て苦い胆をなめる」という意味になります。

「臥薪嘗胆」は
もともとは「復讐のために苦難に耐える」という意味でした。
しかし、現代では「目的を達成するために苦労に耐える」
という意味で広く用いられています。

「臥薪嘗胆」の語源

語源は中国の『十八史略』に書かれている故事成語にあります。

春秋時代、呉王の闔呂(こうりょ)は
越王の勾践(こうせん)と戦い、敗れて死んだ。
闔呂の息子である夫差(ふさ)は
父の仇を討つために固い薪の上に寝て
その痛みで復讐の志を忘れないようにし
三年後に会稽山で勾践を降伏させた。
一方、会稽山で夫差に敗れた勾践は
その恥を忘れないために苦い胆をなめて
のちに夫差を滅ぼした。
戦死した父の仇を討とうとする息子の話です。
「臥薪」は「かたい薪の上で寝る」
「嘗胆」は「苦い肝をなめること」という意味で
共に自身を苦しめることで復讐の志を奮い立たせることを説いています。
転じて、「臥薪嘗胆」は目的を達成するために苦心し
努力を重ねる意味で用いられるようになりました。

「臥薪嘗胆」の使い方

「臥薪嘗胆する」という言い方は、目的に向かって苦心し、努力を重ねることを意味します。

* 復讐のため苦難に耐える
* 目的を達成するために苦労に耐える
* 努力を重ねて成功を収める
* 困難を乗り越えて目標を達成する

例えば

* 彼は、ライバルに勝つために、臥薪嘗胆の精神で努力を重ねた。
* 彼女は、夢を叶えるため、臥薪嘗胆の覚悟で仕事に打ち込んでいる。
* あの会社は、臥薪嘗胆の精神で、倒産の危機を乗り越えた。

「臥薪嘗胆」の教え

「臥薪嘗胆」は
苦難を乗り越えて、目標を達成するための教訓を私たちに与えてくれます。

それは

* 目標を達成するためには、苦労や困難を乗り越える必要がある。
* 目標を達成するためには、努力を続ける必要がある。
* 目標を達成するためには、強い意志が必要である。

ということです。

私たちも、人生の目標を達成するために
この「臥薪嘗胆」の教えを心に留め、努力を続けていきましょう。

最後にまとめ

「臥薪嘗胆」とは
目的のために苦労に耐えるという意味を持つ四字熟語です。
中国の春秋時代の呉と越の戦争に由来する故事成語で
復讐のために自身を苦しめることを表しています。
転じて、目的を達成するために苦心し
努力を重ねる意味で用いられるようになりました。
ビジネスシーンでも使える言葉で
強い思いや決意を表現するときに役立ちます。

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