驚きの真実!日本の街中華の定番【天津飯】は中国にない?その歴史と魅力を探る!

アイキャッチ※画像はcanvaで作成

日本の中華料理店で人気の「天津飯」。
実は中国には存在しない
日本独自の料理だということをご存知でしょうか?
天津飯の起源から地域による違い
そして家庭での作り方まで、幅広く解説します。

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天津飯の誕生秘話:意外な発祥地?

「天津飯」の原点は
諸説あるけど
戦後、東京の「来々軒」が中国の天津産のお米で
「天津芙蓉蟹肉飯」を作って出したのが最初らしい?
大阪の淀川で多く捕れたワタリガニを蟹玉にして
丼にしたけど原価が高かったので
トビアラと言う海老に代えて「天津飯」とした?

つまり
発祥はわからないというのが本当です

中国に天津飯はない?その理由と類似料理

驚くべきことに
日本の天津飯に完全に一致する料理は中国には存在しません。
しかし、似たような卵料理は存在します。例えば
「芙蓉蛋」(フーロンダン)
という卵を使った料理がありますが
これはスープ仕立てで
ご飯にかけて食べるものではありません。

日本の天津飯が中国に存在しない理由としては
以下が考えられます。

1. 日本独自の創作料理であること
2. 日本人の味覚に合わせて開発されたこと
3. 中国の食文化とは異なる食べ方(ご飯にかける)であること

関西vs関東:天津飯の地域による違い

天津飯は全国的に人気がありますが
特に関西地方で愛されています。
その理由として、以下が挙げられます。

1. 発祥地が神戸(関西圏)であること
2. 関西の食文化に合致する味付けであること
3. 関西の中華料理店での積極的な提供

関西と関東では、天津飯のあんかけの味に違いがあります。

〇 関西:塩と醤油のバランスが良く、オイスターソースを使う
〇 関東:ケチャップを使った甘酢餡かけが多い

この違いは、それぞれの地域の食文化や好みを反映しています。

「天津飯」vs「天津丼」:呼び方の違いと定義

「天津飯」と「天津丼」は基本的に同じ料理を指しますが
若干のニュアンスの違いがあります。

〇 天津飯
より一般的な呼び方で
関西の中華料理店のメニューでよく見られます。
〇 天津丼
「丼物」としての位置づけを強調する呼び方で
関東の中華料理店のメニューでよく見られます。

ただし、これらの呼び方の使い分けに明確な規則はない
店舗や地域によって異なる場合があります。

中華の卵料理:天津飯以外の人気メニュー

天津飯以外にも、中華料理には様々な卵料理があります。
人気の5種類を紹介します。

1. 卵炒飯(玉子チャーハン)
2. 木須肉(ムーシーロー)
3. 玉子スープ
4. 卵とトマトの炒め物
5. 茶碗蒸し(中国では「蒸蛋」として知られる)

これらの料理は、卵の持つ風味や食感を活かした
中華料理の代表的な一品です。

家庭で作る!簡単天津飯レシピ

最後に、ご家庭で簡単に作れる天津飯のレシピをご紹介します。

材料(2人分)
〇 ご飯 2膳分
〇 卵 4個
〇 カニカマ 4本
〇 長ネギ 1/4本
〇 水溶き片栗粉 大さじ1
〇 鶏がらスープの素 小さじ1
〇 醤油 大さじ1
〇 酒 大さじ1
〇 オイスターソース 大さじ1
〇 砂糖 小さじ1
〇 水 200ml
〇 塩・胡椒 少々
〇 サラダ油 適量
作り方
1
鍋で水、鶏がらスープの素、醤油、酒、砂糖
オイスターソースを入れて火にかけます。
2
沸騰したら、細切りにしたカニカマと長ネギを加えて
水溶き片栗粉でとろみをつけます。
3
卵を溶きほぐし、塩胡椒で味付けします。
4
フライパンで、オムライス風のふんわり卵焼きを作ります
5
器にご飯を盛り
ふんわり卵焼きをのせて、あんかけをかけて完成です。

まとめ:日本の食文化が生んだ独自の中華料理

天津飯は日本の食文化と
中華料理の融合から生まれた独特の料理です。
中国には存在しないにもかかわらず
日本の中華料理店では定番メニューとして愛され続けています。

その人気の秘密は
ふわふわの卵とコクのあるあんかけの絶妙なバランス
そして日本人の味覚に合わせた味付けにあります。
地域によって少しずつ異なる味わいも
天津飯の魅力の一つと言えるでしょう。

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