【くわ焼きと照り焼きの違いとは?】知って得する歴史と絶品レシピ

アイキャッチ※画像はcanvaで作成

和食の奥深さを知れば知るほど
その魅力に引き込まれていきますよね。
今回は、照り焼きとよく似ているけれど
実は異なる調理法「くわ焼き」について詳しくご紹介します。
歴史や特徴、美味しい作り方まで
くわ焼きの魅力を存分にお伝えしていきましょう。

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くわ焼きとは?江戸時代から伝わる伝統的な調理法

くわ焼きは
江戸時代から伝わる伝統的な日本料理の調理法の一つです。
主に鶏肉を使用しますが、魚や野菜でも作られています。
その特徴は、食材に片栗粉をまぶしてから
醤油ベースの調味料で焼き上げることにあります。
名前の由来は諸説ありますが
昔の農作業の合間に野鳥を捕まえ
畑で使う「鍬(くわ)」の上で
焼いたことが始まりとされています。
それから
かつて鍛冶屋で使われていた「くわ(鍬)」
という道具の形状に似た専用の調理器具を使用していたことから
この名前が付いたとされています。

くわ焼きと照り焼きの違いを徹底解説

くわ焼きと照り焼きは、一見するとよく似ていますが
いくつかの重要な違いがあります。

1. 片栗粉の使用
くわ焼き:必ず片栗粉をまぶす
照り焼き:片栗粉を使用しない
2. 調理方法
くわ焼き:じっくりと弱火で焼き上げる
照り焼き:中火~強火で手早く焼き上げる
3. 仕上がりの特徴
くわ焼き:外はサクッと、中はジューシー
照り焼き:つややかな照りと、こってりとした味わい

ただし、家庭料理としては
この違いにこだわりすぎる必要はありません。
味付けの基本は同じで、どちらも美味しく仕上がります。
ただし、料亭や専門店では
伝統的な調理法として「くわ焼き」と
明確に区別してメニューに記載されることが多いです。

様々な食材で楽しむ!くわ焼き料理5選

1. 鶏もも肉のくわ焼き
〇 最も一般的で定番のくわ焼き
〇 しっとりとした食感が特徴
2. ぶりのくわ焼き
〇 白身魚より脂の乗った魚の方が相性抜群
〇 冬が旬でおすすめの季節
3. なすのくわ焼き
〇 夏野菜の定番
〇 片栗粉がなすの水分を程よく吸収
4. 豆腐のくわ焼き
〇 ヘルシーで食べやすい
〇 片栗粉で外はカリッと
5. 銀だらのくわ焼き
〇 高級料亭でも人気の一品
〇 脂のりの良さとくわ焼きの相性が抜群

家庭で作る!鶏もも肉のくわ焼きレシピ

材料(2人分)
〇 鶏もも肉:300g
〇 片栗粉:大さじ2
〇 醤油:大さじ3
〇 みりん:大さじ2
〇 酒:大さじ2
〇 砂糖:小さじ1
〇 生姜:1かけ
作り方
  • step1
    鶏もも肉
    鶏もも肉は一口大に切り、余分な脂を除いて、軽く塩をふる
  • step2
    片栗粉
    片栗粉をまんべんなくまぶす
  • step3
    焼く
    フライパンに油を熱し、中火で皮目から焼く
  • step4
    味付け
    全体に焼き色がついたら、酒、みりん、醤油、砂糖を加える
  • step5
    弱火
    弱火にして、ときどき返しながら10分程度じっくり焼く
  • step6
    タレを煮詰める
    タレが煮詰まってきたら、火を止めて完成

ポイントと注意点

〇 片栗粉は薄くまんべんなくまぶすこと
〇 最初は中火、途中からは弱火でじっくり焼くこと
〇 タレが煮詰まりすぎないよう、火加減に注意
〇 鶏肉の内部まで火を通すことが重要

まとめ:くわ焼きで食卓を楽しく!

くわ焼きは
江戸時代から受け継がれてきた日本の伝統的な調理法です。
照り焼きとの違いを知ることで
和食の奥深さを感じることができます。
家庭での調理では、厳密な違いにこだわる必要はありませんが
この知識があることで
和食店でメニューを見たときの楽しみが広がりますよ。
また、くわ焼きの特徴である片栗粉を使用することで
外はサクッと、中はジューシーという
独特の食感を楽しむことができます。
様々な食材で試してみることで
新しい発見があるかもしれません。

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