さんんらーたん

酸辣湯(サンラータン)と入力するだけで漢字に変換してくれます
便利な時代と言うのもあるが酸辣湯が認識されている証拠ですね

酸辣湯と酸辣湯麺は違うのは分かると思うのですが
何がどう違うのか?の部分が重要です

意外と酸辣湯と酸辣湯麺が混同しているのが多い気がします

中華料理の酸辣湯と酸辣湯麺の違いを見ていきましょう

そもそも酸辣湯ってどんな料理なのか

vloge You Tubeをご覧ください

酸辣湯(サンラータンもしくはスーラータン)となります
中国語の発音は難しいですから日本語読みの中国語ですねw

酸辣=酸味(酸っぱい)があるスパイシー(ピリッと辛い)と言う意味です
酸味は主に酢を使います
黒酢で米酢でも穀物酢でもお好みでありこだわりです

その他にトマトや柑橘系を用いることも可能です
(最近のアレンジ系ではお洒落に使う人もいます)

ポイント
スパイシーは酸辣湯の場合コショーです
黒コショウでもホワイトペッパーでもお好みでこだわりです
ピリ辛で香りよくスパイシーでコショーが一番適しています
風味づけと辛さの調節でラー油を使うのもセオリーですね

 

湯=スープです

ですから酸辣湯は
「酸味のあるスパイシーなスープ」となります

中国では四川料理としても湖南料理としても有名です

海の幸も山の幸も入れて具だくさんの一年中食べられるスープです

ただ
海の幸と言っても山が多い地方ですから
乾燥させた海の幸を使うことが多いですね

例えば乾燥なまこ、乾燥アワビなどです
これらは高級食材となります

肉系は鶏肉を使うのが基本多いです
山の幸は竹の子、椎茸、キクラゲなど
後は長ネギそして豆腐を入れる人も多いですね

最後に玉子(溶き卵)です

正直な話
具材の決まりはありません
高級料理店に行けば高級食材を使います

大衆中華料理店では安価とは言いませんが
売価に見合った食材を使います

重要なのは味付けですね

鶏ガラスープ(中華スープ)に
具材を細く切って(食べやすい)いれて
老酒、塩、醤油、※葱油(これが入ると味が引き締まります)で味を整えて
水溶き片栗粉でとろみをつけて最後に溶き卵を流し込む

器に酢とコショー(多め)を入れて
そこに味付けしたスープを入れる
上からラー油を回しかけて完成するパターンが本格的です

※市販でも売っています(ラードなどの油に葱の香りを加えたもの)

ポイント
重要なポイントは
器に酢とコショーを入れておいて
そこへスープを入れて食べる時に混ぜることです

味つけする段階で酢とコショーを入れると
酢の酸味もコショーの香りも飛んでしいます

酸辣湯は酸味とスパイシーの香りを楽しむスープですから
器に酢とコショーを入れて酸味と香りを守りましょう

酸辣湯麺とはどんな料理なのか

酸辣湯に麺を入れたものが酸辣湯麺と言う麺類なのですが
微妙に味付けや作る工程は変えなければなりません

美味しい酸辣湯に中華麺を入れただけだと
イマイチ物足らなくなりますね

それは酸辣湯はスープとして食べる料理ですから
そこへ麺を入れただけなら炭酸が抜けたコーラを飲んでいるようなものです

麺類としてのパンチ力が欠けます

最近はメーカーからも酸辣湯麺とかスーラ―湯麵などの
カップ麺や袋麺も販売されていますね

実は
酸辣湯麺は中国料理のコックさんがまかない飯で食べていたものです
正式に昔からある麺類ではないと言えますね

だいたいまかない飯は美味しいものですよねw

まかない飯ですから高級食材は入りません

そこらへんにある普通の肉や野菜です
極端な話早く使いたい肉や野菜、余っている食材でOKです

重要なのは味付けです

酸辣ですから酸味があるスパイシー(ピリッと辛い)な味つけ
湯はスープですが湯麵となると汁そばとなります

一般的な湯麵は具だくさんの餡かけがかかった汁そばですね
それの味付けを酸辣に変えるのです

そして酸辣湯より少し味は濃い目にします
そして酢とコショーは最初から入れます
酸辣湯のように器に入れておくと麺と混ざりません

コショーはお好みですが黒コショーなどを後から振りかけるのも良いですね

一般的な湯麵は醤油ラーメンの上に餡かけの具を乗せますが
酸辣湯麺は濃い目の酸辣湯(酢とコショーも入れて)を作って
茹で麺の上にかけてしまいます

具材が少なければ叉焼やメンマを後から乗せるのもOKです

酸辣湯麺の具材には全く決まりはありません

余っているものでお好みの具材で味付けだけ注意して作りましょう

酸辣湯や酸辣湯麺は寒い時に食べると身体が温もります
ただ意外と夏場の方が売れますし夏の料理だとも言えますね

それは
酢でサッパリした後味でコショーで夏の暑さを吹き飛ばす的な感じです

夏に辛いものを食べて汗をかいて元気になる感じです

最後にまとめ

酸辣湯も酸辣湯麺も
コショーはかなり多めが良いと思います
酢が入ることで香りはしっかり残りマイルドになります

辛さが足らないとか辛いのが好きな人は
辣油で調節するのがベストな方法だと思います