豚もも肉

 

豚肉も最近少し高くなりましたが上手に買ってうまく料理しましょう
と言っても安けりゃよいというものでもないし
高いものがすべて良いというものではありませんね

安価な物から少し高目のブランド豚です

その豚肉にはどのような部位があるのか?
その部位をどう使い分けるのか?

分かりやすく見てみましょう
そして
部位ごとに使い分けしやすいように工夫しよう

豚肉の部位を肉、レアな部位、内臓の部位で見てみよう

日本で食べられている肉で豚肉が一番であることはお伝えしました

誰もが知っている肉の部位

*肩
常に動かしている部位だから筋肉質、脂は程よく混ざっている。
少し硬めだが濃い味わい。

*肩ロース
脂身と赤身が良いバランスで混ざっている。とても旨みがある部位。

*ロース
きめ細かな肉質。柔らかい高級な部位。脂身の部分が分かれていて旨みが凝縮されている。

*ヒレ
希少な部位。ロースの内側にある柔らかな赤身

*バラ
3枚肉とも言われ脂身と赤身が層になっている。柔らかく旨みたっぷり。骨付きがスペアリブ。

*モモ
赤身肉の最も大きな部位。筋に添って切り分けやすい。4ブロックぐらいに分けることが出来る。
(大きな部位なので脂身が混ざっている部分もあるが比較的柔らかく食べやすい)

*外もも
お尻に近い部位。赤身できめ細かではあるが味は淡泊。

肉の部位だけどチョットレアな部位

*ネック (トントロ)
脂が多く歯ごたえもしっかりあるが口の中でとろける感じ。豚肉のトロ。

*豚足
ゼラチン質のコラーゲンたっぷり、硬い部位だがモチモチとしている。

*耳
ミミガーでお馴染みの部位。コラーゲンたっぷりでコリコリとした食感。

*タン
舌の部位。先っぽは柔らかく、根本は硬め。ビタミン豊富。

豚の内臓も結構レアですね

*ハツ(心臓)
歯ごたえのある食感でコリコリときめ細かい。食べやすい。

*ガツ(胃)
臭みは少ない。肉質は硬めだが歯切れは良い

*レバー(肝臓)
低脂肪高タンパクでお馴染み。濃厚で牛レバーより少し臭みはある。

*マメ(腎臓)
歯触りが良くきめ細かな食感。皮とか筋をキチンと取り除くことが重要。

*ヒモ(小腸)
肉質は少々硬め。とても細長い部位である。

*ダイチョウ(大腸)
太くて腰がある食感。独特の臭みがある。ぶつ切りにしたものはシロコロ。

*テッポウ(直腸)
開いた時の形が鉄砲に似ている?弾力がかなりある。

*コブクロ(子宮)
コリコリとした食感。歯切れも良い。

*チチカブ(乳房)
メスの14ある乳房。さほど脂は気にならなく比較的食べやすい。

部位の使い分け、どんな料理に向いているか?

*肩肉
少し硬めの肉質ですから小間肉にして炒め物、トン汁とかに合います。
角切りにして使うならポトフやシチューですね。

*肩ロース
個人的には一番大好きな部位です。
生姜焼き、トンカツ、酢豚、カレーとかほとんどの豚肉料理に使えます。
脂身と赤身のバランスがとても良い。
中華ならブロックで買って叉焼(チャーシュー)にしていただきたい。

*ロース
一番に浮かぶのはトンカツですね。次に浮かぶのはシャブシャブでしょうか。
切り方でこれも色んな料理に使えます

*ヒレ
脂身がとても少なく柔らかいですから、サット上げる料理。
ヒレカツも良いですが串揚げにして出来るだけ火を入れすぎない料理が良い。
豚の唐揚げとかもイイですね。

*バラ
少し厚めに切ってバラ焼き。薄切りでバラのシャブシャブ、炒め物。
脂身が多いですから脂が苦手な人はちょっと厳しい。
ブロックで買って豚の角煮にもしてほしい。

*モモ
使い道の多い部位ですね。脂身が少ないですからパサつきやすいですが
脂が苦手な方にはお勧めです。酢豚とかポークチャップとかね。
ロースとポークにも最適です。

*外モモ
淡泊で脂身が少ないですから煮込み料理、シチュ―などにお勧めです。

*ネック
食感も良くそして柔らかいから焼肉として食べるのがベスト。
塩とレモンの味付けとかは好きです。

*豚足
こんがりと焼いて食べるのももちもち感があって良いし、
じっくりと煮込んで
トロトロ食感で食べるのも良いです。
沖縄料理で有名ですが最近はスーパーでも手に入りますから
挑戦してみましょう。以外に癖はないです。

*耳
ミミガ—ですね。処理をしていないものはかなり下処理に手間がかかります。
ミミガ—都市打っているものを購入して和え物にするとか酢の物にするとかがベストです。

*タン
牛タンより少し癖はありますが焼タンとして食べるのも良いし
炒め物にするのも良い。
焼いたり炒めた後に柑橘系のしぼり汁レモン汁とかかけると食べやすい。

豚の内臓系は焼肉にして食べるのが良いと思うが
そもそもあまりスーパーなどでも扱っていない

ポイント

専門店で食べる方が安心して手間なく食べられる
専門店ならその部位によって切り方焼き方、
味付けも塩なのかタレなのか付け焼きなのかつけて食べるのか?
親切に美味しく食べさせていくれます。

少し特殊な部位は専門家に任せるのがベスト

ちょっとの工夫で使い分けしやすくなる

部位によって料理の使い分けも以外に簡単です

もう少しだけ料理する際に効率を上げる方法として
例として小分けにすると言う方法があります

何を今更ではないですが
生肉を買ってきてその日の内とか消費期限内に食べきるのなら問題ないです

しかし、特売とかであれもこれも少し多めに買ってしまうことはよくあります
そうなると「冷凍保存」ですね

そこで必ず気をつけたいのがパックのまま冷凍しないってことです
フリーザーパックに出来れドリップを吸収する「ドリップシート」に包んで
密封して小分けにして冷凍したいです

※キッチンペーパーだと解凍時にちょっとメンドイ
ドリップシートは綺麗に剥がれる

小分けしておくと使いたい時にいる分だけ解凍で便利ですね

また、生のまま冷凍するよりも
下味をつけて冷凍すると味が浸み込んで煮込み料理などの場合時間短縮できる
下茹でしてから冷凍すると肉の旨みが変質しにくい
完全に調理してから冷凍すると解凍してすぐに食べられる
(リメイクにも便利)

主婦の方はそれぞれ工夫されて実行されていると思いますが
ツイツイめんどくさくなってそのまま冷凍したりしがちです

結果、「美味しくない」と言うことに繋がります

 

ポイント

買い物する時に今日は少し時間があるから
小分けしようという時間があるときにまとめ買いしましょう

チョットの工夫と手間で後々効率よくなります

 

最後にまとめ

いつも食べている豚肉ですが
何かお店とは違う、イメージと違うと言う時は
もしかしたら部位の使い分けが間違っているのかも知れませんね

専門科のような深い知識でなくちょっとした知識を持って
買い物の段階から豚肉の使い分けを考えると
かなりスキルアップ出来ます

いつもの料理が一味も二味も美味しくなるでしょう

難しく考えずに出来る料理を出来る事からやってみましょう