やきはまぐり

アサリは安いからしょっちゅう食べれるけれど
ハマグリは高級だからお正月や桃の節句に食べるものw

「ハマグリは縁起を担ぐ食べ物だ」

節句やおめでたい時ははまぐりで
居酒屋や家庭で食べるときはアサリであると言うのが大きな違い?
というとなんとなく正解な気もします

まあ、感覚で悪くはないけどね

もう少しハマグリとアサリの違いを見てみましょう

ハマグリとアサリは見た目ですぐに分かりますね

はまぐり あさり

ハマグリは大きいと思いがちですが
ハマグリの小ぶりのものもありますし
大アサリなんてのもあります

貝殻がツルツルしているのがハマグリ
貝殻がザラザラしているのがアサリ

これが一番の違いです
ハマグリの方が光沢があります

色はね
これは貝類全般に言えますが綺麗な水、海水であるとかで変わりますが
共に砂の中にもぐったり隠れたりしますから砂の色にもよりますね

育った環境、食べた餌で変わってきます
ハマグリもアサリも白とか茶色とか黒っぽいとか斑です

ハマグリもアサリも「Clam」です
クラムチャウダーのクラムですね
二枚貝と言う意味で
貝は総称で「shellfish」です

hard ClamがハマグリでManila Clamがアサリ

ハマグリも海外では
cherrystone clam littleneck clamとかに分類されるようです

ちなみにRed Clamは赤貝です

英語の勉強ではありませんが重要な部分で
日本では
桑名のはまぐり「伊勢湾」が有名何ですが
これは貴重品と言っても良いですね
茨城県 鹿島灘 チョウセンハマグリが国内産7割を占めます

実は国内産のハマグリは少なくて
ほとんどはシナハマグリの輸入品です

今では国産の物は鹿島灘と
伊勢湾と瀬戸内海西部の周防灘、有明海の一部のみとなっています

したがって国産のハマグリは希少価値が高いのです

ちなみに「チョウセンハマグリ」は「汀線蛤」と書きます
朝鮮のハマグリではありません

アサリは全国各地で捕れますが
年々漁獲量は減少してきています
原因は乱獲と生息域の埋め立てや環境汚染と食害などですね

日本近海であまり捕れなくなり
北朝鮮、韓国、中国の輸入品も多かった
そしてかつては
北朝鮮からの輸入が65%余りであったが
拉致問題で不買運動が始まり今は経済制裁で輸入はないはずである

近年は国内産アサリの復活のため
天敵であるナルトビエイの駆除なども盛んにおこなわれて
漁獲量も少しずつ元に戻りつつあるようです

アサリとハマグリは日本に限らず世界的に食べられていますが
日本は海に囲まれているにも関わらず国内産が貴重になってきていますね
それだけ食べられていると言うことですが
経済発展と共に資源である環境が重要であると言うことが
アサリやハマグリでよくわかります

貝塚は弥生時代、縄文時代ですよね
1万年も前から貝は食べられていたと思うと不思議な気もします

ハマグリとアサリ、お吸い物と味噌汁

あさりのみそしる

アサリを食べると二日酔いになりにくい?
そんなことを言いますが
飲みすぎたら二日酔いになりますw

タウリンが豊富だから肝機能の働きが良くなると言うことです
カルシウムやビタミンも豊富なので身体全体にもよさげですね

シジミも特に肝臓には良いとされています

ハマグリにも同じ働きはありますが
ハマグリはお吸い物として食べることが多く
アサリは味噌汁が多いですよね

なんでだろう?

明確な理由はありませんw

ハマグリで味噌汁を作っても美味しいと思いますよ

ただ
ハマグリは二枚貝で同じ貝殻でないと合うことはない
つまり
「お互いの心が合わさり末永く幸せに暮らせますように」
そういう意味で婚礼などでも出されるし

貝合わせという遊びが平安時代にあり
ハマグリの貝殻の色合いや形の珍しいものを競ったりしていた
また貝をお題にした歌が詠まれたり
ハマグリの貝殻に絵をかいたり金箔で装飾したりして
同じ貝殻を合わせる遊びが行われていたのが
現代の雛祭りへと受け継がれて

女の子の成長と健康幸せを祈る行事になり
ハマグリを食べる事への習慣に変わります

お吸い物にするのは
お食い初めの「一生食べ物に困らないように」という中に
ハマグリの縁起担ぎと吸う力が強くなるようにの「お吸い物」だと思います

あさりじる

お食い初めから桃の節句、お正月などでも
ハマグリはお吸い物となったのかも知れません

はまぐりすいもの

ハマグリ、アサリの料理は貝殻も一緒に調理が美味しいね

あさりのいためもの

貝類で身だけを取り出して調理する料理もあります

アサリのむき身だけもスーパーでは売っていますからね

ただ
どうせなら貝殻も一緒に調理した方が旨みは出ます

先ずは砂抜きからですね
ハマグリもアサリも海にいますから
砂抜きする時は真水につけると死んでしましますから注意しましょう

水道水を利用するなら3%の塩を入れて海水のようにして
常温にして貝をバットなどに入れて網を噛ませます
そして塩水にひたひたにつかるぐらいにして30分ほど放置
そうすると綺麗に砂を吐き出してくます

砂が網の下に溜まりますから再度砂を吸うことはありません

これさえやっておけばあとはどんな料理でも美味しいですね

塩水につけておけば冷蔵庫で2日は大丈夫です

それ以上日持ちを望むなら砂抜きしてから貝殻ごと冷凍です

出来るなら生きている貝を使うのがベストです

最後にまとめ

ハマグリはちょっと高いですが
バーベキューとかでも美味しいですよね

昔和歌山県のバンガローでキャンプしたときに
地元の漁師さんからハマグリやアワビを貰ったことがあります

特に味付けはしませんが焼き上がりに滴々と醤油だけで
メッチャ美味しかった記憶があります

やきはまぐり

美味しいものの記憶は忘れることはないですからね

普段はアサリでもたまにはハマグリも食べましょうね