逆切れ

筆者である私も還暦前のジジイです

還暦前は高齢者と言えるのかどうかわかりませんがジジイとは言われます

高齢者になっていくと
人は丸く穏やかになるというのは大昔の話かもしれません
最近は
キレる老人が事件や犯罪を犯してしまうことが多くなってきています
暴走老人なんて言っていましたが最近はキレる老人だそうです

高齢者がキレるのは単なる老化現象ではないようだ

高齢者になると怒りをコントロールする機能が低下するそうです
感情は脳の「大脳辺縁系」で作られ「前頭葉」でコントロールするそうです

そういえば栗山千明主演のドラマでサイレントヴォイスを
つい最近Amazon prime videoで見ていました
その中で「大脳辺縁系」が繰り返し使われていましたね(笑)
「あなたに聞いてない。大脳辺系に聞いてるの・・・」
と言う名台詞の行動心理学で事件を解決するドラマでしたね。
今回ドラマは関係ないので置いときます(失礼)

脳科学者によると
加齢とともに前頭葉の「感情抑制機能、理解力」の低下が始まるようです
感情抑制機能が低下して怒りが抑制できずに前面に出るようになり
理解力が低下して話を理解できずにキレる一面が出るそうです

つまり
脳の老化現象(脳の萎縮)という病名はないけれど
様々な病気の原因にもなるし
今回の話のポイントのキレる老人になり兼ねません

切れない老人になるための5つのポイント

筆者の私がこの前
スーパーで晩飯を買って交差点で歩行者用の信号が青点滅になったから
少し考えて(立ち止まって)東側が青だから先に東へ渡ろう・・・
っと歩き始めたときに
私の左側面をかすめるように、かなりのスピードで
「あ~と」と叫びながらババアが自転車で南の信号が赤にも関わらず
完全信号無視で突っ込んでいったから
私は「危ない!!」と少し大きめの声で叫ぶと
「うるさい!!」と言って突っ走っていった。

という出来事がありました

こう言うのはよくあります
ババアに限らずジジイでも自転車で暴走している老人です
たいていぶつかりそうになったら
「あ~」とか「わ~」とか言って知らんぷりして行き過ぎる老人

ああはなりたくないと思って
できるだけ冷静に気を静めるのです(笑)

「最近の若い連中は常識を知らんのか!」と言うのは古いですね
「最近の老人はなんで暴走するんだ!」と言いたくなります

先ほどの脳の老化が原因なのかもしれませんが
交通事故にでも合うと大変なことになります

青少年や若者の犯罪や事故、事件は減少傾向にあるそうですが
高齢者の犯罪、事故、事件は増えつつあるそうです

では老化していく脳だけど

キレない老人になるためにはどうしたら良いのか?

5つ重要なことを書きます

  1. 睡眠
  2. 運動
  3. 生活習慣
  4. 情報の収集
  5. 時代の変化を知る

この5つの事を意識してやっていけば大丈夫です

1 睡眠

年寄りは早く寝て早く起きるなんて言いますが
一概にすべての年寄りがそうとは限りません

私もそうですが年寄りになると寝つきが悪いです
それは
たいてい運動不足だからですね
若いうちは仕事も遊びもたくさんして
夜は布団に入った途端、5分あれば寝落ちできてました
つまり
肉体的に疲れているということです
良い意味での筋力を使い疲れてぐったりするから
自然と睡眠で肉体を回復しようとする力が働きます
しかし
年寄りになってくると
その力も衰えて、昼間walkingや筋トレしても
十分な運動ではなくて肉体が疲れていないから寝つきが悪いのが多いですね
たいてい
年寄りは昼間もテレビ見て座っていたり昼寝したりしていますが
それがあまり良くないです
それと
どこかしら病気があったり神経痛もあったりで
睡眠導入剤を飲んでいる人も多いですが
それは寝れないのだったら医師と相談して睡眠導入剤を飲むのはありだと思います
要は
夜にしっかりと睡眠時間をとるということです
だいたい7時間から8時間は寝ると脳も肉体も負担が軽減されるようです

2 運動

年寄りの年齢にもよるし、それぞれの疾患にもよりますが
動ける範囲で動くということです
walking、筋トレはもちろんできるなら
自分でちょっとしんどいと思うぐらいのところを目指して
出来れば毎日行うことです
病気がある人は医師としっかり相談して動ける範囲で動きましょう

私もwalkingと軽いダンベルでの筋トレはやってます
暑すぎる時、雨の時などはwalkingをさぼりますが
その時は
部屋の中でもできるだけ動くようにします
座っての仕事ですから30分おきに冷蔵庫まで行って水分補給
クーラーもリモコンは敢えて使わず立ったり座ったりして調整する

座ることが多い人は意識して立ったり座ったりを多くするのが良いようです

運動で肉体を疲れさすと眠りも改善されます

3 生活習慣

生活習慣ってチョットアバウトですが
人それぞれルーティーンがあると思います

朝起きて少し動いてから朝食を食べる人もいれば
朝食は食べずにドリンクだけ・・・

昼も仕事の人は仕事ですが
私のように家で自由に時間を決めることができる人は尚更ですが
キチッと昼食の時間、休憩の時間、運動する時間ニュースを見る時間など
PCに向かう時間も含めてある程度決めることです

夜も食事、娯楽、晩酌・・・
もしくは夜の方がPCに向かって作業がはかどる人もいますから
1日を通して起床から睡眠までの時間を決めるということです

この生活習慣の中に食事の習慣も入れましょう
食事も年寄りになると好き嫌いと言うより
病気にならないため、病気だから制限がある食事となることが多いです
病気で制限があるのなら栄養指導に従ってちゃんと守りましょう

病気にならないための食事とは
若い人も中高年もそうですが「腹八分目」ではないですが
暴飲暴食は駄目ですね
年寄りになってくると自然と意識し始めますし
食べすぎ飲みすぎはないにしても
問題は内容ですね
低カロリー高タンパクの食事を意識しましょう

高齢者の食事についての過去記事をリンクしておきます

そして
食事の時間も特に夜は遅くならないように
18時19時には済ましてその後はできるだけ何も食べないのがベストです

私も18時過ぎには夕食を終わらせて
その後何も食べません
晩酌も23時からWBSとTverでドラマ見る時に飲むだけです

飲む時間を少なくすると確実に量は減ります

最近は焼酎1合も飲まないぐらいです(笑)

4 情報収集

これは脳の老化を防ぐのに一番良いかもしれません
趣味がある人は趣味の事でも良いから情報集め
特に趣味がない人は要注意です
何も考えずに昔のことばかり思い出しては悔やんだり
「あの時ああしておけば良かった・・・」
こういうのは脳の老化を早めます

認知症の治療で「回想法」と言うのがあるそうですが
それは認知症の人と過去を共有することでコミュニュケーションがとれ
過去の写真を見たりして忘れかけていたことが思い出せるというものです

ただ認知症になる前にできるなら予防はしたいですね
つまり
年寄りになっていってだんだん一人になると
やる事もなく好きなこともだんだん出来なくなる
人とのつながりも少なくなり
考えることは過去のことばかり・・・

そうなると
同じ事ばかり考えて同じことばかり言う年寄りになります
脳の老化がどんどん進みますね

趣味とかない人は意識して
テレビでも本でも雑誌でもネットでもいいですから
興味がありそうな情報を集めることです
そのうちに何か好きなものに巡り合うかもしれませんし
脳の活性化にもなります

時間の使い方についての過去記事リンクしておきます

5 時代の変化を知る

高齢者がキレる原因の大きなウエイトを占めています
どういうことかと言うと

日本だけでなく世界中で時代の進化、新しい技術開発が進み
高齢者が新しい技術の進化や発達についていけない状況です

人は慣れているものだとストレスをあまり感じないですね
例えば
住まいでも住み慣れた家、部屋がいいものです
それが
若いうちは進化にも環境にも溶け込みやすいですが
高齢者になると慣れないもの解らないものは
かなりのストレスになるそうです

ストレス=イライラ

そこへ
過去ばかり見たり考えて
今の時代の価値観や若い人の考え方までがイライラの原因になります
その結果
何かの時に爆発してキレる老人になるのです

時代の変化を知るということは
先ほどの情報収集にも似ていますが
今、日本で世界で何が起きているのか?
自動運転、スマホ、AI、などの単語は頻繁に使われています
新しいものは解らないけれど
昔見たSF映画がすでに今の時代なんだ・・・ぐらいのつもりで
時代の変化を楽しんだ方が良いですね
無理して解らないものを解かるのでなく
必要なら誰かに聞けば良いし
ネットで検索すれば高齢者でもある程度分かります

若い人はスマホでスケジュールも管理して
家計簿もスマホやPCでやっているけど
高齢者で今まで通り手書きなら問題なく手書きでいいのです
スマホやPCで出来るんだということさえ知っていれば問題ないです
それが時代ですから無理に解らなくなってストレス貯めるより
自分ができることをやっていくことです

後期高齢者になって介護が必要になったとき
人工知能を備えたロボットが介護のお手伝いをしていると思った方が良いですね
逆にロボットが介護してくれるなんて夢があるし
ロボットにストレスをぶつけてキレても文句言わないでしょうね(笑)

少子高齢化の時代だからこそ深呼吸

少子高齢化はこれからますます深刻な問題になります

だからと言って
高齢者はだんだん肩身の狭い思いをしなくてはならない事にはなりません
それは
健康寿命が長くなっていくからです
平均寿命でなくて健康寿命です
勿論
健康寿命が長くなれば平均寿命も長くなるのですが
どうせ長生きするのなら健康でありたいと思うのは皆同じです

しかし
病気や老化で肉体の衰えは待ってくれません
身体の中で心臓も肝臓もすべて大事ですが
脳の老化は一番怖いかも知れませんね

高齢者が口をそろえて言う言葉に
「子供たち、若い人には迷惑をかけたくない」
これも普通に思うことでしょう

しかし
気がつけば要介護の後期高齢になってしまった
でも
それも普通に起きることです
要介護でも長生きしなくてはなりません
肉体的なものなのか?精神的なものなのか?
脳の老化によるものなのか?
様々ですが
できるだけ悪化しないようにすることが必要です
それが
若い人に迷惑をかけないという気持ちです
若い人に手伝ってもらうことは手伝ってもらい
自分で出来ることは自分でしましょう
それが脳の老化を遅らせます
すなわち
少しでも健康で長生きできるということに繋がってきます

キレる老人は自分がキレることに気づいていないケースが多いようです
まあ
認知症の人が自分で認知証だと気づきにくいのと同じなのかもしれません
周りで誰かが気付いたなら
少しでも早い医療機関の受診を勧めるか連れていくことが望ましいですね
もし自分で
最近ちょっとキレ美味・・・
「何かとストレスがたまる気がしてイライラする」
そう感じたら
「深呼吸」が良いそうです
しかも7秒間だそうです
大きく息を吸って7秒間かけて吐き出すのが効果的だそうです
出来れば
外に出て新鮮な空気が良いようです

脳に酸素が不足してくるとイライラしたりするそうです

リフレッシュですね

1日数回リフレッシュしましょう

自己愛が満たされないとキレる老人になる要素あり

これは小さな子供と同じですね

よく、赤ちゃん返りなんて言いますが
脳が老化してくると
自分が邪魔もの扱いされているんじゃないか?とか
必要ない存在じゃないか?とか
大事にされていないという危機感からもキレるそうです

気づかいの言葉をかけてくれる人がいれば良いのですが
最近は
孤独の老人も増えてきています
そうなるとやはり自己防衛しかないですね
先ほどの

  1. 睡眠
  2. 運動
  3. 生活習慣(食事)
  4. 情報収集(本 PC)
  5. 時代の変化を知る

これを意識して毎日繰り返しましょう

大丈夫です
この記事を今読んでいるのですから

最後にまとめ

少子高齢化が進むにつれキレる老人は増えます
若い人より高齢者の方が多くなるのですからね

それを理解したうえで
これから高齢者になる人も、すでに高齢者の人も
自分は大丈夫だと思う油断が危険です
気付かないうちにキレる高齢者になるのですから

意識して
キレない高齢者になる
温和で優しい高齢者になるように頑張りましょう