自己啓発

自己啓発は自分自身の意思で自分自身のスキルの向上開発
メンタルの成長、強いメンタルの育成を目指す訓練を行うことです
自己啓発セミナーという言葉も当たり前に聞きますが
高額な費用が必要でチト怪しげな雰囲気も想像しますよね。
今回はあくまでも自己啓発をセルフで行い
その時に得られるメリット、
気をつけなければならないデメリットを考えます

自己啓発の意味をしっかりと理解できなければ成長はない

啓発とは
論語(孔子と弟子たちとの問答の集録書)の
「不憤不啓(憤せずんば啓せず)」の書き下し文を見てみます
※原文は省略します
子曰はく、
「憤せずんば啓せず、悱せずんば発せず、
一隅を挙ぐるに、三隅を以つて反せずんば、則ち復びせざるなり。」

全くピンときませんよね。

現代語訳は調べればすぐにわかりますが
それを簡単にわかりやすく書きます
(自分流の超解釈です)

人(教えられる人)が
何とか自分自身で考えて問題を解決しようとする意思がなければ教えを導いても無意味である。
意思が確認でき、悶々と悩んでいるのなら全てを教えるのでなく
1つのヒントを与えることにより自分自身で残りの問題を解決できる。
またそれを続けるとその人に教えることは2度とない。

もっと簡略します
先ず
本人がその問題を解決しようとする意思があること。
その時何らかのヒントから問題全体を解決できる能力が身につく。

 

重要な部分は
意思があればどんな小さなヒントからでも解決できるようになる。

 

逆の言い方をすれば
何も考えない、聞く耳持たないヤツに
いくら正しいことを教えても無駄であると言うことです

例えば
ピアノが弾けるようになればいいなぁと思っている人に
ピアノの弾き方を教えても上達には時間もかかるし
もしかしたら弾けるようになることはないかも知れません
しかし
どうしてもピアノが弾けるようになりたい
必死で練習して少しでも上達したいと思っている強い意思がある人が
ピアノの弾き方を教わると上達は早いですね

啓発は知らないことを教えて導いて明らかにさせることですが
それには自己の意思がとても重要です

ポイント
つまり
自己啓発はより一層の自己の強い意思が必要になります。

自己啓発しようと思う動機は何かを明確にする

自己啓発をしなければならないと思う人生は素晴らしいことです
幼稚園や小学校では自己啓発と言う言葉は使わないかもしれませんが
人の成長の過程で自然とそのプロセスは行われています
幼少期は特に何を見ても不思議で覚えることばかりです
遊びを通じても学ぶことばかりですね

その時
教育という工程表もあるでしょうが
それ以外の家族との時間、友達との時間の中で
周りの人が常にヒントを与え続けています
啓発し続けていると言っても良いですね

中高大と時間が進むにつれて
やるべきことも考えることも増えてきます
自然と啓発されてきたことから
自己啓発へと変わっていく時だと思います

それは
競争であったり自分がやりたいことの意思、意志が見えかけてきたころですね

ただ
この段階ではまだ自己啓発と言うより
ひたすら勉強して練習して目標に向かって進んでいます
そして次の段階へと進みます

 

それは
目標を達成できた人
目標を達成できなかった人
先ず分かれます
目標が達成できた人は次への目標へと向くことができますが
第一段階で目標達成できなかった人は
再チャレンジするのか?
目標を変えて進むか?
選択しなければなりませんね
この時に自己啓発が有効になります
何故目標達成できなかったのか?
今のままの目標で良いのか?
自己分析が始まります
自己分析することで自分自身を啓発しようとします

 

つまり
メンタルが弱いと思えばメンタルを鍛える方法を探し
知識が足らないと分析したらより多くの知識を得ようとします
技術が不足していると思えば練習であったり技術を磨こうと思います
フィジカルを鍛えなければと思えば鍛え方も変わってきます
自己啓発しようと思う動機が明確になっていますね

自己啓発の方法はその時にあった方法を柔軟に選ぼう

自己啓発は一生やり続けると思った方が良いですね
たいてい悔しい思いをした時から始まりますが
人生長く生きれば生きるほど悔しい思いをすることは増えるし
順調に物事運んでいても
危機感をもって現状維持もしくは発展を模索します
その時に自己啓発と言う作業をやり続けなければなりません

自己啓発の方法はいくらでもあります
それは
人それぞれ目的も違えば目標も違うからです
これは会社とかの目的、目標とは違うものです

 

あくまでも
自分自身の能力、メンタルなどの向上を目指すことです

もう少しわかりやすく言うと
会社での目標を達成するという目的は
そこにいる人皆同じでなければなりません
ある程度やり方も決まっているはずです

なのに
個人の成績は差がでます
優秀な成績を出せる人は何か秘密があるのでしょうか?
長年やっていれば経験は長くなりますが
問題は良い成績を出し続ける経験ですよね
スキルを磨いたりメンタルを鍛えたり
努力なしでは良い結果は得られないと思います

そこで
自己啓発ですが
その時の自分の置かれた状況にあった方法を見つけ出すのがコツです

自己啓発本やセミナーも良いとは思いますが
人それぞれが違う目標なのに
一括して同じ本やセミナーが効率的とは思えません
「成功を引き寄せる○○」とか
「年商100億叩きだす○○氏のセミナー」だとか
読んだり見たり聞くことは悪いことではありません
それは
一見とても素晴らしくなるほどと思える内容かもしれませんし
同じような意識改革をすればよい気もします
しかし
あくまでもそれらが今置かれている自分の状況下で出来るかどうか?です

自己啓発で最も恐ろしいデメリット

なかなか目標が達成できない成績が残せない
それには必ず原因があります

自己啓発で学んだことをやっているのになんでだろう?
原因はここにあるのかもしれません

〇 自己啓発本を読みあさり自己啓発を知り尽くしている
〇 自己啓発セミナーには自己投資だと思い出来るだけ多く参加している

そうなんです
本を読んだりセミナーには多く参加しているのですが
自己啓発をしている気になって
本当に自己啓発をしていないということです
最初に書いた
自己啓発をする動機です
今何で自己啓発をしているかはその時の状況で変わります
ピアノが弾けるようになってコンクールで優勝したいという目標なら
ピアノのスキルアップ、メンタルを鍛える体力つける
それだけに集中してやればよいのです

営業成績が上がらないのなら
今の時代ですからデータをかき集めて
分析して成績を出している人よりも多く作業をする
それができないからメンタルを鍛えて体力を鍛える
それらに集中することです

無理に本やセミナーに高いお金を払うことはありません
ネットでもSNSを利用してでも情報は収集できます
要は
必死になって自己啓発をしているということです

最も恐ろしいデメリットは
自己啓発を続けている気になっていて
全く自己啓発できていないということです

最後にまとめ

自己啓発と言うと
なんか難しいことを学び続けて空回りしがちです
今の状況に満足できないから空回りするのですが
満足できている人なんていないと思います
本文中でも書きましたが
自己啓発をする動機が重要なんです
今日よりも明日少し成長すれば成果ありです
そのスピードを速めるのも遅くするのも自分自身です
満足していないことを探すより
楽しく思えることを探して
楽しく成長できる自己啓発の方法を見つけましょう