ニュートラル

感情をコントロールしながら生きているわけですが
長い人生良いこともあれば悪いこともあるし
楽しいことよりも楽しくないことの方が多いかも知れません
感情を動かす原因として
快、不快、中立(ニュートラル)の3種類でざっくり分けてみましょう
感情=精神の表れと思ってください
人生でニュートラルな精神状態の時って意外と少ないかも知れません

ニュートラルな精神状態は意識して訓練することから始める

仏様とか人生を達観された人ならば
もしかしたらいつも心はニュートラルかもしれません

座禅を組んだり瞑想すると
「脳がスッキリする」とか「もやもやしたものが吹き飛んだ」とか
そういうことは確かにありますね

最初に仏様や人生を達観した人なんて書きましたが
計り知れない教えを乞うて導かれてきた人ならばこそ
何かあるたびにわざわざ座禅や瞑想せずとも
精神状態はニュートラルではないかと言うことです

生まれて人生(歳)を重ねていくうちに
多くの事を経験し、学び、教えられたり教えたりします
その中で
自分自身で精神状態をある程度コントロールできるようになるものです
しかし
生きている証拠でもあるのですが
嬉しい時は喜び悲しいときは悲しみ
悔しさも怒りも抑えきれないときはあります
喜怒哀楽ですね
これは決して悪いことではなく当たり前のことです
ただ
喜怒哀楽もエスカレートすると危険です
時には感情を抑えることも必要な時があります
感情を抑える時に必要なのが
ニュートラルに戻すという作業ですね

誰でもそうだと思いますが
快=喜びとか楽しいことがあるから頑張れます
しかし
人生「快」ばかりであるはずがありません
不快=面白くないこと、悔しいこと、怒り・・・
こちらの方が多いかも知れません
そうなんです
快と不快が混ざり合いすべてを受け止めなければ生きていけません
不快なことがあってもその問題を解決できれば
快へと変わっていくはずですなんです
でも
それがわかっているのになかなかできないのも事実です
それは
快=喜びや嬉しさを、楽しいことを求めすぎるからです
快を求めれば求めるほど
不快であったときの精神状態はとても苦しくなります
そうなると
コントロールが効かなくなり危険であるということです
つまり
先ずは快を求めすぎないことです
そして快は求めるものでなく
何かの行動の後についてくるおまけみたいなものだと思うことです

そういった考え方と言うより精神状態を常に保つための訓練が
ニュートラル=中立の感情になる訓練です
訓練と言っても難しくありません
快を求めすぎないこと
不快は自分自身が生きていくための糧である
そう考えることから始めるだけです

日々忙しく時間に追われていて
一人でゆっくり瞑想なんてしている暇がないかも知れません
一日5分ぐらいで良いと思います
入浴中でも良いし寝る時でも良いのです
意識して
自分自身の潜在意識に
「自分は心穏やかでいつもニュートラルになれるんだ」
そのような言葉を見つけて言い続けるだけです
毎日5分で良いと思います
そうすれば
拙速に感情を動かされるときが来ても数秒の間(ま)が必ずできます
つまり
正しい判断が常に行えるようになります
先ずはニュートラルに戻ってから快なのか?不快なのか?
その判断ができきるようになります

提案があります

休日の日に少し贅沢な休息をしましょう
しかも、家で出来ることです
簡単です
【部屋着を贅沢にする】
【コスメを贅沢にする】
【お洒落を楽しむ】
これらを家で、自分の部屋でリラックスして行うのです
つまり
一時的に現実から離れて集中して自分の世界に入り込むことです
この少し贅沢なことをすることでかなり癒されて脳が活性化します

ニュートラルな精神状態になることで最も大きなメリット

ニュートラルな精神状態になることによって

冷静な判断ができる
冷静な行動ができる

この冷静と言うのが大きなメリットだと思います

先ほど喜怒哀楽は悪いことでなく良いことだと書きました
喜ぶべき時にあんまり普通の顔していると
逆に「あいつは笑わないヤツ」とか思われて
近づきがたい人になってしまいます
筆者である私も実はクールと言えば聞こえは良いですが
誕生日などでプレゼントをもらっても
喜んではいるんだけどさほど笑顔ではない人です

表情豊かに喜びを上手く表現できる人が羨ましいです

ただ
性格上無理に大げさな表情を作っても違和感があります
自然体の自分自身で良いとは思いますが
どちらかと言うと
快の時より不快の時の感情コントロールが必要かと思います
特に怒りから恨みに変わったときなどは
一度感情をニュートラルにすることは必要です
突発的な事故と言うか事案の時は特に必要です
何かの拍子に口論になりその後殴り合いなんてなれば大ごとです
そういうときこそ
ニュートラルになることが重要ですね

常日頃から先に書いたニュートラルになる訓練をしていると
結構どんな状況でも対応できるはずです

よくあるのが
「あの人はいつもピリピリしている」
「態度も行動もなんか怒っている感じ」
っていう人いますね

そういう人はあまりニュートラルになる訓練はしていません

人は見かけで決めるのはよくありませんが
ニュートラルになる訓練をしていると
普段の顔つきも穏やかになり行動も冷静になっていくはずです
ただ
逆の人もいます
とても優しい感じで穏やかで冷静そうな人に限って
キレると恐ろしいという人です
やはり人は見かけだけではわからないということでしょうか

感情のコントロールは動揺したときにも役に立つ

次にニュートラルな状態にコントロールできれば
最小限の動揺で物事に対処でき先に進めます

感情をある程度コントロールすることができるようになると
冷静な判断ができ冷静な行動ができる。でしたね。

しかし
急な出来事は急にやってきます・・・って当たり前ですが
例えば地震です
最近はアラームなどで少しは事前に対処できるかもしれませんが
地震はいつどこで何時に起こるかわかりません
これは地球規模、宇宙と言っても良いかもしれませんが
現代は世界中での関心事であり重要な問題です

そこで
大地震に備えて各自治体や企業などでは訓練をしますね
昔からやっていることですが
内容もだんだんと効率よく効果があるものとなってきているようです

つまり
訓練です
あくまでも訓練ですから実際に起きたときはどうなるか?
私は幸いにも大地震には遭遇していませんから分からないのですが
訓練をしていたから助かったというのは聞きます
訓練をしていたから冷静に対処できたということを聞きます

何事もそうですが訓練、予備知識などは必要不可欠だと思います

話を戻して突発的な出来事には
たいていの人は動揺してしまいます
そこで
感情のニュートラルです
感情をニュートラルに咄嗟にできれば
ある程度の動揺も抑えることができる事にも繋がります

評価、批評、背景、見た目に騙されない

今は情報の時代でネット、スマホなどの普及により
多くの情報、ニュースなどをすぐに知ることができます
その中には
確かなものと不確かなもの
俗にいうフェイクニュースと言うやつです
その他
評価、批評、誹謗中傷までも見てしまいます
ただ見ているだけなら良いのですが
自分自身が当事者になる人も多いですね

SNSだからと言って気軽に書き込んだつもりが
知らず知らず火種の元になる場合もあります
それが
誰かを傷つけ加害者となり
自分のところに戻ってきたときは被害者になります

ポイント
ニュートラルな精神状態であるなら
書き込みをするときにゆっくり考えることができます
書き込みをしても良いのか?
自分からは発信しないのか?
今回は見ているだけにするのか?
じっくりと状況を調べて冷静な判断ができます

世間が騒いでいるからと言って
自分で何も調べないで周りの心無い意見についつい賛同して
書き込みをしてしまうことはとても危険です

有名人、著名人はインフルエンサーになります
そういう人達でも正しいことばかりを言う人とは限りません

自分でニュートラルな精神状態を作り冷静に対応しましょう

決して背伸びしないで身の丈に合った生き方

先ほど
インフルエンサーは有名人とか著名人とかであると書きましたが
人気がある人、名の知れた人はSNSなどでもフォロワー数は多いです
そういう人が発信すれば影響力が大きいということです

何を書いても影響力がさほどない人の方が多いのですが
ダメなのは
わざと炎上させて不正行為までして
インフルエンサーになろうという人です
つまり
そういう人の目的は何なのか?
この部分が一番重要ですね
SNSなどからリンク先へ誘導して良からぬビジネスへの勧誘?
HPやブログなどに誘導して広告収入を得る?
もっとヤバい犯罪もあります

ここで言いたいのは
自分が今の知識やスキル以上の事をやろうとすると
詐欺まがいの行為に巻き込まれる可能性があるということです

そこで
自分自身が今どういった状況でスキルがあり知識があるのか?
精神状態をニュートラルにして知ることです
そうすれば
危険な方向へ導かれることはありません
自分の身の丈に合ったことをやればよいのです
スキルアップすれば
自然とやる事も見えてくる事も違ってきます

最後にまとめ

自分自身の精神状態は自分自身が一番知っているはずなのに
あんまり考えないから気づかずスルーしているときがあります

ニュートラルな精神だと気づくようになるまでには
時間がかかるかもしれませんが
精神状態をコントロールできるようにしておいた方が
人生生きていくうえでかなりのメリットはあります

それは
生きていれば必ず毎日自分自身の感情と向き合っているからです
ニュートラルな精神をコントロールできるよう頑張りましょう