嫌なことから逃げることは悪くない

嫌なことからはすぐに逃げたい幾三です。しかし人生は逃げたいと思ってもそう簡単に逃げられない。嫌なことから逃げる時の覚悟はエネルギーを使います。
本当に嫌なこと、本当に逃げたい時、次の人生の道は見えてくるものです。
【嫌だと思い逃げたいと思うとき】【次の生き方を準備しておくことが重要】

嫌なことの環境と逃げたい環境

生まれて死ぬまでの間に嫌なことって数えきれないほどあります

物心がまだついていない時でも本能的にイヤイヤをします
この本能的な部分が嫌なことに繋がっているのかもしれません

遺伝子とかDNAとかの話は専門家に任せて

私の経験上の話をします

嫌な時の環境を考えると2つあります

1 自分自身で嫌な環境を作りだしている
これは、結構自分中心な人と言っても良いけれど、自ら決めて自ら行動する。
思い通りにならなかったら「もう嫌だ」となります。
こういうタイプの人は良い意味で「リーダー的存在」です
信念が強く理想も高くビジョンが明確である人でもあります
しかし
柔軟性に欠けていて周りの意見も聞かない人に多いですね

この人の場合、自分が経営者でトップなら周りを変えていくので
自分が逃げて出ていくことは少ないです
でなくて
企業に勤めていてそれなりの地位ではあるけど決定権がない人は
「もうこんなところで働けない、辞める」となります」

2 人、物、時間、お金、自分自身以外の周りが嫌な状況
これは、嫌な環境で逃げたい環境に繋がります

 周りの人ですね、上司からのセクハラ、パワハラ、(ハラスメントです)
度合いにもよりますが今の時代は多様性の時代と考えると
深刻に精神的苦痛、肉体的苦痛があるのならヤバい環境ですね

 会社にもあるかもしれませんが
自分が住んでいるところの方がわかりやすいかも知れません
騒音や悪臭、同じアパートの住人がヤバそうな人とかです

時間 拘束時間と考えても良いかも知れません
仕事の拘束時間、パートナーからの拘束時間とかですね

お金 給料、収入です。明らかに自分の能力以下の収入です

人それぞれ嫌だと思う環境、逃げたい環境はあると思いますが
自分自身で作り出している場合と
周りの環境が明らかに悪い場合があります

嫌なことから逃げずに我慢することは【美学じゃない】

上記で示した嫌なことと逃げたい環境から
明らかに逃げた方が良い場合と「我慢してもイイかも?」の場合がありますね

自分の身が危険だとか精神的に病気になるようなら逃げましょう

では「我慢しても良いかなあ~」というときは

根本的に
その人の我慢に対する考え方と我慢の価値観です

昔人間と言われるかもしれませんが
上司や先輩から
イヤミ、小言、説教、喝、今ではパワハラと言われるような事は
我慢するのが当たり前で自分が成長するための我慢は必要だ・・・
そういうのが昔、イヤ今でも当然あります
それが「我慢」に対する考え方でした
ただ
そこには「我慢するだけの価値」があるからです

私は元、中華料理の職人です。
職人の世界は我慢することの方が多いと言っても過言ではありません
フライパンやまな板が飛んでくるのも当たり前
愚痴だのイヤミだの言われるのは当たり前の世界でもありましたが
「仕事を早く覚えて一人前になり、ここにしかない料理を盗み取れる価値」
そのようなものがあったからですね

「ここで逃げているようじゃ根性なしだな」
そのような我慢の「美学」がありました

勿論今では度が過ぎるとパワハラで訴えられます

要は
【我慢する価値がないならとっとと去る】ことです

嫌なことから逃げる生き方を選ぶときのタイミング

【嫌なことから逃げる】と書いていますが
逃げるという表現に罪悪感を感じますね

あくまでも、嫌なこと、嫌な環境、我慢できない環境から去る、逃げるです

自分自身の性格上の問題でなく
周りの環境があまりにも我慢できる環境でないとき

最近では「内部告発や告訴」などの手段を聞きますが
かなり大それたことであり、よほどの告発、告訴の証拠がないと無理です
つまり
周りの環境が悪いけど,その環境を変えることは無理な時です

そうなると自分がその環境から「逃げる」しかないですね
ただ
「もう嫌だ逃げる」と決めても後のことを考えずに逃げるのは駄目です

私は後先考えずに
「チクショー辞めてやる」と思い1時間後に辞めたことがあります
その後、「俺はアホカ!」と思いました
まだ、年齢が若かったからすぐに次の就職先も決まったのは職人という
「手に職」があると大丈夫だという驕(おご)りがあったのも事実です
ただ単に時代と年齢的に若かったから就職先が早く決まっただけです

大概「嫌だ、もう嫌だ、我慢できない」と順番を経ていくものです
最初の嫌だぐらいの時は、自分も周りも分析して何が嫌なのかハッキリさせます

もう嫌だとなって来たら、この環境から逃げて次の人生のことを考えましょう
【この時が最も重要】
つまり、作戦をじっくり練りましょう
コネクションがあるのなら相談して次の転職先を考える
転職はせずに起業するなら
自分のスキルを確かめて今このタイミングで大丈夫なのか?
今の間にスキルアップするとか学ぶとか資格取得とかをやる

次に向けて安心とまでは無理でも次の場所の確保が必要です

それから
我慢できない「我慢の限界」となれば、すぐに辞める、逃げましょう!

嫌なことから逃げる生き方の注意点

歌手生活50年の一流ミュージシャンでも
同じ音楽、同じ歌を歌い続けても
歌い方も変わってくれば歌詞の表現の仕方、リズムの表現方法は変わります
変わらないのは音楽そのものと自分自身の生き方、信念ですね

同じ仕事を続けるとして場所は変わっても
根底にある信念は変えては駄目です

違う仕事をして環境を変えても
自分の生き方の信念は変わらないはずです

嫌だと思うことの方が多い人生かもしれませんが
何で嫌なのか?
自分自身に問題はないのか?
嫌な環境を同じ場所で変えることはできないのか?
などなど
多くのことを考えて見ましょう

一人で悩んでいるとしんどい時はあります
その時は信用できる人に相談できるのがベストです
もし
一人で悩まなければならないのなら
今はインターネットで相談できる場所もあります

またその項目について検索するだけでもヒントは出てきます

重要なのは
自分自身のこれから生きていく信念です
信念も生き方ですから答えなどありません
前向きに正しく生き抜く強いものかもしれませんね

最後にまとめ

嫌なことから逃げると他人はどう思うのだろう?

もし、そんなことが頭をよぎったら気にせず「スルーしましょう!」

ただ
家族がいる場合は必ずパートナーには相談しましょう
「俺今日、会社辞めてきたから・・・」
ドラマとかでよくあるシーンですが実話としてもあります
パートナーがあなたのことを信用していていて「大丈夫」と思うなら
特に問題は発生しませんが
相談もなく勝手にいきなり辞めたら
喧嘩になるかひょっとしたら離婚問題に発展しかねないですからね
(私は経験者ですから・・・)

話をもどして
他人にどう思われようが自分の生き方は自分で決めることです
【信念があれば大丈夫】です