時間の使い方

「定年過ぎたら何をする?時間はたっぷりあるしなあ~」
このようなCMを見たことがありますが
100歳以上生きる時代を考えて
仮に60歳から100歳まで40年以上あります
24時間x365日x40年=350400時間ですね
この時間は平等に与えられますが
この時間がたっぷり(多い)か少ないかというと少なく感じると思います

40代50代60代と同じ時間でも多い少ないは変わってきます
つまり、長く感じるか短く感じるかということです

そのあたりを100歳以上生きるための時間の重要性を考えてみます

年齢とともに24時間で出来ることが少なくなってくる

100歳以上生きる、生きなければならない時代である
そのような記事を最初の記事で書来ました

もう一度同じ意味あいのことを書きますが
10代20代は元気いっぱいで一日中動いても翌日にはまた元気で動ける年代です

30代40代は効率的に動き身体にも負担をかけないようにすることを覚えて
尚且つ10代20代以上の優れた肉体であったり能力が備わり充実感を味わうことができる年代です

50代を過ぎたころからなんとなく体力の衰えや疲れが取れなくなってきたり
今まで10分で出来ていたことが15分かかったり
同時に2つ3つの事を考えながら素早く対応できたいたのが「あれ?なんか違うな」
っと感じることが起こってくる年代でもあります

特別な病気だとか特別な体力の衰えというのではないが
これは他の動物も含めて人間である以上はごくごく自然の事ですね

ひと昔前までは50歳を過ぎたらもう年寄り扱いされていたような気もします
人生の終わり方を考えなければならない時代でもありました

現代は100歳以上生きなければならない時代ですから
50歳を過ぎてもやらなければならないことはたくさんあります

それは
昔より医学の進歩や食生活も良くなり健康寿命も延びてきているのも要因です
見た目も動きも若々しくいられる時代です

ただ
30代40代とは明らかに肉体は衰退していきます
その衰えを知恵や工夫、経験でカバーしていくわけですが
最初にも書きましたが時間は皆平等です

50代になって行動スピードが遅くなっても時間のスピードは同じです

つまり
1日24時間で今まで10の事が出来ていたとしたら
8つぐらいのことしかできないと考えた方が良いです

これは複数の違った作業をするという意味です

60代になれば7つ、6つと減っていきます
それ以上歳を重ねると複数の作業にも無理がでてきます

それは1つの事をやるのにも時間がかかるし
無理してあれもこれもたくさんの事をやる必要がないですよ!
そういう意味かもしれません

100歳以上生きるコツは何もしないのでなく
しっかりと作業や行動を充実させることが重要です

2つでも1つでも良いんです
1つの事に時間をつぎ込んでそれをもっと充実させるのが理想かもしれません

たくさんの事をやって中途半端にするより
1つの事をやり続ける、もしくは1つの事をやりきる
そしてまた次に1つの事に集中するといった感じです

それにかかる時間は30代だったら72時間で出来ていたとしたら
60代だったら倍の144時間でも良いと思います
ここで重要なのは歳をとっても時間を決めてその時までにやりきることです

時間はかかっても良いからダラダラせずにキッチリ最後までやりきることです

仮に今昭和の歌謡曲が聞きたくなり改めて興味を持ったなら
その昭和歌謡につてブログにまとめるとか本にするとかCDを集めるとかいろんなことが考えられます
長期目標でじっくりと楽しみながら形に残そうと思ったのが60歳だとしたら
80歳までには一区切りできるような納得したものを残す、作るという目標を立てることです

その中で短期目標は1日24時間の2時間はそのために使うと決めるんです
2時間x365日x20年=14600時間ありますからかなりの面白いことができます

体力や集中力に自信があれば最初は4時間とかでも良いですね
だんだんと減らしていっても80歳の時点でやり遂げることです

そしたらその時点で100歳まで同じことを続けるか
もしかしたら何かが派生していて新たな事を始めるかその時に考えればよいだけです

100歳以上生きるための方法を
最初の記事で1つの事をやり遂げるには10年かかるというようなことを書きましたが
それはあくまでも40代までです
50代になれば倍はかかると思って取り組んだ方が良いですね

ですから
多くの事をやるより絞り込んで楽しんだ方が確実に充実します
時間はかかりますがとにかく行動することで
肉体的にも精神的にも衰えの予防にもなります

時間に余裕を感じながら過ごした方が精神的にも健康でいられます

例えば
口内炎ができたとしよう
若い時ならビタミンを補給して3日もあれば治っていたが
歳をとると1週間、下手すりゃそれ以上かかる
それどころかようやく治りかけたと思ったらまた次の口内炎ができる

そんなことを感じるようになるのが50歳を過ぎたころからです

筋力が落ちると何も無い平らなところでつまづいたりする
つまづくだけなら良いがコケて怪我をする
打撲ぐらいなら良いが手首や鎖骨を折ったりする

若い時なら、まずつますくことからないのだが
仮につまづいてコケてもうまく受け身でかわせる
運悪く骨折してしまっても2カ月もすれば元通りになるが
歳をとると2カ月どころでは済まない
下手すりゃほぼ治りかけたころにまたこけたりすることがある

これらはあくまで怪我や病気の度合いにもよるが
ちょっと怪我した風邪ひいたぐらいのことが
歳をとると結構大げさになることが多いということです

若い時から身体を鍛えて歳をとっても筋トレなど続けていても
だんだんと筋力は衰えていくものである
と同時に一度怪我や病気をすると治るまでに時間が長期化するということです

歳をとるということは怪我や病気をしたら治療にも時間がかかり
それを機に一気に筋力や体力も落ちてしまうことがあるということを理解しておく必要がある

理解しておくと
日々の行動の意識の中に注意するという慎重さが加わる
最初は意識して深呼吸して注意することを潜在意識に落とし込んでいくと
だんだんと注意することが当たり前になります

それと同時に少しでも筋力を落とさないようにするとか
少しでも体力を落とさないようにしようと意識が芽生えてきます

少ない時間でも筋トレしたりウォーキングしたりしようと思います
そうすると
それらの意識が芽生えて注意して運動する時間を組み込まなければなりません

若い時なら筋トレして走って思いっきり汗をかいても
少し休んで次の行動に移すことが当たり前でしたが
歳をとると汗をかいた後かなりゆっくり休む必要があります
そしてようやく次の行動に移せます

つまり
身体が元気であることが重要ですからそれに時間を使う必要があります

若い時と違って量は少なくなって時間は倍以上かかります
そうなると
やりたいことの時間は5時間とか4時間とかそれ以下になってきます

先に書いたことと繋がりますが
多くの事をやるよりは1つの事に絞り込んでじっくりと時間をかけてやるのがベストです

24時間は平等な時間ですが
年齢とともにその時間の使い方は変えていかなければなりません

100歳以上生きると考えたときに
年齢とともに24時間の重みが変わってくるということです

ただ
年齢とともに知恵と工夫と経験で自分でうまくコントロールできます

その時に注意することは
若い時と肉体も精神も違って生きていくということを理解しておくことです

筋力や体力が落ちていくことが嫌だとか駄目なことではないのです
それがあたり前の事なんです

キッチリと当たり前のことを理解して対処していくと
精神的にも衰えていくことはありません

一番注意しなければならないのが肉体と精神が両方崩れることです

一気に老け込んで健康寿命も短くなります

100歳以上生きる、生きなければならない時代なんだということを
認識して日々の時間をうまくコントロールしましょう

合わせて下記記事も参照してください

最後にまとめ

寝ていても動いていても時間は正確に未来に進みます

ごくごく当たり前で自然なことなのですが
100歳以上生きるためには、この時間の使い方が重要です

50歳ぐらいから自然と時間の重みというものを感じ始めます
もちろん何歳からでも感じれば時間の大切さを整理しておくことが大切ですね

若い時はあれこれやることも多く日々忙しいという人も多いです
時間を上手に使いながら少々無理してでも回復力が早いですし
脳の回転もスピード感があると思います

ですからあまり
50歳を過ぎてからの事や100歳以上生きるための事など考える機会は少ないですね

やはり50歳ぐらいになって初めて気が付くのかもしれません

よくジェネレーションギャップとか
50歳過ぎたころから若い人たちとの時間のずれを感じるのは
時間の密度の違いだと思います

1時間で100の事を詰め込んでいる若い時と
1時間で50の事しか詰め込めない年寄りの差ですね

時間の重みという人もいますが同じ意味合いです

そうなると自然とすれ違いは起きます

一方は忙しくて1時間でたくさんの事をやらないといけないけれど
もう一方は1時間で少しの事でも時間がかかってしまうということです

ですから
無理に若い時のようにたくさんの事をやるのでなく
年齢とその時の体力、能力に応じてやっていけば摩擦は起きません
ストレスも感じないと思います

意識して「50歳を過ぎたら身体が自然と教えてくれるように生きよう」
そう思うことが100歳以上生きるためのコツです

とにかく50歳を過ぎたころからの時間の使い方は重要ですよ