わげんあいご

笑顔っていい響きで素敵ですね
禅の言葉に
和顔と書いて「わげん」があります
今普通に使われている笑顔と同じと考えても良いと思います

重要なのは
笑顔になれる心の部分です

仏教にも「和顔愛語」と言う言葉あります

「和顔」柔らかな顔
「愛語」やさしい言葉

法蔵菩薩(ほうぞうぼさつ)が阿弥陀仏(あみだぶつ)になるために
修行に励んでいるところで
「和顔愛語にして、意を先にして承問(じょうもんす)」とあります。
訳すと
「おだやかな笑顔と思いやりのある話し方で人に接すること」
見たいな感じです

そして続きがあり
無財(むざい)七施(しちせ)があります
お金や物がなくても誰にでもできる施しの一つだということです

 

例えば
満員電車のなかで、電車が揺れて肩に誰かがぶつかったとしましょう
「痛いなあ~気をつけろ!」と言ってしまったら。
言われた方は、そっちがぶつかってきたんやろ、、、
見たいな事になり兼ねませんね。
口論から危険なことが起こるかも知れません

満員電車の中にいる人達は皆同じ状況です
電車が揺れて肩がぶつかったり、足を踏みつけることもあるでしょう

その時
笑顔で「大丈夫ですよ」「大丈夫ですか」「ごめんなさい」
この言葉を発することができるかどうかです

多くの人は
笑顔とまでは行きませんが、トラブルは避けたいし
「すいません」の一言ぐらいは言うと思います

朝出かける時に嫁さんと喧嘩して
機嫌が悪くても、その日の体調が悪くても
先ずは笑顔が大事なんです

 

時々鏡を見て笑顔の練習をするのも良いかもしれないですね

笑顔で「大丈夫ですか」と声をかけると
大概の人は「イヤイヤ、こちらこそすいません」と言うでしょう

 

もう少し言うと
ぶつかってきた人がいちゃもんをつけるように
逆切れで「気をつけろ!」と言われたときに
言い返すのでなく
その時こそ笑顔で、できればイヤミぐらいの笑顔で
「ホント満員電車って嫌ですね。できればゆったり空いた電車で座りたいです」
「あなたをこの満員電車に乗せている社会に怒りを感じますよね」
「まあ、イライラせずお互い気をつけましょう」
とか、言ったとしたら

キット気をつけろと言った人は「ホントですね、すいません」
位の気持ちになるかも知れないですね

たった二人きりなら、そうはなりませんが
満員電車という状況は多くの人が乗っているし
こういった会話も周りの人は聴いています

イライラしている人も、これ以上罵声を発するこ事はできないはずです

 

テレビ番組で
痛快TVスカッとジャパン見たいな感じになると思いますよ

怒りをぶつけられたら
怒りで返すのでなく

重要なのは「笑顔です」
笑顔で柔らかな言葉で、なだめるように話すのがコツですね

笑顔はお互いが気持ちよくなれるし
笑顔はある意味とても強い武器にもなります

最後にまとめ

私は昔は飲食店=接客業だったし
笑顔、失礼のない、おだやかな笑顔を心掛けていました

お客さんにイヤミや腹立つことを言われても
笑顔で応えることが基本でしたね

そして
仕事が終わり一人になると、思い出したかのように
怒りがこみあげてきたりしていた時もありました

これは、いかに心から笑顔になれていなかったということが
今思えば、作り笑顔の反動見たいな怒りや憎しみだということですね

現在は1人であまり人と話しませんから笑顔も忘れがちですが
ブログを書く時でも鏡を見て笑顔を確認してから書きます

心の笑顔をこれからも心掛けるようにしていきたいです