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初心忘るべからず、初心「忘れるべからず」
初心忘るべからずが本来の書き方ですかね

人は最初の志を忘れずにいつも謙虚な気持ちで
壁が出来たとか苦しい時に初心の志を思いだして
頑張って乗り越えましょう

そういう意味に使われていますがその使い方も悪くはないですね

ただ本体の意味は違うところにあります

初心忘るべからずの奥深い意味とは

600年前の世阿弥(ぜあみ)の言葉です
伝統芸の観世流の能楽師で大成した人です

世阿弥の書の中で
人生には
若い時の初心、道半ばで初心、老後の初心があると言っています

能の世界では幼少期(稚児)で可愛く振る舞う時があり
次の青年時代で声変わりなどして苦しむ時が来る
そして成人して声も落ちつき舞いも成熟してくる

その時に周り、観客が
天才だとか名人だとか言ってくれて持て囃してくれる

能師にとっては嬉しい時なのだが勘違いも起きる
それは
「自分は本当に天才であるのかも知れない」とか
いわゆる、うぬぼれ状態ですね

実はそれが最大の壁であると世阿弥は言っています

つまり
「まだまだ道半ばなのにチヤホヤされてうぬぼれるている場合でない」
「未熟な部分はもっとある」
「先輩や師匠にもっと教わらなくてはいけない」

それが
道半ばの「初心である」と言うことですね

初心は常にその時々にやって来ると言うことです

それはもしかしたら一生、死ぬまでやって来るのかも知れません

これが本来の初心忘るべからずの意味です

それを踏まえて

身近なことで考えて見た

小さな力がとても重要だから大事にしよう

この前
お浚い、御復習について書きましたが
少し見方を変えて書きます

歌手はファンは多ければ多いほど
その歌手の実力は向上して
ドンドン味も出てきて才能も発揮できるなんて書きましたね

今人気絶頂の歌手でも
最初はキットたった1人のファンだったかも知れない
1人の力は1人でしかないが
この歌手はおそらく
最初その1人のファンを大事にしたと思います

そして2人4人8人16人と
気がつけば数万人、数十万人のファンになります
最初の1人のファンの事を忘れたら
こういう結果にはならないですね

言いたいことを先に言うと

1人の小さな力は決して忘れず大切にすることが重要です
百人、数万人になればそれはとてつもない力になります
力を貰ったら次はその力をアウトプットをすることです
そうすれば数万人が数十万人になりまた力は増していきます
そしてどんどんアウトプットすると言う繰り返しですね

イメージしてみよう
私は歌手ではないが好きな歌手や音楽家、芸能人はいます

もし自分が歌手であってコンサートを開き
ラストも近づきトークタイムの時間に

✅ 「今日はここに来てくれてありがとう」
✅ 「皆の力があって僕は歌うことができる」
✅ 「それがとてつもない勇気とエネルギーなんだ」
✅ 「そして今日は僕も皆にエネルギーを送るぞ~」
✅ 「それは皆に成長した姿を見てもらい思いっきり歌うこと」
✅ 「だからもっとエネルギーをくれるかい?」

客席からは「オ~~~♪」おたけびが上がります

「まだまだだ!もっとエネルギーをくれ!」

よりいっそうの大きなおたけびになります
歌手とファンが一体となったときですね

これはあくまで自分が想像した場面ですが
ファンを確実に大事にして大きく成長している人は
必ず同じような引きつける力を成長させています

つまり
もうこれで十分だなんだと言うことはないんです

そして大きく成長しても
1人のファンのために歌った時と同じように歌い続けている

1人の小さな力は
偉大な大きな力となることを知っているからです

これは
日々自分と潜在意識と会話をするときにも役に立ちます
潜在意識は歌手と同じでファンがいるから強くなれます
ファンは自分だと言うことです

ファンは潜在意識が好きだから
いつもいつも応援を止めない
小さな応援を少しずつ少しずつ送り続ける
潜在意識はしっかりと受け止めて
何倍も何百倍にもなって応えてくれます

一体になっって力を発揮してくれるのです

先ずは想像することから始めても良ですね

自分が光を浴びた時どんな光景か?
その時どんな言葉を発するか?

頭の中でイメージするんです

最後にまとめ

初心忘るらべからずの意味を知って
最初の小さな力が大きくなっていくことを知れば
いつも新鮮で前向きにモチベーションは上がります

小さな力はいつも近くにあります
すなわち
いつも初心であると言うことですね