きっさこ

喫茶去(きっさこ)という言葉の意味を知っているでしょうか

始めて聞いた方もいるかも知れませんね

でも
喫茶去をしって意味を理解すれば明日からの「ありがとう」が
とてつもなく重大な言葉になります

感謝する側される側どちらの人にも重要です

禅語の喫茶子について深く考えて見ました

日常の当たり前のことに感謝を深める

最近「感謝してますか?」

と言うと「何に?」となるわけですが
感謝と言う言葉が当たり前になりすぎて
普通に口癖のように使っているだけで
心から使ってる言葉かどうかが問題である

その部分を確かめてみよう

他人からわからない部分を教えてもらって
「感謝します」
自分の意見に同調して拡散して下さって
「感謝します」
辛いときに勇気の言葉をかけていただき
「感謝します」

言葉の表現の違いでもありますが
「ありがとうございます」
「感謝します」
このセットは切り離したくないです

心から
助かった、救われる、嬉しい、涙が出る思い
感謝、感謝の気持ちがあってこそ「ありがとう」が出てくるのはずです

普段の会話や何気ない出来事で
何も言わないより「ありがとう」は言った方が良いのですが
そこには儀礼的でしかなく気持ちがこもっていないことも多々あります

だからこそ感謝してありがとうを大切に考えるべきですね

こんなことを書いていると
「メンドクサイ」と言われるかも知れませんが
今一度この言葉の意味を自分なりに考えてみてはどうでしょうか

朝起きて顔を洗い朝食を食べ
会社に行きお昼を迎え昼食
3時頃休憩でコーヒー
仕事が終わり帰宅して夕食
リラックスタイムで少しアルコール

さて何度飲食をしたでしょう?

そして何度ありがとうを言ったでしょう?

飲食だけに焦点を当ててみましたが
一日何度も感謝してありがとうを言う機会はあります
しかし
当たり前だから特に気にもせず
いただきます、ごちそうさまも儀礼的
(言わないよりましですが)

当たり前だからこそ
食事のとき食べる前そして食べた後飲む前飲んだ後

✅ 「こうして食べたり飲んだりできる事」
✅ 「食べたり飲んだり出来る身体」
✅ 「この料理を作ってくれた人」
✅ 「食材を栽培してくれた人」
✅ 「魚を捕ってくれた人」
✅ 「肉を育ててくれた人」

全ての事柄に感謝ありがとうを言ってみましょう

毎回言葉を発することはしなくても心で思うだけで良いですね

お金お払って食べているし
お金を払って材料を買っているし
料理は自炊である場合も自分自身に感謝ですね

自分自身の心に、潜在意識に感謝です
怪我や病気は普段の習慣でも予防は出来ますが
いくら予防していても病気になったり怪我をしたりします

病気や怪我をしないのは潜在意識が導いてくれているのです

それを単に運が良いだけ悪いだけで済ませては
今後ラッキーなことも不幸と感じます
逆に不幸なこともラッキーに感じることができて
「不幸中の幸い」と思えることもあります

それには普段の感謝とありがとうを言い続ける
そうすれば潜在意識が洗心で良い状態になります
自然と心から真の感謝そしてありがとうが出てきます
その時初めて感謝の念が伝わるのです

感謝を深めたら次は極めるとしよう

感謝の言葉も意味ももう少し深めていきます

その時々の感謝に意味があり
そして上辺だけでない心からの感謝
そこには愛情もあり真の自分が出ます

そうすれば感謝ありがとうが相手に伝わる

簡単な自然の事ですね

禅の言葉に喫茶去(きっさこ)があります

誰にでも分けへだてなく等しく接する

そのような意味である

修業の世界ではお茶は平等にすすめ
ご飯を頂いたら茶碗は自分で洗う

これを修行に当てはめると
修業は最後の最後まで自分のものとして消化する

お茶を平等に分け隔てなくすすめ
ご飯も頂くことも修業ならばその片付けも人任せにせず
自分で最後まで茶碗を洗うことも修業である

その行いは感謝でもある
ありがとうの言葉と同時に行動で示すことも必要

それと同時に
他人から受けるありがたいことは
大も小もない
全ては同じであると言うことですね

例えば
募金とか寄付のお金を考えてみる
ある人は1万円の募金をしてくれた
ある人は10円の募金をしてくれた

これは金額の違いはあっても中身は同じ
もしくは10円の募金の方が意味があるかも知れない

1万円でも100万円でも
お金がある人にとっては微々たる金額かも知れない
それを募金とか寄付してくれたことはありがたいことで
その気持ちに感謝である

小さな子供が自分のおこずかいから貴重な10円募金
それは100万円以上の価値があるかも知れない
大きな大きな感謝である

ただ
どちらの方も募金や寄付をしてくれた
そのことについては同じ感謝でありがとうである
そこには区別はない
お金持ちも小さな子供も平等である
どちらが上とか下とかもない
大人と子供も関係ない

したがって
同じだけの感謝とありがとうを心から相手に伝えることが重要である

その平等の感謝とありがとうこそが
自分の潜在意識に重要な事である

最後にまとめ

いかなる時でも
同じように平等に接することは
潜在意識が美しく綺麗に磨かれていく
そしてその器はだんだんと大きくなるのである