一喜一憂

一喜一憂しやすい人が良く言う言葉に「疲れる」があります
自分だけが疲れるのなら良いのですが、周囲に対して承認欲求も強い
したがって、周りの人間も「疲れる」となるわけです
一喜一憂は決して悪いことではありません【正しく一喜一憂しましょう】

一喜一憂することは悪くないが周りを巻き込むから良くない

一喜一憂して疲れるタイプの人は他人の言動に左右されやすい人です
周りの情報を多く見たり聞いたりしすぎて整理できない人にも多いです
感情が不安定と言うより信念が定まっていないからです
でも大丈夫!ほとんどの人は一喜一憂します【一喜一憂で疲れないことです】

一喜一憂しやすい人

一喜一憂は
「一つの事に喜び、一つのことに憂う」と直訳できますが
本質は
状況の変化に、
すぐに喜んだり不安になったりして自分自身が右往左往することです

すぐに喜んですぐに不安になるところが問題なので
その部分を改善していかなければ一生疲れる人生を送らなければならない

そして
疲れるから周囲に同調を求めて承認を無理やりしてもらおうとするから
周りの人間も疲れるし信用もなくして離れていきます

マインドマップに「慈悲の心を持つ」と書いて続きが書かれていませんが
一喜一憂する人は慈悲の心で周囲の人に接する気持ちを意識しましょう
これは簡単です
自分の気持ちを押し付けるのでなく
相手の立場に立って物事を考えることです

「僕はこう思うけどあなたはどう思う?」と聞く習慣を身に着けることです
自分ではすでにやりたいことが決まっていても相手に押し付けるのでなく
意見として聞いてもらうようにするだけです
最終的に決めるのは自分自身です

一喜一憂はしてもいいんです
嬉しい時は素直に喜んで周囲にも喜びを伝えれば良いのです
その時に伝える相手のことをちゃんとわかっていることが重要で
自分は喜ぶ出来事でも相手は喜べないかもしれません
例えば
「内の息子の大学受が験受かった!」と喜びを伝えた相手が
同じように受験した娘が不合格だったりするとヤバイですね

そのような失敗はないとは思いますが
大勢の前で喜びをあからさまに表に出すと少なからず喜べない人はいます

それを気にしたら「何も喜べなし何も言えない」ともなります

実は
この周りの人のことを気にしすぎるのも良くないことで
一喜一憂しやすく周りの状況に振り回される人なのです

ではどうするか?

伝える人を見るのと同時に状況判断も瞬時に行う

ここでのポイント
【一喜一憂しても良いが周りを巻き込まない事】

一喜一憂する時としない時をコントロール

状況判断を瞬時に行うことは難しいことではありません
ほとんどの人は常に瞬時に状況判断しています

車を運転していて危険と判断したときはブレーキを踏みます
これはほとんどが瞬時に状況判断できるからです
もちろん、そのための訓練と慣れは必要です

一喜一憂してしまう人は
周りの状況を確かめる前に行動してしてしまう人です
結果「もうちょっとよく確かめれば良かった」となりがちです

例えば
ipadのMagickeyboardが先日発売されました
評判は様々ですが「良い、使いやすい」と言う人が多いです
デメリットもありますが周りの情報だけですぐに買ってしまい
実際に使ってみると今までのsmartkeyboardばかり使ってる人

そういう人は
何のためにipad keyboardが必要なのか?
目的が定まっていない人が慌てて買うと失敗します

目的を確かめてそのために何をするか?
この部分を確認する作業を怠らないことが
状況判断を的確にできる人です

状況判断が的確に行われれば一喜一憂することはありません

仮に
メッチャ喜ぶときもキチット状況判断出来てるから
思いっきり喜ぶことが出来て健康的にも良いです

一喜一憂の「憂」の部分ですが
状況判断を間違って喜んでしまうからその後、悔やんだり不安になるのです
不安になるのは「あの時喜びすぎて、あの人怒ってないかな?」とかです

結構他人のことを気にはする人なんですが
気にするのなら最初に状況判断をちゃんとしていれば不安になりません

これらをまとめると
周りの状況にすぐに振り回されている割には
周りの人を巻き込んでその後周りの人を気にしてしまう人が
一喜一憂をコントロールできない人です

ここでのポイント
【一喜一憂で疲れないためには状況判断を的確に行う】

一喜一憂した後にするべき行動

一喜一憂する人はその性格をそう簡単には変えることはできません

周りの状況を判断する前に一喜一憂してしまったら
その後必ず後悔するのが一喜一憂です

自分自身の心のケアの方法は
一喜一憂した出来事や状況を事を細かくメモすることです
日記形式でも良いと思います
その日の一喜一憂したことを文字に書いてみると詳細が分かります

「喜ぶべきことは喜んで良かったが相手に気を使わせてしまった
今度会って話をしておこう、次回からは気をつけよう」

やってしまった事、反省点、注意点などを書くことにより意識が高まります

冒頭で「一喜一憂は他人を巻き込むからあまり良くない」と書きました
それは
自分自身の心の動揺が強くなり心労するから良くないのです

本当は自分自身の一喜一憂なのに他人はどう思っているのか?
実はこの部分が最も改善すべき点なのです

情報に振り回されてしまうということは
見えないところで多くの人を巻き込んでいます
近年はSNSなどの進化で誰でも簡単に深く考えずにツイートやリツイートします
それが危険な時もあるという事ですね

世の中に多く飛び交っている情報を見極めましょう

それが一喜一憂を抑え込む方法です

ここでのポイント
【一喜一憂はするものだから、なぜしてしまったか?検証が必要】

一喜一憂してアンチエイジング

話は大きくさきへ進みますが
アンチエイジングにも一喜一憂は一役かいます

アンチエイジングは
老化現象を抑制してできるだけ健康で元気な高齢者を目指すことです

感情の起伏は年齢で異なります
子供と思春期でも違うし20代と60代でも違います
また
生まれた環境、育った環境、遺伝子の違いでも異なります

「歳をとると丸くなる?」なんて言いますが
暴走老人ではないですがすぐにキレる高齢者も多いですね

平穏な若者もいますし感情は様々です
ただ
大なり小なり必ず感情は動くし動かされます

アンチエイジングにおける感情の変化は重要で
感情が薄れて来たりするよりは
喜怒哀楽をある程度自由に表現する人の方が老化現象は抑えられます

これは
心の訓練でありリハビリのようなものです

映画を見たり音楽を聴いて感動して涙したり笑ったりすることは大事です
これは一喜一憂と関係がないとも言えません
高齢になると過去を振りけることも多くなります
その時の注意点は
過去の嫌な思い出よりも嬉しい思い出を振り返りましょう

周りに誰かいればそのように導けば良いです
1人なら、意識して喜びだけを振り返るようにします

失敗談とか悲し出来事も振り返ってしまいますが
その時に重要なのは「今」です

つまり
「失敗談も今となれば良い思い出」と言えるような環境を作ることです

これは
特に若い人は意識すれば確実にできることです
人生は必ず失敗します
失敗から学び成長するのは誰もが経験します

若い時から高齢になって失敗談を語るシュミレーションも良いかも知れません
誤解しないでほしいのはシュミレーションのために失敗する必要はないです
(そんな人はいないと思いますが)

一喜一憂はアンチエイジングの一環でもある

ここでのポイント
【失敗で終わらせない事、失敗を良い思い出に変える事
一喜一憂がアンチエイジングの妨げにならないように意識する】

最後にまとめ

「八風吹けども動ぜず天辺の月」と言う禅語があります

科学技術の進歩が早い現代、情報も満載です

1人の人間が全てを網羅することは不可能です

自分が欲しい情報だけを選択しながら一喜一憂と上手に付き合いましょう

振り回されっぱなしでは本当に生きる事すら辛くなってしまいます

たまにはじっくりと心の中を整理して
今後の自分自身の事を考えて「今何をするべきなのか?」

この部分さえ焦点があってくれば一喜一憂には負けません