豚肉は世界中で最も多く食べられています
と言うことは、養豚も盛んです
豚肉の種類も多いと言うことになります

ならば品種はどんなものがあるんでしょうか?
ブランドと言われるものは何なのか?
日本ではどんな豚肉で種類で品種はなんだろう?

豚肉、ポークを探っていきましょう

豚肉の種類はたくさんあるのかな?

世界中で最も食べられている豚肉ですからさぞかし種類も多いと思いますが
ぶっちゃけ食肉として特に日本で食べられているブタの種類は
「雑種」です
と言われると話が前に進まないですねw

そんな中で「黒豚」と言われるものは「バークシャー種(B)」純粋の豚です
日本では唯一の雑種でない豚肉になります

ほとんどは
ランドレース種(L)、デュロック種(D)、大ヨークシャー種(W)、中ヨークシャ種、ヨークシャ種
などの種類を掛け合わせた雑種ですね

*ランドレース種は

原産地はデンマークです(首都コペンハーゲン)
アメリカンランドレース種が日本に輸入されて以来日本国内で多く飼育されています繁殖率、発育も早い

*ハンプシャー種

原産地は北米です(イリノイ州とかアイオワ州とか広い地域のコーンベルトと呼ばれる辺り)
活発な性質、放牧に適している、気温の変化に弱い

*デュロック種

原産地はアメリカ東部です
とても強い豚ですが足が弱いのが欠点

*ヨークシャー種

原産地はイギリスです
成長が早く早熟で出荷も早い。中国豚を掛け合わせたものが中ヨークシャー種。
(昔は日本でも多く飼育されていたが、大型化が進み最近ではあまり飼われていない)

 

ポイント

これらの種類を掛け合わせて飼育された雑種ですが
その雑種から色んな特徴のある品種が作りだされました
それが「ブランド」となるわけです

品種=ブランドと言っても良いと思います

 

ブランド豚と呼ばれるものはどんな豚?

黒豚

ブランド豚は飼料もこだわり生育期間も通常より長い
手間もコストもかかるから値段は高くなる
味にこだわるからブランド豚になる

当然のことだが通常の豚肉より赤身、脂身のバランスがよく
肉の甘みがあり味が濃い、臭みもなく柔らかい栄養価も高い

通常の豚肉にない付加価値をつけます
それがブランド豚ですね

その中で「黒豚」は純粋のバークシャー種であると書きました
日本でバークシャー種以外の豚肉を「黒豚」と表記することは禁止です

あくまでもバークシャー種の純粋の豚のみが「黒豚」です

なぜそこまで「黒豚」にこだわるかと言うと
「黒豚」はブランド豚の中でも最も上質とされています

国産で有名なブランド黒豚は
*鹿児島黒豚 黒豚は鼻、しっぽ、足先が白いんですw鹿児島では「六白」とも言われています

*アグー豚  沖縄の黒豚で、8ヶ月程度で出荷されるがサイズが小さな黒豚です
など

ヨーロッパで有名なブランド黒豚は
*イベリコ豚 スペイン原産黒豚で餌が「どんぐり」です

*ビゴール豚 フランス原産で成長速度が遅いから12ヶ月ほどしてからの出荷
など

その他の日本のブランド豚は

*阿波ポーク
徳島県畜産研究所。阿波ヨークが元でランドレース種とデュロック種の三元交配豚

*黒部名水ポーク
富山県で生産。ランドレース種、大ヨークシャー種、デュロック種の三元交配豚(LWD交配)

*高座豚
神奈川県産。ヨークシャー種、中ヨークシャー種、大ヨークシャー種、ランドレース種の四種類の交配

*平田牧場プレミアム三元豚
山形県平田牧場。LWD交配でなく、ランドレース種(L)、デュロック種(D),バークシャ種(B)のLDB三元交配

*東京X TOKYO X 「トウキョウX」
東京都畜産試験場。バークシャー種、ヂュロック種、北京黒豚の三元交配

などなど、ですが全てのブランド豚は書ききれません
250種類以上もあると言われています

掛け合わせのない純粋な黒豚ブランド
白豚どうし掛け合わせたブランド
白豚と黒豚を掛け合わせたブランド

三種類を掛け合わせたものが三元豚です

 

ポイント

四種類の四元豚と言われるものもありますが
養豚も歴史があり長年にわたって研究されて今のブランド豚があると言えます
単純に色々な豚をかけ合わせれば良いと言うものではありません
飼料も育てる環境も時間もコストもかかります

と言った感じの知識を知って豚肉を食べましょう

 

普段食べている豚肉はどうなのか?

豚肉パック

 

国内で養豚されて流通している豚肉は「三元交配豚」がほとんどです

ランドレース種(L)と大ヨークシャー種(W)を掛け合わせて
(LW)と言う※子取り母豚にデュクロック種(D)を掛け合わせた
(LWD)を飼育しているのが主に流通しています

※子取り母豚とは、繁殖用の雌豚です。

スーパーなどで特売とか広告の品とかは
いわゆる、ノーブランドの豚ですね

ノーブランドは普通に飼育して規格に沿って普通に流通している
その中で生産者は少しでも美味しくて価格を下げれる努力をしている
ある意味その努力が「付加価値」なのかも知れない

国産の養豚場も一番は収益が出なければやっていけない
費用対効果を見ながらの闘いであるとは思う
そういう意味ではノーブランドでなく
ブランド豚として販売したいと言う気持ちもわかる

正直そのあたりは今後の経済状況でかなり変動するであろう

その時に購入者の選択肢としては外国産である
外国産もブランド豚以外のノーブランドはたくさんある
日本向けに飼料なども工夫して輸出している国もある

日本で豚肉は最も食べられている肉であるし
日本の市場は外国の生産者も大切である
つまり
外国産だからと言って美味しくないとか口に合わないとか
そういう時代は過ぎ去りつつある

ポイント

外国産のノーブランド豚は十分に美味しいと思う
為替や世界の経済状況で変動はあるが
スーパーで安く買えるときは国内産でも外国産でも良いと思う

売る側も買う側もこだわりがあり
あれこれ迷うところではあるが、先ずは安心で安全そして美味しいが基本である

 

最後にまとめ

豚肉は国産も外国産も含めて今はとても美味しい時代である

お財布と相談しながらではあるが
たまには贅沢する時、普段食べるときは出来るだけ安いもの
上手に切り替えながら買うのが良い

時にはブランド肉をネットで検索して
じっくりと調べて納得して通販で買うとかも選択肢であるね

豚肉は栄養価も高くて手頃で使い道も多いしね

今後の記事でそのような事も書いていきます