豚肉の生姜焼き

日本の豚肉料理で生姜焼きは大定番ですね

豚肉を少し厚めに切った生姜焼きも美味しいけど
豚肉を薄く切った生姜焼きも捨てがたい

スタイルもたくさんありますね

豚肉のどの部位が生姜焼きには良いのか?
タレには漬け込んだ方が良いのか?
タレは市販のものでは駄目なのか?

生姜焼きを美味しく食べるために知っておきたいこと

探っていきたいと思います

豚肉の生姜焼きはどんな肉を使っていますか?

スーパーなどでは丁寧に生姜焼き用なんて書いてくれているものが多いです

それは精肉店では肉を大量に仕入れます

スーパーなどで売られている特売品やお勧め品はとても良いと思います

※豚肉の使い分けは下記記事を参照してください

その肉の筋や余分な脂をトリミングして製品として売るわけですが
部位によって硬い部位もあれば柔らかい部位もある
脂身が多い部位もあれば赤身が多い部位もある

それを一番わかっていいるのは精肉店です

とんかつ用であるとか生姜焼き用と表示しているのは
それに向いている部位でその料理に適したカットもしています
したがってスーパーなどで生姜焼き用と書かれた部位は買いです

その中で自分での生姜焼きのイメージがあると思います

ちょっと贅沢にポークソテー風の生姜焼きみたいな感じ
(肉が分厚くてフォークとナイフで食べる・・・)

スライス肉で玉葱と一緒に炒めて甘辛い生姜焼き
(庶民的な定食屋さんみたいな・・)

そのイメージ通り作りたければその肉を購入しなければなりません

スーパーの今日のおすすめ品が自分のイメージ通りだったらラッキーですw

一般的によく見るのはスライス肉の生姜焼き用でしょうか

豚ロースが多いと思います

この場合スライス1枚がそこそこ大きいので
家で敢えて切らずにそのまま使うと
薄くて大きな生姜焼きですが豪華になります

少し安く抑えたい場合はバラ肉のスライス、もしくは小間肉が良いですね
個人的にはこの脂身が多く入った部位が好きです

脂身が苦手な方はロース、肩ロースなどがお勧めです

ポークソテーのような分厚い肉で生姜焼きなら
肩ロースのとんかつ用、ステーキ用などがお勧めです
筋切りなどして分厚く大きなまま焼いていくのも良いし

一口大に切ってから料理していくのも良いと思います

やはり少し脂身が入っていた方が生姜が効いた甘辛い味には合うと思います

生姜焼きのタレに漬け込んだ方が豚肉も柔らかくなる

うすぎりぶたにくのしょうがやき

調理方法としては
豚肉に下味をつけて先ず肉と野菜を炒めるなり焼くなりして
途中で味(タレ)を絡ませていく方法

豚肉や野菜をあらかじめ生姜焼きのタレに漬けこんでおいて
焼くときにタレごと一緒に焼き上げる方法

どちらも正解です

どういう豚肉の時にどちらの方法が良いか?

少し高価な豚肉(ブランド豚)とかだったら
豚肉そのものの味をしっかりと楽しみたいですね

ブロックでもスライス肉でも下味はちゃんと丁寧につけて
タレはちょっと控えめの濃さの味付けが良い
そして漬け込みでなく、途中で味を絡ませる

豚肉そのものが柔らかく臭みもないので
焼き過ぎないように味も濃すぎないようにすると美味しさも増します

少し安価な豚肉の場合はタレに漬け込む方法がお勧め

タレには玉葱やピーマンの野菜も一緒に漬け込みましょう
漬け込む時間にもよりますが短時間なら少し濃い目
前日仕込みとか味付け冷凍なら少し薄めにしましょう

タレに漬け込むと一番は「糖」の親水性で肉は柔らかくなります
タレにフルーツ系(果汁でも良い)を入れるともっと柔らかくなる
(生姜焼きですからリンゴとかリンゴ果汁が合います)
タレに油系(サラダ油でも良い)を入れると柔らかくなる
(ごま油とかオリーブ油でも合います)

あれこれ入れるとタレだけでも原価が高くなりますから
そのあたりはお財布と相談して、また冷蔵庫の中身を見ながらですね

タレに漬け込むと肉が柔らかくなるなら
どんな肉でも漬け込めば良いと思うかもしれませんが
ブランド肉などはそもそも柔らかいはずです

どちらにも言えることですが
あまり強火で焼き過ぎないことです

強火でサット焼いた方が美味しいと思いがちですが
豚肉は生焼けは駄目です
中心まで火を入れなければなりません
中火位で全体に火を入れていく方が肉も硬くなりません

逆に火の入れすぎは硬くなりますからそこは経験値を高めていきましょ

豚肉の生姜焼きのタレは市販のものでも美味しいです

タレを途中で絡ませる方法でもタレに漬け込む方法でも
重要なのはタレそのものの味です

自家製で
酒、醤油、みりん、砂糖、生姜、ニンニク、パプリカ粉などの香辛料
ごま油やオリーブ油、フルーツ果汁などで作るのはとても良いことです

分量、割合さえ覚えておけばさほど難しいことではありませんし
独自のこだわりのタレが出来るかも知れません

ただ、難しくなくてもこだわればこだわるほど時間はかかります

そこで考えたいのは市販の生姜焼きのタレです

生姜焼きのタレと書いてあるだけに生姜焼きを作るには最適です
生の生姜も要らないくらい生姜エキスも入っています

時間が無い時や簡単にササット作りたいときは良いと思います

少し応用するなら
その市販のタレに独自のこだわりを入れたいですね

例えば生姜の千切りとか搾り汁を追い足しするとか
香辛料、スパイスとして
ニンニクとかバジル粉とかパプリカ粉を入れるとか
ちょっとピリ辛にしてカプサイシンとか豆板醤、一味や七味を入れるとかね

市販のタレに何か簡単に足すだけで一味も二味も変わります

生姜焼きはある意味、高級料理でもあり庶民の料理でもあります

日本料理でもあり、日本の洋食でもあります
もしかしたら日本の中華料理でもあります。

世界各国の色んな要素が入っている最高の料理かも知れないですね

最後にまとめ

生姜焼きは応用問題に答えやすい料理です
豚肉の部位も多様できるし
野菜も玉葱以外に他の野菜でも合います

最近では大根を入れたりする人もいます

また、タレもシンプルではありますが日本人好みの味です
マヨネーズを入れるなんてのもありですね
塩麹を使う人もいるようです

工夫次第で独自のレシピを開発しやすい生姜焼き
冷凍保存とかもしやすいですから万能ですね

おかずを考えるのに困ったときは生姜焼きが良いかも知れません