レバー

焼肉で真っ先にレバーを注文する人がいます

レバーが好きな人からすると分からないでもないですが
レバーが嫌いな人にとっては迷惑な話ですw

レバーが好きな人は嫌いな人に
「こんな旨いものが嫌いだなんて信じられん」
逆に嫌いな人は
「こんな臭いものが好きだなんて信じられん」

ここらあたりに嫌いな理由がありそうです

レバーが嫌いな理由を考えて見た

レバーが食べれない人の多くは臭いが嫌だって人が多いですね
好きな人から言わせると嫌な臭いでなくレバーの匂いだとなりますw

生レバーはもう食べることは出来ませんが
生レバーだと焼いた時ほど臭いはしません

肉や魚、卵ににも含まれる成分ですが
アラキドン酸がレバーには多く含まれています
それと鉄分もレバーには多く含まれます

アラキドン酸と鉄分が作り出している血液が反応すると
独特のレバー臭になるわけです

そのアラキドン酸と鉄分は脳の神経細胞の生成を促しているそうです

小さなお子さんでもレバーが良いと言われる理由です
高齢者の認知症予防にもベストな成分ですね

レバーを牛乳に漬けると臭いはなくなるとかありますが
完全に消えることはありません

牛乳に漬ける牛乳がもったいないですねw

肉は筋肉ですから赤いのは血液でなくミオグロビンです
鉄分の一種ですが肉を焼くと
これは肉の匂いであんまり嫌いって人は少ないですね

レバーは肝臓で血液がとても多く含まれています
この血液を抜く作業を血抜きすると言いますね
一般的に水に晒すと血抜きはできます

でもやはり独特の臭みを消すことは無理ですね

レバーが嫌いな理由として食感もあります

レバーは焼くとボソボソとした食感で
歯ごたえがあるとか弾力がある食感ではないですね

ただ食べ物は臭いと食感で味が決まると言っても良い
鼻が詰まっていると味が分からないと言うのは本当です

ですから
嫌いなレバーを食べるときは
鼻をつまんで目をつぶって食べれば食べれるかも知れませんねw

まあ、嫌いな人は無理にレバーを食べなくても良いとは思います

グルメ記事ではないですが参照してください
※苦手なことは意識して楽しいことに変えれば克服できる

レバーの下処理と保存方法

先ほども書きましたがレバーを牛乳に漬けると
確かに臭みらしきものは軽減されますが
根本的なレバーの匂いの素が無くなるわけではありません

レバーの匂いも旨みだと考えるとこれが不思議なことに
新鮮なレバーだとあまり臭いはきつくありません
時間が経つと共にレバー臭はきつくなり美味しくないですね

肉でも同じです

もちろん腐る状態のことではありませんよ

消費期限のギリギリの物程臭いもきつくなると言うことです

ですからレバーを買って来たらすぐに処理しましょう

スーパーなどでは切ったものが売られています
ドリップを吸い取るペーパーも敷かれていますから
昔ほどドリップ戻りを気にしなくても良いでしょう

基本、切ってパックに詰める前に血抜きされていますから
家で更に水に晒して血抜きすることはないのですが
サット洗う程度にして水気は拭き取りましょう

焼肉にするのならすぐに食べてしますのがベストです

焼肉以外で
すぐに食べないで冷蔵庫で保存する場合は
ラップとかパックに密封して2日は大丈夫です

それ以上は密封して冷凍しましょう

重ねず1枚1枚平らにして冷凍です
凍るのも早いし解凍するのも早いです

これは重要なことで

家庭用冷凍は急速冷凍ではないので
薄く平らにすることで品質が落ちにくく冷凍できます
解凍も早く解凍することで品質劣化が抑えられます

炒め物などにするときはこの方法が良いですね

中華料理でもレバーはよく使う

中華料理でレバーと言えばニラレバです

ニラレバ

焼肉のレバーは食べれなくても「ニラレバは食べられる」
そんな人がいるのは不思議なことではありません

これは中華料理のニラレバは香辛料がかなり効いています
そして一度油で揚げていますから食べやすくなります
味も濃い目で臭みが消えているようにも感じてしまいます

中華料理店で使うレバーはほぼ牛肉ですね
たまに豚レバーを使うお店もありますが
豚レバーの方が手に入りにくく高い時があります

牛と豚のサイズの問題と需要と供給のバランスの問題ですねw

その牛レバーもほとんど冷凍を使います
(原価を抑えるためです)

冷凍だから不味いと言うことではありません
牛レバーのブロックを使うのですが牛レバーはデカイですからね
1ブロック5㎏~7㎏ぐらいあります
薄皮で覆われていて部分的に血管や筋もあります
それらを取り除いて一口大に切ってからラップなどに包んで冷凍します

掃除する段階で血抜きなどもしますから
切ってから水に晒すことはしません
すぐに調理するか冷凍すると大丈夫です

そして調理する時はレバーに生の片栗粉をまぶして
180℃の油でしっかり目に揚げます

そのあと炒める際に
ニンニクや生姜お好みで豆板醤とか入れて
砂糖多めに甘辛く炒めるとレバーが味を吸ってくれますし
一度揚げていますから食感もしっかりとあり食べやすいです

さほど臭みもありませんから
中華料理のニラレバは食べれると言うことになります

ニラレバ以外にも「魚香牛肝」と言う味付けにすれば
※「魚香(ユイシャン)」甘辛酢香味
尚更香辛料が効いていますからレバーそのものの味は消されます

たまに鶏レバーを使うこともあります

トリギモ

基本的な処理は同じです

中華料理では
レバーは身体に良いと言う理由で
レバーペーストにして固めたスープもあります
正直レバー臭はきついです
でも
身体にはよさげですね

徹底的に香辛料などでレバー臭を消すか
レバーの臭いは気にせず体に良いと言うことを前提に調理するかですw

何とかして食べれるようになりたいのなら
色んな方法で上手くレバー臭を消して食べることが出来たら
身体にも良いですからナイストライと言うことになりますね

最後にまとめ

子供のころ食べれなかったものが食べれるようになることもあります

大人になりお酒を飲んでその勢いで食べられるようになった、とかね
それから何でも食べれるようになったりするかも知れません

昔は贅沢病なんて言われていた痛風とかも
最近では逆手に取って「痛風鍋」なんてのが流行っているそうですw

身体にあんまり良くないものは贅沢なものが多いのかも知れませんね

レバーは最近は少し高級な部位になってきましたが
身体にはとても良いと言うことだけは忘れてはなりませんw