高齢者孤独

100歳以上生きる時代で孤独というワードを考えてみます

孤独なんて無縁だと思っている人も
これは年齢を重ねていく中で必ず考えるワードです

若い時の孤独とはニュアンスが違います

自分自身と向き合う中での孤独の部分です
潜在意識としっかり向き合っていくということです

100歳の年齢に近づいてから考えたり悩んでいては
元気で生きる100歳でいられません

50歳を過ぎたあたりからゆっくり考えておきましょう

孤独を糧にすれば100歳になっても怖くない

孤独の定義は何なのか?っと聞かれると
それは自分自身がどう感じるか!につきません

哲学者や心理学者がいろいろな表現方法で示されていますが
自分自身が孤独だと思えば孤独なんです

人は生きていく中で家族、友人、他人を問わず
誰かがいるから孤独という言葉があるだけです

ありえない話ですが
生まれてから一生一人だけなら孤独はないのです

もう少し言うと
家族があり友人ができてパートナーが出来て子供ができて
歳を重ねながら人との触れ合いが多くなっていきます
その過程で人との摩擦や別れや辛い思いが孤独、孤独感なのです

性格にもよりますが
とにかくたくさんの人と一緒にいるのが好きな人もいれば
あんまり社交的でなく一人でいるのが好きな人もいます

いつも大勢でいるから、たまには一人になりたい時があるかもしれません
ただ
それらの状況は割と楽しい状況の中で一人の時間が必要だと考えられます

では孤独な状況を感じる時とはどういう時かというと
✅ 周りの視線とか考えを自分が勝手に想像してしまうときか

これは
人の視線や他人の考え方などは直接言われない限りあまりわかりません
なんとなく雰囲気で勝手に
自分自身の性格のことを言われているような
気になってしまう時ですね

対処法は
他人の事は気にせず
他人は他人、自分は自分という考え方に直す必要があります
あくまでも孤独感を
自分で作り出してしまっているだけです

ちょっとした気持ちの持ち方で変えることができるし
意外と歳をとっていくと他人の事などどうでもよくなります

もう一つの要因ですね
長年連れ添ってきたパートナーが亡くなるとか
親友が事故や病気で亡くなるとかしたときです

これは歳をとればとるほど確率は多くなっていきます

皆が同時に亡くなるときの方が珍しいことです

その時
大切な人ならば特に孤独に感じると思います

ある意味とても悲しいことですが
そこで孤独にずっと感じて何もできなくなるのは危険です

一時的に孤独になってしまっても
もともとの状況、環境になっていくんだということを
認識して覚悟しておくことが重要な部分です

つまり
100歳以上生きると決めたのなら
辛い別れや孤独を多く感じる機会が増えるということです

それさえ潜在意識に落とし込んでおけば孤独は怖くありません
むしろ
孤独の感覚をたくさん味わうことによって
それを糧に頑張って生きようと思えます

50歳を過ぎたころは特に何もなく
不満や愚痴を言いながらでも楽しく過ごせているかもしれません

それはとても良いことで幸せなことです

ですから尚更ですが
少しの時間を無理してでも作りパートナーとお互いの孤独について
話をするのも良いかも知れませんね

たとえ一人になっても長生きしてほしいという意思を伝えておくことです

それをお互いが共有していれば
孤独なんて全く怖くありませんし
もしかしたら孤独の時間は100歳過ぎてもお互い短いかも知れません
(お互いが100歳以上生きるという意味です)

ポイント
パートナー以外でもそうですが
孤独とは色んな人たちの思いを糧にして生きることだと思います

孤独は寂しいものではない

今までパートナーと会話を楽しんだり
旅行や食事を楽しんだりしていたものが
パートナーがいなくなることにより
楽しみが激減というか無力感を感じ
過去の事ばかりを思い出してはまた力を落とす
その繰り返しが寂しいという言葉になるのかもしれません

しかし
孤独は愛してきた人や
たくさんの思いを糧にして生きるんだということが理解できれば
一時的な寂しさから次の段階へ行くことができます

その次の段階が100歳以上生きるためには重要です

まず精神的な気持ちの切り替えを確認しましょう

これからの時代孤独老人は増えます

少子高齢化で子供が少ない身内が少ない

医療の進歩により年寄りが割と元気であるがゆえに
老人の一人暮らしが増える

子供たちも仕事や経済的理由で親との同居が厳しくなる

親も子もお互いが迷惑をかけたくないから
別々に暮らしている方がストレスがかからない

その親たちも最初は夫婦仲良く年金などで老後を楽しんでいたが
いずれは一人となりそのまま老人の一人暮らしとなる

などなど
様々なケースはあるにせよ
一人でも生活できている老人がいずれ孤独老人となります

孤独老人はだんだんと肉体的にも衰えていきますから
外へ出る機会も少なくなり人と話す機会も減ります

それがだんだんと引きこもりとなり
孤独から孤立する状態になります

この孤立状態は危険です

その根本的な原因は先に述べた物理的なことよりも
精神的に衰えていくことにあります
この精神的衰えは肉体の衰えからも来ますから
その防衛策として
意識してできること(行動)をやることです

何をやるかですが
✅ 例えば料理は出来るだけインスタントに頼らず
  一品でも良いから自分で作る

✅ とにかく意識してウオーキングなどをして
   外に出て紫外線を浴びる

✅ できるだけ規則正い時間の中で生活することを心掛ける
   〇 起きる時間、食事時間、寝る時間
               テレビなどもダラダラ見ずに好きな番組だけを見る
               ビデオなども好きなものを見るのに有効です

✅ お金がある程度使えるなら
   サークルなどを見つけて自らが出向いていく

✅ 楽器ができるならできる楽器をやり続ける
   もう少し踏み込んで仲間とライブなどを行う

✅ もし、なかなか外に出るのが難しい人で
   パソコンができるならブログなどを書いてみる
        自分の好きなことについて記事を書き発信していく

        ブログ以外にもSNSなどで発信することにより
        仲間作りのきっかけにはなる

これらの例も様々ですが
とにかく自分ができることをやり続けることです

これってね
当たり前のことで
一人だから何もかもやらなければならないはずなんですが
意識してやり続けないとめんどくさいという気持ちが勝っていくんです
そうなると
食事もほぼインスタントでお湯すら沸かすのがめんどくさい
今までウオーキング1時間していたのに
めんどくさくなって30分になりいずれやらなくなる

とにかく外に出るのがめんどくさい
パソコンすら開くのがめんどくさい
挙句の果て
一日中ダラダラとテレビを見て
一人で文句を言ったり愚痴を言ったりして肉体的に弱っていく
そうなると
過去の失敗やできなかったことばかり思い出し
これから先の事などどうでもよくなっていく

こうなるとかなり危険です

合わせて読みたい記事

孤独のメリットとデメリットを理解する

最大のメリットは
孤独はだれにも邪魔されませんから自分の好きなことができます

そして最大のデメリットは
逆に駄目だとかちゃんとやりなさいと意見を言ってくれる人がいないから
怠けることもできます

ここにすべてがあると思ってください

孤独は自己管理するしかありません

規則正しく
時間の管理、お金の管理、肉体の管理です
それらを意識していないと負のスパイラルに陥ります

過去を糧にするのんです

50歳を過ぎ60歳を過ぎて100歳以上生きるというストーリーを描きましょう

小説、特にミステリー小説などは綿密な仮説を立てて
終わりをどうするかなど面白おかしく展開を書きますよね

自分の人生の未来の仮説を立てると面白いですね

ただフィクションは物語通りに進むはずですが
ノンフィクションはそうはいきません

しかし
人生の仮説(生きる夢)を立てていたなら
思いがけないことが起きても修正してまた進めます
それは仮説の終わりが書けているからです

ポイント
きっと
思いがけないことの方が多いと思いますが
それに柔軟に対応していくだけの体力(元気)のために
孤独の自己管理をしましょう

孤独で特に注意しておくことがあります

おさらいになりますが
孤独すなわち一人でいるというときです

孤立や孤独感というあまり深い意味でなく
老人になれば必ず孤独になっていくものだということです

もともと人は孤独であり
人生の展開の中でたくさんの事を感じて学びもして喜びも悲しみも感じて
多くの自分ヒストリーができます
そしてそのヒストリーを糧にして孤独になっていきます

そのことを理解したうえで
老人になると若い時とは違い肉体的に弱っていきます

その人にもよりますが
頑張って運動して気力を少しでも落とさないようにする人
何らかの病気でだんだんと筋力も落ちていくが何とか元気ではいる人
とにかくすこぶる健康ではないけれど一人で生活している人
などなど

先にも書きましたが男女問わず一人、孤独で生活している人は多くなります

その時に注意したいのが
家族や身内などとほとんど連絡はしていなくても
全くの音信不通にはしないことです

携帯の電話番号は何かあったときには必要です
メールでも何かあったときには必要です

何かあったときというのは怪我と病気ですね

健康ではないけれど何とか元気で一人で生活している人は
少々の怪我とか病気なら自分で病院へ行き治療できます
まあ、月に1度くらいは病院へ行っている人も多いと思いますが
そうでなく急な体の変化ですね

コケて骨折して救急車で病院へ行き入院とかです
病気でも同じことがありえます

その時にはすぐに連絡して一時的な手助けはお願いしなければなりません

その後時間が解決してけがや病気がある程度治れば
また元の生活に戻れます

それよりも怖いのが
意識がなくなるような急変の時です

倒れて一時的に意識がなくなりその後自分で気が付けばどうにかなりますが
そのまま意識がなくなり命も亡くなるというケースは
現実としてよくあることです

一日に一度は誰かと接触する人は接触した人が救助してくれますが
全く誰にも接触しない人は特に注意が必要です

そういう時に役立つのがパソコンやスマホです

最近はアプリなどでお年寄りを見張ってくれるものなどありますが
特別なアプリを使わなくてもブログやSNSが役に立ちます

ツイッターなどは特に良いと思います
毎日「おはよう」だけでも一言呟いておくだけで
元気でいるということがわかります

勿論
家族や身内、友人などがアカウントをフォローして
毎日チェックしてもらう必要はありますが

さほど難しくない作業でもあります

そういう意味では歳をとってもスマホぐらいは持つ必要がありますね

ポイント
現代の50代、60代は問題なくスマホやパソコンは使いますから
それをこれからも使い続けることが重要です

最後にまとめ

100歳以上生きようと決めることがまずは重要です

身体がしんどくても経済状況がしんどくても
ある程度元気なら孤独でも生きることができます

過去ばかり振り返ってしまい
先を見ようとしなければ力は沸いてきません

肉体の衰えは精神的な衰えになります
少しでも動いてできるだけ日常生活に支障のない体力を維持して
できることを少しずつでも良いですからやり続けることです

とにかく少しずつでいいんです

やり続けることが重要です