帆船

松樹千年翠(しょうじゅせんねんのみどり)と言う禅語です

松樹千年翠は普段はあんまり使わないですね
もしかしたら初めて聞くかもしれません

しかし
松樹千年翠の意味を知れば凄いことが起きます

勿論意味を理解して行動しなければなりませんが
難しことではないのです

自分なりに理解して出来る事から始めましょう

自分自身の価値は先ず自分自身で磨き上げましょう

松樹千年翠
(しょうじゅせんねんのみどり)

この言葉の美しい響きを見てみましょう

松の葉、針葉樹は
美しい彩鮮やかな花のように目立ちはしないが
何百年、それ以上(ここでは千年)
暴風、豪雨、豪雪にも耐えて
毎年鮮やかな新芽をつけて翠を維持している

直訳も素敵な言葉ですね

素直に捉えれば良いと思います

時代の変化を見極めて振り回されてはならない

時代の変化と共にあれが良いこれが良いと迷い
挙句の果てに
華やかで面白そうなものに人は眼がいってしまいがちです
そこで思うことですが

「本質的な変わらない価値を見失っていないか?」

目立つものだけに捉われず確かで大事な存在を忘れてはいけないよ

と言うことです

では
確かで大事な存在とは?

物質的なものは置いといて目に見えないものを考えると
神や仏と言う人もいるが
それも信仰の自由であるから良いとしましょう

誰もが身近に持っているものは自分の心の中にある価値です

これも単純に考える方が良いですね

生まれてきたことそのものがその人の価値である
人それぞれに与えられた価値と言っても良い

環境も違えば性格も違う
それぞれに素晴らしい価値があるね

ただ年月と共に
外から入ってくるもの、見るもの、聞くもの
それらに気持ちが行ってしまい
本質の自分自身の価値を置き去りにしてはいないか?

つまり
外には素晴らしいものはたくさんあるし
凄い、素敵だ、あんな人になりたいと思うし
そう思い感じることはとても良いことですが
肝心の自分自身の価値を入れておくための器の蓋が
閉ざされていれば何も入ってこないね

器はいつも蓋を開けて受け入れ態勢を準備しておく
そしてその器をいつも磨いておく
そうすれば良いものだけが入ってきて尚且つ
器が綺麗だから入ってきたものもより美しくなる

ポイント
それが元々あった自分自身の変わらぬ価値と融合すれば
今までにない価値、すなわち付加価値となります

下記記事(洗心について)も参照してください

本質の価値をずっと磨き続ければ
付加価値も多く生まれる
それがその人の器の大きさと言われるものですね

最後にまとめ

自分自身の器は自分でしか磨けないのです

器の中も外もしっかりと磨きベストな状態を維持しましょう

不思議ですが綺麗な器には綺麗で美しくて良いものが入ります